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ガムザッティの感動おすそわけブログ

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gamzatti@ Re[1]:「ムー」「ムー一族」(05/28) ひよこさんへ 訂正ありがとうございました…
ひよこ@ Re:「ムー」「ムー一族」(05/28) ジュリーのポスターに向かってジュリーっ…

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gamzatti

gamzatti

2007.10.29
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カテゴリ:ドキュメンタリー
1964年東京オリンピック開催直前の日本を記録した「東京都」。
あれから45年、

「現在の東京をまた撮ってくれ、と言われたら、一体何を撮りたいですか?」
司会の石坂氏が質問しました。

カメラマンの奥村佑治氏は、
「いっぱいありすぎて、しぼれませんね・・・」と迷いに迷った挙句、
「若者の世界を撮りたいです!」

そして土本監督は・・・。
「ニートとかフリーターといった非正規雇用の人たちの存在が、
 今問題になっていますが、
 彼らの出現は、戦後の東京の問題です。
 月収手取りが10万から、多くても20万。
 それよりひどい、外国人労働者、研修生名目で働いている人たち。
 結局、東京は、こうした"収奪される人々"がいなければ成り立たない町なのです。
 それは、あの頃から変わっていない」

かつて「東京都」以外の県の回を製作するため、様々な地方をロケしながら、
次々と東京に出て行く人々を見て、
(この人たちは、一体どうなっていくのか?)と思ったその疑問が
「東京都」の回に集約されている面もある、土本版。

社会から疎外されながら、その社会の繁栄を支えている人々に対する
熱い思いは、
45年たっても一貫して変わっていないのです。

変わらないのは、各務監督も同じ。
「現在撮るなら、地球温暖化の話は避けて通れないと思います。
 今のこの、ビルの林立する東京の生活で、一体大丈夫なのか・・・」

彼もまた、焼け野原から始まった「東京の建設」の行く末に
今も視線を注ぎ続けていました。
各務監督は続けます。
「皆さんに、記録映画をたくさん見てほしいですね」

昭和30年代というのは、
今ノスタルジーをもって語られます。
日本人が獲得した新たな「古き良き時代」。
映画「三丁目の夕日」は、そうした私たちの甘い追憶の中で作り上げられた
「夢の中の東京」「思い出の東京」「そうであってほしい東京」です。
記録映画を見てみると、
(記録映画とはいえ、それは演出もあるし、意図もありますが)
ゴツゴツした生の手触りが、ハッとさせる。
見たくないもの、忘れていたものも含めて、
本当の記憶を呼び覚まさせてくれるから。

そのことは、土本監督の「路上」を見ると、
さらに強く感じます。
・・・ということで、明日はその「路上」についてレビューを書きます。

「トーク」の報告に
長い間、おつきあいいただきありがとうございました。





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Last updated  2007.10.29 08:27:30
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