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テーマ:DVD映画鑑賞(13599)
カテゴリ:洋画
「ギルバート・グレイブ」は、アメリカの田舎町の、貧乏な一家族の話です。
ギルバート(ジョニー・デップ)の家にはありったけの不幸が詰まっていた。 父の死。 母は心の空洞を満たすために食べ続け、200キロの巨体をベッドに横たえる。 知的障害の弟(レオナルド・デカプリオ)もいる。 ギルバートはその稼ぎ手として、保護者として、懸命に家族を支える。 そこには愛があるから。 けれど、若者らしい夢とか、自分だけの希望とか、 そんなものはとうに求めなくなっているギルバート。 そこへ、トレーラーハウスで祖母と旅する一人の女の子がやってくる。 ギルバートに、ふつうの若者の恋はできるのか? 私がもっとも印象深い場面は、 母親が亡くなっても、巨体すぎて遺体を家の外に出せなくなるところ。 周りの人の反応とか、ギルバートの決断とか。 初めてこの映画を観た時は、デカプリオが、真に迫った演技をしていて 「彼ってただのイケメンじゃないんだー」とびっくり。 でも、それまであまりよく知らなかったギルバート役のオトコが、 すごく心に残りました。デップなんだもんね。やっぱり光ります。 彼はチェロキーの血を引いていて、社会的にかなり厳しい生活を送っていたようです。 でも、家族の絆は強かった。 途中で両親は離婚、父とは離れて過ごします。 「珍しく“素”で演じているデップ」と評されることの多いこの作品。 彼にとって、ギルバートは分身のようなものだったかもしれません。(1993) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.03.14 07:41:58
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