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知だらけ080:マイルストーンを設置する
あまりにも遠いゴールを、ひたすら目指すのは疲れます。マラソンでもそうですが、必ずゴールの手前にいくつものマイルストーンを設置しなければなりません。10年後に完成を目指すライフワークなら、1年刻みにマイルストーンをおきます。
単なる通過点なのですが、そこに到達すると達成感が生まれます。達成感は、貴重なエネルギー資源となります。新たな気持ちで継続させてくれる、いわゆる背中を押すエキスがあるのです。
それゆえ、生涯にわたって極める何かがあっても、1年、四半期、1ヶ月、1週間、毎日などにそれをおき換えることが大切になります。これをやらなければ、日常にゆとりが生まれません。充実した日常の創出は、こうした計画の巧みさからしか生まれません。
目標を設定し、それをクリアしたら、味わえるのが達成感です。会社は営業マンに、年間販売目標を与えます。もちろん営業マンはそれを達成した場合に、年に1度の達成感が味わえます。営業リーダー時代、塾長はこれを月間目標に改めました。達成感をより多く体験してもらうためです。そして最終的に、部下には毎朝「その日の成果を思い描かせる」に到るわけです。
達成感には、その人を次なるステージに引き上げてくれる力があります。やったという満足感が、経験知となるからです。
塾生には、年や月単位の目標は不要です。塾には「ブルーレット作戦」(知だらけ020参照)を提唱しました。1週間単位での目標設定です。そのうえで、毎日の設計も怠らないようにと説明しました。
今週中にこの本を読破する。月曜日にそうしたゴールを設定し、日曜日に時間をやりくりして何とか読み終える。ただ漫然と行う読書との違いは、「達成感」として現れます。たかが読書と考えるなかれ。大切なことは、繰り返し実感する「達成感」なのです。
達成感は、自然に自分を一段上のレベルに引き上げてくれます。ゴールを設定する意味は、ここにあるのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年01月16日 03時19分30秒
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