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カテゴリ:柔道
奥襟もとうとう3年生となります。当時の京都市の中学校柔道の状況と言えば、団体戦では以前書いたとおり久世、藤森、春日丘の3強、個人戦重量級は奥襟と平くんの2強でした。奥襟はこの時点でまだ平くんには一度も負けてませんが、確実に距離を縮められてきていることはわかってました。
そんな矢先、春季大会を迎えます。この大会についてはほとんど記憶がありませんが、久世中が団体優勝、個人戦の重量級では、奥襟が平くんを判定で破って勝利したはずです。また軽量級では、てっちゃんが3位に入ったんじゃないかと思います。 で、その3ヶ月後に夏季大会。なんとここで奥襟は決勝で初めて平くんに負けます。組み手と足の内側を蹴るような小内刈で翻弄され、攻めきれずに判定で負けたのでした。これは彼を一から育て上げた先生の秘策だったようです。思えば平くんとの戦いは、この先生との戦いでもありました。ちなみに奥襟は技術的なところはほとんど自分で考えて練習してました。 話は戻って、全国大会の予選である府下大会は、この京都市の夏季大会のたった一週間後でした。この試合で優勝しなければ、過去にどれだけ勝っていたとしても、全国大会には進めません。一発勝負です。奥襟はなんとしてもこのわずかな間に、対策を考えなくてはなりません。 まずはビデオをいっぱいみましたが、小内対策は思いついたものの、組み手は名案が思いつきませんでした。まあ所詮中学生の知識レベルです。仕方ありません。もうなるようにしかならないという感じで府下大会を迎えることになります。場所は舞鶴。平くんへの対策、まだ見ぬ京都市以外の強豪などに不安を抱えながらの試合です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.01.11 05:19:51
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