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カテゴリ:知だらけの学習塾
知だらけ088:営業活動は量よりも質・起業する(5)順調に走っていた私の肩を叩いたのは、新参の本部長でした。営業部の評価を「量」でおこなう。日報をマークシート方式に改める。突然上司として降臨してきたその人の施策のすべてに、反対しつづけました。
必然、肩叩きに遭遇することになります。サラリーマンですから、上司運が悪ければこういうことになります。窓際の席に追いやられ、仕事を奪われた私は、退職後にそなえて「営業リーダー道」に関する執筆をはじめました。同行道、会議道、面談道、日常道と書き進めながら、私のなきあとの営業組織を観察していました。
窓際での1年間。私は理想的なリーダー像とあってはならないリーダーのギャップを追及していました。そんなとき、支店長会議で革命的なできごとが起こりました。マークシートに改悪された日報で、訪問件数が低いとなじられた支店長が決起しました。
――量ではない。大切なのは営業活動の質です。
たちまち賛同の嵐が巻き上がり、私を窓際に追いやった上司は炎上してしまいました。私が執筆中の文章のタイトルを「質を測るものさしあります」と決めたのは、この瞬間からでした。本書はすでにエルゼビア・ジャパンから出版されています。
その後、伝説の「SSTプロジェクト」事務局長として、名人芸移植プロジェクトを経験することになります。きちんとした同行指導により、1年間で24%も業績を引き上げたプロジェクトです。雑誌「プレジデント」をはじめ、数多くのメディアで取り上げられましたので、読んだ方がいるかもしれません。(明日につづく) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年01月24日 04時02分59秒
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