トイレ掃除をしていた時に思い出した40年前(!)のこと。
おはようございます、ひなこです。トイレ掃除をしていた時に、ふと思い出しました。あれは、40年前(!)、札幌の女子学生会館に住んでいた時のこと。令和の今は違うんでしょうが、昭和のあの頃、トイレと洗面台が、二部屋で共同でした。各々の部屋からドアがあって、二部屋の間にある洗面台とトイレに行くようになっていました。私はそこに2年間住んでいたんですけれども、初年度は、同い年の子とのシェアでした。2人で話し合って、ひと月毎に掃除当番と決めました。私が偶数月担当なら、彼女は奇数月というように。そして、彼女とは、丁度良い関係性を保っていました。廊下に出なくても、洗面所に続くドアをノックできる間取りなので、馴れ馴れしく訪問されても迷惑だけれど、そんなこともなく、かといって全く音沙汰なしというわけでもなく、たまに近況を話し合ったりという感じで、とても良い隣人でした。次年度、4月に実家から札幌に戻ると、私の郵便物の棚に、彼女からのお手紙が入っていて、「今年からここを出て、一人暮らしすることになりました。一年間ありがとうございました!😆💕✨」みたいな感じの手紙でした。最初に頭に浮かんだのは、「彼氏できたんかな」でしたけども(!)、なんてご丁寧な、最後まで礼儀正しいちゃんとした人だなぁーと思いました。さて、その年の新しい隣人さんには、私の方からドアをノックして、話をしに行ったと思います。その人は浪人生で予備校に行っているということでした。で、トイレ掃除は去年はこんな感じでやっていました、だから今年も同じで良いかな?と聞くと、分かりましたとのこと。ところが、彼女の月になると、全く掃除してないんですよ。気持ち悪いから自分が掃除して、でもなんか頭に来て(多分向こうが年下っていうのもあったのかな)、「ちゃんと掃除しなさいよ」って文句言ったんです、私。でも、相手は、薄ら笑い浮かべてるだけで。「私、勉強忙しいから、先輩、任せていいですか」と言われたら、受け入れていたと思うんですけど、何も言わず、何を笑っているんだ、この人、とちょっと理解ができませんでした。でも、その一件の後も、彼女は全く掃除をせず、私が1人で掃除をしていました。どうして、掃除をしていない洗面台やトイレを気にせず使えるのかも理解できなかったし、人に何かを言われて、分かりましたと言っておいて何もしないで気にしないで笑っていられるのも、理解不能でした。逆に言えば、それまでの私は家族や友達など、周りの人に恵まれていたのでしょう。世の中、色んな人がいるもんだな、と納得してからは、自分が使っているものなんだから、自分で掃除をして当たり前と思えるようになりました。まぁ、5分かそこらしかかからない、サッとしか掃除してないけど、それでもあんたの時間を節約してるんだから、来年はちゃんと合格しなさいよ、と心の中で密かにエールも送っていました。その後、彼女がどうなったのかは知りませんが、今ではちゃんとトイレ掃除してるかなー。どうなんだろ。昔のことはよく覚えているよなぁ。年寄りあるある、です。ご機嫌よう!