オホーツクの古代史、読み終わった。
友人に紹介され、読んでみました。なかなか面白かったです。網走のモヨロ貝塚で展示されてた物等も載っていて、「あ~、見た見た。」と言う感じで、ちょっと親近感。網走だと北海道立北方民族博物館でも展示している。文中に有る、被服とか装飾品がすぐ想像できるので、本を読むのに解り易かった。エスキモーの生活文化も紹介されているので、つながりの部分とかもなんとなく想像しやすかった。網走市立郷土博物館にも土器とか展示して有った。北海道だと全体的にオホーツク文化に関する展示が少なからず有る。苫小牧市博物館にも展示が有る。北海道大学総合博物館にも有った様な気がするが・・・北大は展示物が多くて多岐に亘るんで、記憶が定かでない。北大は鉱物とかバイオマスとかが強く残っているなぁ~・・・歴史も有ったし。まあ、そういった博物館をちら見した程度でも本の内容を自分なりに解釈するのに役にたった。手宮洞窟・フゴッペ洞窟の壁画については、記述も考察も無かった。まあ・・・生活習慣や装飾品、装身具等から人種と移動、それ等の国家についての考察だから、関係無いんだろうけどね。手宮洞窟の係りの人は、いろいろ教えてくれたなぁ~。台地の方を住宅開発してた頃には土器やら色々沢山出たけど、無価値なものとして処理されちゃったとか・・・。モヨロ貝塚の係りの人は、ただ座ってるだけだったな・・・。で、読んでる途中で何処に置き忘れたのか、アイヌ語地名で旅する北海道、で分布の違いとか、言語的にはつながり無いのかなぁ~とか思うと面白い。時代は全く異なるが、伊能忠敬の北海道・樺太地図作成の為の測量時のエピソードでは、樺太はアイヌ語が一応通じ、まあ友好的だったらしい。でも大陸側はうまく言葉が通じないし、友好的では無い。下手したら殺されるとかね。夏は清から役人が来て役所を開いていた。そんな歴史の一部も含めると面白かった。まあ、あまり本編とは関係無いんで、意味は無いんだけどね。アイヌ語地名で旅する北海道オホーツクの古代史とは関係無いけど、これはこれで面白い。オホーツク文化ちゅう事で、読んで北海道を旅行してみてはどうっすか?。・・・観光とはかけ離れていて面白くないかもしれないけど。