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 月光院璋子の日記  beside you

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Ms gekkouinn

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Oct 1, 2007
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カテゴリ:眼差し
v-9 牛乳を注ぐ女 1658-60 アムステルダム国立美術館.jpg

そうそう、忘れないうちに書いておこうと思います。
もう開催中ですけれど、
フェルメールの絵画「牛乳を注ぐ女」がやっと日本で見ることができる展覧会、
「フェルメールの≪牛乳を注ぐ女≫とオランダ風俗画展」が、
新東京美術館で、じゃなくて、
国立新美術館で始まりました。

とても楽しみです。


フェルメールを日本で初めて見たのは、もう何年前になるかしら。
大阪での数日間の滞在中、美術館に通いつめたわたくし---
その展覧会でのメインは、
あの北欧のヴィーナスとも称される『青いターバンの少女』でした。

その後にすぐ、上野でフェルメール展が開催されたときも、
通いつめたものでしたけれど、
彼の絵画のファンは予想以上に多いのかもしれないと感じたほど、
混んでいたように思います。

あまり有名ではない『聖プラクセディス』(わたくしは好きなれど)をはじめ、
いかにもフェルメールといった絵画『地理学者』『天秤を持つ女』などに、
そこで何度見入ったことでしょう。
再び『青いターバンの少女(真珠の耳飾の少女)』も観ることができ、
そして『リュートを調弦する女』もありましたっけ。

フェルメールフリークを自認するわたくし。
この『牛乳を注ぐ女』も、フェルメールの魅力に満ちている絵画です。

観ていると、
とても静かで穏やかな空間に自分が引き込まれていくのを感じます。
その静謐さを担保しているのが、
画面中央の壷から注がれている牛乳の、白い線---
フェルメールの白の使い方には、いつもドキリとさせられます。
この流れ落ちる牛乳に目がいくと、もういけない。
フェルメールの魔力にすっかり引き入れられてしまいます。
牛乳の落下によって、時間が感覚され、
その時間が、エンドレス----

わたくしたちは、この絵画で、
フェルメールが意図したかどうかは不明なれど、
牛乳を注ぐという日常の暮らしの風景の中で「永遠」と出会う---



今年は中秋の名月は眺められなかったけれど、
すっかり秋になりました。
ゆっくりと好きな絵画を眺めたいです。

















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Last updated  Oct 1, 2007 07:54:09 AM
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