【ガッケンフレックス】ガッケンフレックス
二眼レフカメラというカメラがあります。ファインダーレンズと撮影レンズの2個のレンズが上下に連なっているカメラのことです。2つのレンズはほぼ同等スペックで共通のピント合わせ機構を持っていて、ファインダー用レンズでピントを合わせると撮影用レンズでもピントが合うようになっています。戦後の日本において人気を集めたカメラでした。その起爆剤となったのが、1950年に発売された6,800円(現在の価値に換算すれば約250,000円程度の価格です)という低価格を実現したリコーフレックスIIIです。海外製のローライフレックスをはじめとする二眼レフカメラが当時で30,000円以上という時代に、6,800円は驚異的な低価格で、そのため人気を集めました。元々二眼レフカメラは製造者側にとっても構造が単純で簡単に組み立てが出来るカメラであったことから、リコーフレックスIIIの人気を見たカメラメーカーが続々と製造を開始し販売するようになり、日本に二眼レフカメラブームが起きました。1955年頃を境に大衆向けカメラの地位はレンズシャッターカメラに代わったことにより、販売数は低下し、日本の市場から姿を消すことになります。そんな二眼レフカメラを復活させたカメラが2010年に発売されます。大人の科学マガジンの付録としてつけられたガッケンフレックスです。通常の二眼レフカメラが120mmフィルムを使用するのに対して、このカメラは普通に売られている135mmフィルム使用のカメラとして登場しました。なお2008年にPowerShovelよりblackbird, flyというカメラが発売されますが、これはピントが目測式であることから、厳密には二眼レフカメラではありません。今日はそんなガッケンフレックスで撮った写真を載せます。撮影場所は東京都荒川区にある都電荒川線が走る付近です。撮影時期は、2013年4月です。▲都電の面白さは、道路を電車(路面電車)と車が一緒に走る、そんな面です。▲都電荒川線は、荒川区から新宿区を結ぶ電車で、とても便利なため、多くの人が利用しています。▲都電荒川線はいろんなデザインの車両があります。▲あらかわ遊園に展示された都電です。▲都電荒川線9001号車両です。僕が大好きなデザインをしている車両です。なおこの9001号で、あらかわ遊園に来ました。さてこのガッケンフレックスですが、使ってみてビックリしました。しっかりとした二眼レフカメラだったからです。ファインダーでピントが合わせられる点で完全な二眼レフカメラでした。ファインダーレンズと撮影レンズの2個のレンズがっかり撮影レンズと連動しています。ただ今まで発売されてきた二眼レフカメラと異なり、絞りとシャッタースピードは固定という仕様になっていますが、付録として付いていた…トイカメラのようなカメラではあるのでそれは仕方がありません(そこまで出来るようにしたら、価格は普通のカメラ並みになってしまい、付録として付けられるものではなくなってしまいます)。この点を除けば二眼レフ以外の何物でもないカメラなので、二眼レフカメラ入門機に十分になるカメラです。これを付録としてはい初した、学研も凄いなって思いました。撮れる写真は、真ん中だけピントが合いますが、周辺はボヤケるという、まるでホルガのような感じです。ただ写真として十分に使えるレベルであり、付録のカメラとは思えない写真が撮れます。これがあれば他のトイカメラは要らないのでは、と思いました。普通の二眼レフは120mmフィルムを使用するため、お金がかかるんですが、このガッケンフレックスはどこにでも売っている135mmフィルム使用なので、お財布に優しいのもいい点です。このガッケンフレックスですが、まだ入手は可能ですので、二眼レフカメラに興味がある方にはおすすめしたいと思います。【今回の使用カメラ】【ポイント10倍】学研 大人の科学マガジン 25 二眼レフカメラ東急ハンズ 楽天市場店【使用フィルム】富士フイルム フジカラー SUPERIA X-TRA 400 35mm 24枚 2本 135 SP400X-R 24EX 2SB富士フイルム フジカラー SUPERIA X-TRA400 35mm 24枚撮 2本パック [SP400X-R 135 24EX 2SB]オンラインショッパーズ▼良かったらクリックして下さい。にほんブログ村