このブログのMarch 26, 2006書いた記事なのですが、

白鵬は支度部屋でそっと賜杯に触れその手を額に当てていた。

と、読売新聞に出ていたのですが、この仕種の意味がわからなかったのです。
すると出人様がコメントを下さいました。

朝青龍が、優勝決定戦で白鵬を下した後、土俵下でうずくまるように頭を土俵におしつけていたのを思い出しました。白鵬は落ちたあたりで、呆然と突っ立っていた。あの朝青龍の行動は、単にほっとしていただけともとれますが、「額を土俵に押し付けていた」ともうけとれなくはないなと。物理的に額を土俵にあてていたのは確かで、その後支度部屋で髪を直すときに、汗にぬれた土というか、砂が額に残っていましたのでね。 もし、モンゴルの文化で「額」が特別なものであるのなら（あってもおかしくなさそう）、この白鵬のしぐさは何かあこがれというかましい、この場合賜杯なのですが、賜杯と自分の魂を近づけたいという思いのように理解できますし、朝青龍の土俵下での行動も、心からの土俵への愛情への表れのようにも理解できます。そんなふうに特別の意味があったのかと思えてきます。

言われてみれば、確かに朝青龍は故意に土俵に額をつけていました。
もしかすると･･･、と思い、調べてみました。


モンゴル草原の国だより

日本では、「乾杯！」の音頭のあと、すぐに口をつけますが、モンゴルでは、このあとちょっとした儀式があります。まず、右手の薬指を軽く杯の中に浸します。それを天にむかってはじき、次に地にむかってはじき、最後に自分の額につけて感謝と祈りをささげてから口をつけます。

額にはどうやら凄い意味があるようですね。
この乾杯の儀式？もカッコイイなぁ、真似してみようか？と思ったりしたのですが･･･。


モンゴルで生活された事があるtungalag様に詳しく伺ったところ

モンゴルでは、特に大切なものや敬ぶべきものなどに額をつけて祈ります。お寺ではこうした光景を良く見かけます。人々はいろいろなところに額をつけて祈っています。直接額をつけない場合は、手で触れてから、その手を額に持っていきます。

　なるほど。
モンゴルの方々にとっては、「額」は凄い意味があるのですね。
知りませんでした。いい勉強になりました。
みなさん、ありがとう。

あっ、やっぱり大阪場所の白鵬の眉間の「ポッチ」もしかしたら、
凄いパワーがあったのかもしれないです。

私の額、顔の３分の１は余裕であるので、結構尊ばれますかね？ってちょっと違いますか。