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カテゴリ:みーはー
劇団四季の保坂知寿と山口祐一郎が退団後に初めて共演する舞台、
そして新作ミュージカルというので楽しみにしていた。 レミゼやミスサイゴンの脚本・作曲コンビ、ブーブリルとシェーンベルグの最新作なのね。 16世紀のアイルランド、女王エリザベス1世の統治下に実在した 海賊の女王グレイス・オマリーの生涯を描いた作品で、 女性の心の気高さにおいて、敢然と立つ二人の女性の愛と対決の物語、とのこと。 結論から言えばよく出来てるミュージカルで楽しめた。 アイリッシュダンスがなかなか迫力あるし、 女性ならグレイス・オマリーにはごく自然に共感出来て、ガンバレ~と思うし。 あんまり親しみやすいメロディーはなかったけど、この二人の作る作品て、こうなのよね。 保坂は退団してどうなるかなあと思っていたが、変わらず魅力的。 私は四季ではこの人が一番好きだったので、辞めたのは残念なものの、 こうやって舞台女優としてこれからも活躍してくれたら嬉しいなあ。 対照的に、山口祐一郎はなんか、とってもヘタクソになって。。。どうした?って感じ。 妙に声が高くて、口先だけで歌ってるみたいだし、オーラがない。 果敢なグレイス・オマリーが、命を賭けて愛する男にゃ、とても思えないのよ(^^;) ヅラが似合ってないのもあるんだが、うーん、今回はかなりがっかり。 エリザベス女王の涼風真世は、最初に登場して来たら、 宝塚のマリー・アントワネットそのものの台詞回しなんで吹き出しそうになり、 もういい加減にそりゃやめた方が今後のためだと思うけど、 長年染みついたヅカ調女王のイメージは、なかなか取り外せないのかも。 でも保坂との歌の掛け合いのところとかは、とてもよかった。 アイリッシュダンサーは、本場の人と思える外人さんが何人か入ってて やっぱり日本人ダンサーとはゼーンゼン、じぇんじぇん、違った。 脚がどんなに激しく動いてても、上体はびくともしないもん、 肩から首のライン、背筋の伸び方の違いも一発で見てとれる。 私はアイリッシュダンスは、この上体が動かないのがつまんなくて好きじゃないのだが、 こうやって見せつけられると、どんなに大変なダンスかよくわかる。 好きじゃなくても尊敬するわ、アイリッシュダンサー! ケルトの民族楽器も出てきて、きれいな音色にも癒やされて帰ったことでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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