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ガムザッティの感動おすそわけブログ

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gamzatti@ Re[1]:「ムー」「ムー一族」(05/28) ひよこさんへ 訂正ありがとうございました…
ひよこ@ Re:「ムー」「ムー一族」(05/28) ジュリーのポスターに向かってジュリーっ…

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gamzatti

gamzatti

2008.12.08
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カテゴリ:バレエ・ダンス
やっぱり、ボリショイの「白鳥の湖」は違った!
ほんとに音がしないんだもん。
マリーヤ・アレクサンドロワなんて、あんなに大柄なのに。
他の白鳥たちもすごくよかった。
四羽の白鳥だって、完璧!
白いバレエには、完全ノックアウト状態。鳥肌ものでした。

マリーヤに関しては、きっと白鳥より黒鳥が似合うだろう、と
何となく思って行ったのですが、あにはからんや。
白鳥がよかった。
技術的なこともさることながら、
オデットの恋心を表す目の演技が素晴らしい。
王子の腕が触れたその瞬間、伏し目がちだったのがぱっと目を開くところとか。
背中でしなだりかかりながら、王子のうなじ越しに彼をみつめるところとか。
息をつめながら見てしまいました。
バレエとは、けだしセリフのない演劇であります。

男性陣では、
道化役のヴァチェスラフ・ロバレーヴィチの切れがよく、
大きな拍手をもらっていました。

ていうか、
王子役のアルテム・シュピレフスキーが…。
顔は要潤ぽくてかっこいいんだけど、
どうなんでしょ、
これで主役踊っちゃっていいの?っていうくらい、
ソロで踊れない人で。

フィギュアスケートでいえば、トリプルジャンプが回りきれてなくて減点!みたいな。
体が重く、切れもなく、跳べない、回れない。

黒鳥とのグラン・パ・ド・ドゥのコーダなんか、
マリーヤが32回のフェッテを高速でやった後で、
彼の番はレコードプレーヤーが壊れたのっていうくらいスロウなテンポ。
エッチラオッチラまわって、またマリーヤが現われると速くなるという始末。

今回、男性の主役には恵まれなかったわー。
仕方ないのよね。ほんとはフィーリンが踊るはずだったところだから、
新しい人にチャンスを与えているのでしょうから。

あと、美術・衣裳には目を見張りました。
特に城内と城内の貴族たちの衣裳はすごい。
ダンサーたちが金色基調、キャラクターダンサーは一幕が赤と黒、二幕では青。
そして、王子だけは、白。
場面で着替えるのではなく、あくまで「白」で通すところに、
グレゴローヴィチの演出意図が見えてきます。

グレゴローヴィチ版の「白鳥」は、
「なぜ王子は白鳥と出会ったか」
「なぜオデットは白鳥になったのか」など
ストーリーの整合性をまったく無視。

誕生日プレゼントに王妃が弓矢をプレゼントする場もなく、
みんなが狩りに行く場面もなく、
一人でたたずむ王子の前にロットバルトが現われて幻惑し、
気がつけば白鳥たちがそこに。
オデットにしても
「お願い、白鳥たちを殺さないで」も
「私の涙であの湖はできました」もない。

さきほど
「バレエはセリフのない演劇」と書いたけれど、
ボリショイの場合、「筋書きのない演劇」とも言える。
踊りの中に、ドラマがあるから。
3分の中に永遠を閉じ込め、
そういう場面をつなげていったような、そんな感じでした。

「どうして」「なぜ」は足手まといのもと。
つじつまを合わせんがための、なくもがなのプロットは捨て
本当にスリム。
舞踏会でも、各国の踊りが終わるまで、王子は出てきません!
王子が出てきて王女たちとちょっと踊って拒否して、
オディールが出てきて踊って誓って、と息つくヒマもございません。
そのうえ4幕のところを2幕にしていますから、
集中して見ていたこともあり、最後の方は、かなり疲れました。

それにしても、
ボリショイのコールドは、ほんとにイケメンが多いです。
やっぱり、美しいって、それだけで人をシアワセにできる力があるのね…。
バレエを観にきてるのに、
思わずオペラグラスで顔なんか見比べちゃったりして、
ヒジョーに不純でした(汗)。





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Last updated  2008.12.08 17:55:54
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