8月8日、西日本から東海にかけて台風の影響が出ているなか、東京多摩の片田舎に広がる夕陽はあまりに印象的だった。この日、いつものように居間で荷物整理をしていたのだが、なにやら西の窓からさしこむ光が真っ赤になっていたのだ。窓辺に置いたものすべてが赤く照らされ、作業をする己の手をも真っ赤に染めている。
えっ?なに?火事??
慌てて南側の窓からベランダに出てみると、夕暮れの青空に赤き雲がにじむように広がっている。
久々にみる夕暮れらしい夕暮れ風景だ。
スカッと広がる青空も好きだが、このような夕暮れ時の風景も勿論好きである。
寝室から北西側の空をみれば、それはまさしく燃えているような空。どこか怖さすら感じられるくらい。
こんな空を見てしまうと、弾かずにはいられないのがまたまたシューマンの「夕べに」。最近、なにかにつけて「夕べに」を引っ張り出してくる私だが、こんな時こそ弾かねばならない。
最近ピアノ練習をさぼり気味だった私に対する、空からのプレゼントかもしれない。
しばし自分で奏でるピアノの音色に、夕暮れの風景を編み込みながら・・・
p.s 8月8日のNHK教育のスーパーピアノレッスンは、高校野球番組の延長により翌週15日に放映するとのことだ。番組録画予約をされていた方はほっと一安心ではないだろうか。私は野球延長に備えて22時まで録画予約時間をのばしていたのだが、あまり意味なかったようだ。