ニダイメ的シテン

ジャック・バウアーほどではないですが、忙しい日々が続いています。
そんな中、ニュースと新聞は欠かさず見ていますが、ひどい世の中ですねぇ～
何より子供が死ぬ事件は胸が痛むばかりです。
しかし、中には愉快な気分にさせてくれるニュースもあります。
イランが自国の技術にて開発と発表した多弾頭のステルス・ミサイルや
300km/h以上で水中を進むミサイル（？）にも笑わせてもらえましたが、
やはり大御所は言うことが違います「核実験」！！

黒鉛減速炉をチョロっと稼動させてプルトニウムを抽出したら
さっそく「核兵器を持っとる！」
・・・と発表したかと思えば、今度は核実験とは・・・
キムさん、これってジョーカーでしょ？
次に出すカードが無いじゃん！
ライフカードのCMに出てるオダギリジョーでも何枚か持ってるぞ。

過去にパキスタンで行われた核実験が例え北朝鮮の代理だったとしても
これまでパキスタンで何度実験が行われた？
5～6回ってところか？
高爆実験は何回？
100回？それ以上？ふ～ん。
で、どうよ？

アメリカがアレだけ非難を浴びながらも続ける核実験。（最近のトレンドは臨界前！）
普通、あれだけ非難されながらも核実験を続けると国際社会と協調性が疑われかねない。
（既に疑われているフシも多々あるが・・・）
しかも過去の実験で既に膨大なデータがあるにも関わらず続けるには理由がある。
つまり、核兵器って言うのはとてもとても奥が深いものなの。
特に臨界状態にする為のTNT火薬の起爆タイミングなんてとっても絶妙なのよ。
そんな技術をキムさんは数回の代理実験と何百回かの高爆実験で得ているハズがない。
北朝鮮が持っているのは核兵器ではなくTNT火薬の爆発によって放射性物質を
撒き散らすだけの「汚い爆弾」（Dirty Bomb）でしかない。
もうね、恥を曝したキムが不憫で不憫で・・・

で、何が言いたいかを申しますと、
「核兵器を持ってますかも」と思わせている状態の方が北朝鮮には有益だったと思うのです。
「持ってる」と「持ってたりして」では外交にも大きな差が出ます。
「持ってたりして」では経済制裁すらを発動できませんからね～
そこに付け込んで経済制裁や国際支援を受け続けることも可能だったのに。

IAEAの査察拒否ならまだしも、国連安保理をどこまでないがしろにできようか。
核実験を本当にしようものなら常任理事国の支那もロシアも武力行使に
"NO"とは言えないくらいに国際世論が高まるのは必至。

でも、アメリカはアフガニスタンとイラクでテロの犠牲者を越えるKIAを出し、
在韓米軍が多数駐留する韓国と陸続きというロケーションから戦争はしたくないハズ。
本音は北朝鮮より台湾海峡と台湾の独立の方が気になっているでしょう。
北朝鮮は岩国基地の航空機だけで一晩で灰にできますが、支那はそうは行きませんからねぇ～

そんな今宵、キムに捧げます。↓
http://www.youtube.com/watch?v=byw8VOJHI10