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 月光院璋子の日記  beside you

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Ms gekkouinn

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Nov 24, 2007
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カテゴリ:眼差し
ok-1.jpg

お昼時に、
こんな内容の特集をTVで放映していました。

  霊長類の絶滅の危機

いよいよ人類も絶滅の危機だと、
お昼時のTVでやるようになったのかと
感慨深く思ったわたくし---

霊長類といえば、
なんといっても最初に登場するのは、人間だと思っていたわたくし。
霊長類を司るのが人間だと教えられてきたものだから、
てっきり、人間が最初に表示されるものと思い
画面を眺めていたのです。

ok-2.jpg

ん?
ヒト科のオスとメスが表示されないわ。
この後で出てくるのかしら?

と思い画面を見つめてしまいました。




霊長類の代表は、
まず、われわれヒト科の人間だ~~~と教えられてきたけれど、
あまりに無知蒙昧で邪悪なものだから、おまけに増え続ける一方で、
いまや霊長類の仲間から外されたのかもしれない----
と頭のどこかで了解しつつ、
ネットで霊長類を検索。

ないっ!(やはり、ないわ!)

と思ったら、サイトの画面左側に、
付け足しのような感じで掲載されていました。
それも「ヒト」とだけ記載されていて、
他の霊長類のように写真もありません。

そのとき、番組では、
「われわれ人間も、霊長類に入るんですよね」
「あ、はい。そうです。人間も霊長類ですが」
解説者は、やはり付けたしのようにヒト科のことを話し、
「絶滅の危機が叫ばれているのは、霊長類の中でも、」

ok-4.jpg

「この、オタンウータンなんです」

オランウータンの絶滅.jpg

とその数の激減ぶりを訴え、
なぜ、霊長類が絶滅の危機なのかと熱心に解説し始めました。


その理由1.
理由1.jpg

霊長類の動物たちが、密漁などで乱獲されているという報告。
驚いたのは、内戦や戦争で食料が足らない状態となった人間が、いまゴリラを殺して食料にしているというのです。
そういった報告が、世界動物保護協会にたくさん寄せられているそうです。

つまり、人間が、ヒト科以外の霊長類を殺して食べている。


その理由2.
理由2.jpg

エボラ熱などの感染にかかった人間から、
ヒト科以外の霊長類にエボラ熱の感染が広がっているそうです。

つまり、人間が感染を拡大させているという話。



その理由3.
理由3.jpg

霊長類の生育環境の破壊、
森林がなくなり水が汚染されて大変だということ。

これは、人間が農地や住居や紙資源確保のために、ヒト科以外の霊長類の住み暮らしてきた森林に入り込み、木々を伐採し森を焼き払い、水や空気を汚染しているという報告で、地球温暖化の悪影響も彼らの絶滅の危機をより深刻にしているとのことでした。


ボルネオ---霊長類の一つオランウータン成育の森林減少の一例森林変化 4.jpg

もっとも絶滅の危機にあるオランウータンの生息地のボルネオでは、
ここまで森林伐採が進んでいるそうです。(戦争中に日本兵を苦しませた森林のジャングル。緑豊かなはずのボルネオでも、アマゾンやアフリカのように砂漠化に向かって進行しているということなのですね)

こうした開発は、無論、
オランウータンの許可なく行われている行為です。

つまり、彼らの土地を人間が侵略して略奪しているという話。
この行為は人間サイドでは経済行為とそう呼ばれていますけれど。


TVでは、

「こうした霊長類の絶滅の危機をこのまま看過していたら、われわれ人間にとってもさまざまな影響があるだろうと言われています」

と解説者は語っていましたが、

「では、わたしたちにできることは何なのでしょう?」

というアナウンサーの問いに、

「そうですね、われわれ人間がこの絶滅の危機から霊長類を救わないといけないと思います。同じ霊長類として彼らを絶滅の危機から救っていくために、われわれが意識を変えて生活を変えていく。そういうことではないでしょうか。」

というような「解説」で、
この「霊長類絶滅の危機」特集は終わりました。

こんなだから、
霊長類は絶滅寸前なのでしょう。
感銘を受けることもなく、
いきなり不愉快になってしまったわたくし。



同じ霊長類という自覚がない霊長類ヒト科の人間。
同じヒト科同士でさえ争って奪い合って殺し合っている人間に、
同じ霊長類だからといってヒト科以外のこの霊長類絶滅の危機を、
どれだけ我が事として考えられるものでしょう。
わたくしは考えられない一人です。

絶滅の危機に追い込んできたのは、
他ならぬわたくしたち霊長類ヒト科の人間。
その人間が、彼らを救う?

彼らにすれば、それこそ「ヒトをヒトとも思わない」ような暴虐ぶりを発揮して、彼らを乱獲三昧してきた相手がわたくしたち人間なのですから。おまけに自分たちを殺して食べる!そんな相手から救ってもらいたいなど思ってもいないだろうなあと。
彼らが先祖代々住み暮らしてきた森林を侵略し伐採し焼き払い、水も空気も汚し放題のわれわれ人間が、ヒト科以外の霊長類を絶滅の危機から救うなだと、おこがましくて口が裂けても言えないではないか。
思わず、そう思ってしまったわたくし。

ここまで追い込んできていながら、
その相手を救うなどと口にできる人間というもの----
ヒト科以外の霊長類は人間の言葉を話さないからといって、
伝わるものは伝わるのです。
救いたいというになら、また救わなければいけないと思うなら、
救うと語る前に、語るべき言葉があるはず。

反省と謝罪の言葉が出てこないわたくしたち。
それが、霊長類ヒト科というものなのでしょうか。


人間の傲慢さは救いがたいということを、
つくづく思ったわたくし。

せめて、

ゴリラ共和国とか、
オランウータン共和国とかを作り、
国連に加入してもらい、
彼らの生命と財産を守る使命を持つ人間を育成し、
その人たちに統治管理が委託される。
それを世界の共通認識とする。

といった変革案でも出され安保理で決議でもされない限り、
何も変わらない。
救えるものなら救いたいけれど----、
悲観するわたくし。
----

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こうしてネットで私的なブログを書くために、
インターネットにPCを接続し、
回線を個人使用するのに電気を使い、
好きな音楽を聴きくときも、映画を見るときも、
灯油を消費し電気を消費しているわたくし。

ゴリラやオランウータンの絶滅の危機と聞いて、
出来ることがあるとすれば、

ゴミを出さないようにする、
紙の無駄遣いをしない、
資源のリサイクルに協力する、
自家用車をやめる、
日中こまめに電気は消す、
生活に支障のない範囲での募金に協力する、
ネットで救えるクリック、に協力する、
こうしたことで発言する機会があったら、広報に協力する。
次世代の子供たちに解決策を考えてもらえるように、
動物への関心を育んでいく。
そうした活動にODAを使うという案に賛同する議員がいたら、
そういう議員に投票し支援する。


そういったこと以外に思いつかないので、
せめて、心の中でささやきたいと思います。

  ヒト科以外の霊長類のあなたがたが絶滅するなら、
  ヒト科も滅びるときはいっしょよ。











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Last updated  Nov 24, 2007 08:15:31 AM
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