|
カテゴリ:日々是好日
香川県の都村長生という方が、WEBサイト「長生塾」を開設している。「問題解決
型の新しい政経塾」で、その一部に投稿に対するQ&Aのコーナーがある。 そこで、 【Q59】香川の農業が生き残るには(2003年10月)香川の農業はどのような方 向に進めばいいのでしょうか。(ここを参照) ...という質問に対して、「日本では農業ビジネスは成り立たない」と明解に応え ている。 このQ&Aをめぐって、最近、僕の参加している百姓メーリングリストで「こうはっ きり言われてしまうとなかなか反論しにくい」という投稿をキッカケにちょっとした 話題になった。 当然、自ら選んで百姓をやってる人間が主なメンバーだから、はい、そうですかとス ゴスゴ引き下がるはずがない。 直ちに予想される反論は、 ○農業は、単なるビジネスではない ○様々な社会的機能を果たしている(環境、食の安全、食糧の安全保障...etc) というものだ。 それでも、ビジネスとして成り立たず、農業就業者は高齢化する一方で、後継者もい ないとなれば、如何に高邁な「社会的機能」を論じようと、要するにジリ貧だ。 都村氏は、その急所をズバリと突いているわけで、「生き残るにはどうしたらよいか」 という質問に「既に死に体です。サッさと死んだほうが、世のため人のためですよ」と は云わぬまでも、実質、そう答えている。まことに容赦ない。 この容赦のない明解さが、様々な農業「保護政策」に(その癖、ジリ貧に陥る一方だ!!) 不公平感を抱いている都市サラリーマンに囃される理由だろうか。 *************************************************** ★有機農業のことを書き半端にしたり、あれこれ「宿題」を放り出したまま、突然ダン マリに陥ったりと申し訳ないですが、なにせ百姓が本業ですから、そこは大目に見てくだ さい。 ★「耕す生活」と題している以上、その生活の土台を根底からひっくり返すようなこと を云われて黙っているわけには行かぬので、暫くこの問題をいろいろな角度から考えて みようか、と思い立ったわけです。 ★「日本に農業はいらないか」と題してみましたが、主題に関連して、折に触れ読者の 皆さんの感想・意見・経験などコメントして頂ければ幸いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005/04/23 10:17:35 PM
|
|