ザ・クラウン シーズン2 第3話「リスボン」Lisbon
おはようございます、ひなこです。大きな地球儀を使って、子供達に父の行先を教える女王。「ここもここもここも、全部私達の領地なのよー。独立しようなんておバカなことを考えなければね」まだ明るいのに、もう子供の寝る時間なんだ。女王「子供達のベッドの横にエディンバラ公の写真を飾っておいて下さる?5か月というのは、子供には長い期間ですからね」さすが、女王様。人に命じる口調が板についている。パーカー夫妻の離婚手続きに入ることを知らせる手紙を読むマーティン。早速トミーに電話。トミーは引退してますから、銃の手入れなんかしてたんですけどね。機内で口ひげの手入れをするイーデン。3週間のジャマイカでの休暇から戻って来たところで、機内から出るとすぐ「体調は万全です!」と演説。宮殿では、うきうきムードで、フィリップから届いた手紙を朗読する女王。ファミリーメンバーが集まっています。同時に届いた8ミリ映像も上映されて、ペンギンさんも映ってます。マーガレットが「髭を伸ばしてるわー」と否定的に言うと、「その方が探検家っぽいじゃない」と女王。氷上テニスをやっているのを見て、「あらあら、テニスをやってるわよ。とってもおバカさんね」と楽し気に。そうか、ストューピッドよりスィリーの方がお上品なのね。映像を見る目つきから、女王のフィリップに対する愛情が感じられます。引退したはずのトミーがバッキンガムに戻ってきます。女王は、どこかに休暇で出かける所のようです。「ウィンザーですか?」「いいえ、ほにゃららよ」ひなこ、聞き取れず。(後にネットフリックスには日本語吹き替えとか日本語字幕とか選べる機能があることを知ったが、この時はまだそれを知らず)トミーは女王を見送ると、即マーティンと打ち合わせ。パーカー夫妻の離婚問題についてです。フィリップに手紙を書く女王。それを船上で皆に読み上げるフィリップ。イーデンを批判する新聞の見出しを見るイーデン。「政治家には、正義はないんだ」と同じ党の仲間に裏切られるイーデン。辞職することに。オーストラリア政府を思い出すひなこ。トミーがパーカー夫人に会いに行く。「これは奇遇ですな。隠居の身ですからな、暇なんです。ナポレオンの遠征についての本を読んでいたんです」なんて言ってますが、勿論偶然ではありません。「離婚手続きの告知を、少し遅らせてもらえませんか」とお願いに来たのです。奥さん、ムッとしてますねえ。イーデン首相は汽車に乗って、女王に会いに行きます。駅に到着すると、そこにいた人々から非難ごうごう浴びます。女王に「私は国家よりも自分の健康を優先することにしました」と辞職願いをし、あっさり受領されます。「あなたはスエズで戦争に急ぎ過ぎましたね。ウィンストン(チャーチル)のように、何もしないというのが一番の解決法なのです」と叱責。次期首相はマクミランです。汽車の中で、マーティンが、「実はパーカー夫人が離婚手続きを始めます」と女王に告げる。「実は、ランチクラブへの手紙がありまして。ロイヤルツアーについて書かれた手紙です」「どんな?」と女王は尋ねるのですが、マーティンの表情を見て、「それについては聞かない方が良いようね」と話を終わらせます。マクミランが女王に会いに来ました。スエズの責任を全部イーデンのせいにしようとしますが、女王に「あなたも賛成してたわよね」とその態度を批判するように言われます。マクミランは、ぐっとこらえてそのまま退場。船上のマイクが、妻の離婚手続きについての知らせを受け取ります。フィリップにそのことを言いに行くと、フィリップは絵を描いてました。女王がパーカー夫人宅の前で駐車した車の中で待っています。パーカー夫人が戻り、家の中へ移動。彼女も以前、女王の許で働いていた人のようです。「あなたの結婚生活が大変なようだと耳にしたのですけれど、私に何かお役に立てることはあるかしら」パーカー夫人「もう何年も前から私達の結婚は破綻していたんです。マーガレット女王のスキャンダルがありましたから、私我慢してたんです」夫がランチクラブに書いた手紙を女王に見せる。