電気毛布の危険性
電気毛布は、 -「身体を休ませない」「眠りを浅くする」「体調維持を難しくする」-電気での加温は、ノドがカラカラになったり、皮膚をカサカサにしたりします。それは皮膚の温度が上がり発汗が進むためです。当然、肌にも悪く、老化を進めてしまいます。さらに、通常、睡眠中は脳や内臓の温度が下がって休息するのですが、寝具の温度が高いと体内温度が下がりにくくなり、心拍数も増加してしまいます。入浴中に寝ると危険と言われるのも、同じ理由です。ある実験によると、電気毛布を使った場合、未使用時より15%ほど心拍数が増えたといいます。つまり、心臓への負担が大きくなるということです。日本睡眠環境学会で発表された論文の中に、電気毛布の使用について次のような記述がありました。「睡眠時の本来ならば、体温が低下すべき時刻に、体温の低下が軽微であることは、疲労の回復には、マイナスの効果をもたらす可能性が大きい。」つまり、これは本来、睡眠中に体温が下がって身体や脳が休むはずなのに、外部から電気で温められ、体温が下がらず身体の回復機能が妨げられるため、疲れがとれないということです。また、その他にも「電気毛布を使うと、ウトウトした浅い眠りには速く入れるが、逆にぐっすりと深い眠りには、入ることが難しくなる。」とレポートされています。⇒電気毛布の危険性