カテゴリ:お遍路
W大の院で、へんろ道を研究している方が2名、調査にいらした。
いろいろ聞かれたのだが、こちらの勉強になることも多々あった。 その中で一番参考になったのは、「正規」のへんろ道ではないへんろ道の話だ。 大月には、お月山神社の方向とは全く関係ないところに、へんろ道があるらしい、 という話を前から聞いていた。 どうして、そんな変な方向にあるのか、ずっと不思議に思っていた。 また、この前、探しにいった林道「焼山三角線」。 あそこの道端にあったのは、どうもへんろの墓のような気がする。 そして、あの道もまた「へんろ道」のような気がする。 根拠は・・・・・・勘だ。 でも私の勘は結構当たる!! が、そこも、札所と札所の位置を考えると、全く効率のよくない (というか、すごく遠回りの)ルートなのだ。 どうしてなのか? その疑問が解けた。 昔、ハンセン氏病や、なんらかの理由で村を追われた人がへんろになった。 そういう人達は正規の道ではない、へんろ道を歩いたそうだ。 ハンセン氏病の人は「かったい」と呼ばれたそうだ。 今でも、そのような道は「かったい道」として残っているという。 ものすごく悲惨な話だ。 今では、あまり知られていないが、きっとそのようなことは沢山あったのだろう。 時間があったら、一度調べてみたいなと思った。 人気ブログに参加しました。ポチッとよろしく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.09.24 02:12:49
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