「お読み下さい」「王族のために自分を犠牲にする生活。それが私の人生の全てでした。でも、もううんざりです」新聞、大見出し。「アイリーン・パーカー、離婚手続きを発表」女王は朝食を食べる。これぞ、イングリッシュ・ブレックファースト?船上のマイクとフィリップ。フィリップ「辞職願いは今してもらおうかな」ここのシーンの二人の芝居も良かった。マイクが辞職を乞うと、1秒の間もなく、「アクセプティッド」と言うフィリップ。王家を護るのが一番大切なんだな、と。マイクが下船すると、記者が沢山待っていました。マイクの離婚騒ぎで、フィリップのスキャンダルや、前の王のスキャンダルなどが新聞に書き立てられます。クイーンマザー「今すぐフィリップを飛行機に乗せて、国に戻しなさい」引退したはずのトミーがすっかり仕事に復帰してます。事の重大さが伝わります。トミーの隣には、マーティンがいるんですが、主導権を握っているのは、トミーです。「それも良い案だとは思われますが」と別案がある様子。船上。前から船員(海軍の人)が二人歩いてきたら、フィリップの方が道を譲った。なんかこう、権威のない人だよね。船のコマンダーから、今後の予定が変更になったと命令があったと伝えられます。髭をそるフィリップ。王様なら自分で髭そらないんだろうな。ハート模様のネクタイを手渡され、「ハートのネクタイなんてしないよ」と言うフィリップに「そのように指示がありましたから」とお付きの人。「帽子は嫌いだ」「帽子もです」飛行機のタラップの下には、マイケルが立っています。(あれ、私マイケルとマーティンって名前を混同してないか?!)帽子をかぶったままのフィリップに、「お帽子を!」と脱ぐように促します。機内には女王がいて再会。フィリップは「ダーリン」なんて言うのですが、女王はムッとしてます。「後で話し合いましょう」とそっけないです。でも、記者たちの前ではニッコリ笑って、手を振るところがさすがの女王様。ここで、シーズン2の最初のシーンに戻ります。雨の中、男達が走っている。船が港に近づく。船の中、フィリップと女王の話し合い。フィリップ「僕は、恥をかかされてばかりだ」女王「それは私のセリフだわね。この数週間、私がどんな恥ずかしい思いをしているか。とにかく、私達の結婚生活はユニークな状況になっているわ」フィリップ「離婚かい?」女王「私達の辞書には離婚という言葉はないのよ。離婚は絶対ありえないオプションです。あと一つのスキャンダルで王家は終わりよ。フィリップ、落ち着いて大人になってちょうだい!」フィリップ「8歳の息子より僕の方が・・・」女王「当たり前じゃないの。あの子は王位を継ぐ身なのよ」フィリップ「俺はその子の父親だ!」とすったもんだの話し合いの結果、フィリップに「UK,GB,そして北アイルランドの王子」という称号を与えることになりました。女王から授与される時に、足をぶらぶらさせるところがフィリップらしい。演技が細かい。女王が冠をかぶせて、指輪をはめて、杖みたいのを渡して、ガウンを着せます。そして女王と並んで立つのですが、部屋にいる人が誰も嬉しそうじゃない、祝福してないという。フィリップだけがちょっと嬉しそうだけど、この人、なんかこう屈折してるよなあ。そして2019年現在、交通事故を起こしてまだ女王を悩ませる存在だったりするんだよなあ。写真撮影。女王が「マイケルちょっといいかしら」と呼び止め、その後マイケルは髭をそる。フィリップが宮殿の中で一番男らしい存在であってほしいということでしょうか。フィリップがマイケル宅に行きます。マイクが「母がいるオーストラリアにでも行こうかな」と言うと、「僕も一緒に行っていいかい」と言うフィリップ。フィリップ「もっと子供が欲しい?」否定するマイク。別れる時、マイクが「サー」と言うと「フィリップでいいよ」と言うので、私はてっきり「フィリップ」と呼ぶのかと思ったら、最後まで「サー」でした。イギリス人のこういうところは日本人みたいな感じですね。言われたことを額面通り受け取ってはダメみたいな。続く。