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カテゴリ:銀塾・知だらけの学習塾
067:連想術を学ぶ
――第5講義:考える Q:「紙くずかご」から連想されることを、すべて書き出してください。(5分) 定期購読していた雑誌にこんな設問がありました。書き出してみました。そして本文を読み進めました。自分の「連想力」のなさに、がくぜんとさせられました。 以降の文章を読む前に、必ず書き出してみてください。そのうえで、以下の紹介文を読んでください。 「言語連想術」という、文章の訓練方法があります。(『國文学』1975年9月臨時増刊号、林四郎「文章を書く力とは何か」) かなり古い文献ですが、まだ活き活きとしています。あなたが挑戦した結果と、照らし合わせてみてください。 紙くずかごから、あなたはどんなことを連想しましたか? あなたが連想した単語は、次のどの要素が含まれているでしょうか。該当するものにレ点をつけてみてください。似たようなニュアンスの単語は、正解とします。 1□中に入るもの(ゴミ、紙、手紙、紙くず) 2□中に入っている状態(たくさん、はみ出し、乱れ) 3□存在場所(公園、職場、部屋、雑踏) 4□形状(丸い、四角、細長い) 5□必然的に関連する行為(ちらかす、そうじ、整理) 6□まつわる感じ(きたない、吹き溜まり、清潔) 7□関連する社会事象(公害、道徳) 8□象徴される事象(勉強、失恋、人生) 表層的なことしか発見できない自分に、気づいてもらえれば幸いです。ちなみに塾長は、7、8に弱点がありました。それからは、ものごとを広く深く考える訓練を継続しています。 親しい友人との会話は、まさに連想術の世界です。相手の話のなかからキーワードを拾って、話が次々に飛びます。これを頭のなかで、ひとりでやるのが訓練の第一歩です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年12月10日 03時11分39秒
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