マルイカ初挑戦!
5月24日 薄曇り 中潮この週末は雨の予報が出ていた為、海への釣行は半ばあきらめて,金曜日は都内で飲んで帰りました。 しかし・・・何故か夜中の2時半に目が覚めて眠れなくなり、起き上がってパソコンに向かい天気予報の確認をする。 神奈川県は午後3時まで曇りマーク。 実は、金曜日に買って読んでいた雑誌にマルイカの記事が多数掲載されており、頭の中はマルイカで一杯。。。 多少お酒が残っているかな(?)と思いながらも、意を決して佐島に向かう。 予約無しで乗れる船宿だが、ダメな場合にはイサキ釣りに変更できるよう準備をして出発。 今回もお馴染みの「つね丸」にお世話になることに。マルイカをやるにあたって竿の選択に迷ったが、記事を読む限りではカワハギ竿が代用できそうな感じ。 しかし、錘負荷が40~50号ということなので、アイナメ用に中古で買ってきたワンピースのグラス竿を下ろすことにした。 アタリが小さいということなので、先の感度が良い竿が必須らしい。小生の竿は50号負荷でこんな感じ。さて、船宿に着くと早速マルイカ船の申し込み。 シーズンものの釣りで人気があるようで、両舷とも結構な人が。 小生は右舷胴の間で、8人の釣り人が片舷に座を構える。 初めてなので、船頭さんに教えてもらおうと思い、操舵室の真横に釣り座を構える。 先ずは釣り座セッティングから仕掛けの上げ下ろしまでの一連の操作を出船前に教えてもらう。 アタリの取り方は両隣のベテランさんに教えを乞う。仕掛けは船宿で勧めてもらったもので、5本スッテの直ブラ式だ。(といっても意味が判っていないのだが。。。) おまつりやトラブルが心配だったが、取敢えず1セットを購入して様子をみる。さて、実釣開始!佐島沖の航程15分ほどの水深50m近いポイント。 船頭さんは魚探で反応を見ながら丁寧にポイントを探る。 群れの動きが早いので、頻繁に流し替えを行うとのアナウンス。 つまり、仕掛の投入や取込に迅速な動作が要求されるようだ。 小生の両隣は常連さんのようで、実釣前からスッテを付替えたりと入念な準備をしているし、動作にも淀みがない。1流し目。錘を底に着け、糸ふけを取ってから2m巻き上げるとの船頭さんの指示通りに棚とりを行う。 この後が問題だ・・・小生の右隣の方は激しい叩きを入れては聴き合わせをするスタイル、一方左隣の方は叩かないでゆっくりとした動きで、繊細なアタリをとるスタイル。 どちらが正しいのか・・・。 訳も判らないまま、最初の流しは終了。 巻き上げてみると、早速道糸がスッテに絡んでいる・・・やれやれ。。。仕掛が長い上に、スッテの取り扱いに慣れてないため苦労するが、お隣さんに助けてもらい無事おまつり解消。2流し目。小生は叩きを入れる方法を選択。 カワハギ釣りのイメージで叩いて、間をとって抱かせるというイメージを作り、アタリを逃さないよう竿先を見つめる。 船頭さんが舵を握りながら小生の竿先を見てくれている。船頭さん・・・「アタッたね!」 小生・・・「。。。アタリました?」 そんなに小さいアタリなの???小生の左右の方はすでに何杯かのイカをゲットしているが、小生は訳判らず。。。仕掛の取り扱いに慣れず、手にカンナを刺して指先から血がにじむ。。。結構ハードな釣りだなぁ。。。こんな訳の判らない釣りに、初挑戦にも拘わらず一人で来てしまったことを後悔・・・。3流し目同じように叩きをいれて、間をとってアタリを見るという動作を繰り返す。叩いて竿を止めた瞬間、竿先を見つめていても判らなかったが、手先にフワッという感触が伝わったので合わせを入れてみたら、生体反応を感じた。身切れに注意しながらゆっくりとリールを巻くと結構強い引きがあって気持ちがいい。上がってきたのは大き目のマルイカだ! ところが左の方と仕掛が絡まっているではないか。。。 お隣さんと船頭さんの助けをかりて、なんとか初の1匹を取り込むことができた。なるほど・・・聞きしに勝るほどアタリが小さい。その後、流し替えを繰り返していくが、両隣の方々とは差が歴然としている。船頭さんはたまに小生の竿先をみてくれるが、1杯目を釣ってからは特にアドバイスもなし。 イカの反応を探すのに苦心しているのであろう。いろいろ誘いのパターンを工夫しながら頑張るが、釣果は伸びず11時の時点で3杯の貧果だ。 途中、イカの足だけを3つ程釣り上げたが。両隣の方々に色々とアドバイスを頂きながら、自分のパターンを見つけることに集中する。水の中のイメージは少しずつ出来てきたのだが、小生のスッテには興味を示してくれないようだ。お隣さんたちは流し替えの度にスッテを替えたりして工夫をしているが、小生は替える為のスッテをもっていないので、最初の仕掛で一本勝負。。。ちょっと焦りが。時計の針は11時15分。 潮回りの時間が長く、実釣時間が短いので釣果を伸ばすことは難しそうだ・・・焦る。しかし、天は小生を見放してはいなかった。水深40mのあたりを流し始めると状況は変わった。叩きのパターンを変えて、合わせの頻度を上げるとイカが乗るようになってきた。初めて一流しで2杯のイカをゲットでき、その後も流し替え毎に1杯、2杯と釣れるようになってきた。 逆に、両隣のベテランはペースダウン。 この炎の1時間で、ツ抜けを達成して釣果を15杯まで伸ばすことができた。いよいよ残り1時間程。船は大きく場所を移動して、水深27mあたりの浅場に入る。周囲には遊漁船が7~8隻いるので、釣れているのだろう。早速釣り始めるが、イカの活性が良いようで、かなり頻繁にアタリがでる。右隣の方はペースを上げて釣り込んでいくが、小生にはサッパリ。。。叩く手にも力が入るが、バラシの連続で全く釣果が上がらない。錘が底に着くと同時にアタリを感じるのに、何故釣れないのであろうか????悩みに悩んだが、解を得られずに時間は過ぎる。結局、ここでは1杯追加したのみで、最後に悔いをのこして終了となった。初挑戦の結果は16杯。 予想していたよりは釣れたと思うが、悔いは残る。船宿で確認したところ、竿頭は33杯でスソは8杯。 小生のお隣さんは、左隣の方が28杯、右隣の方が15杯と申告。図らずも、1杯差で右隣のベテランさんより多く釣ることができたのは奇跡だ。船頭さんからは、仕掛のさばきとスッテを揃えれば上手くなるよ!とのお墨付きを頂き船を下りました。家に帰って、もう一度雑誌を読み返して判ったこと。最後のポイントで釣れなかった理由としては、叩き過ぎでスレたイカにスッテを見切られてしまったこと。 このような場合には、巻上げと再落下をすることでイカをリセットすることとあった。 なるほど・・・納得。 確かに、ベテランさんたちは、頻繁に巻き上げと再落下をしていたと思う。 これは明らかに経験不足であった。 次回の為にメモリーしておこう。マルイカ釣りも難しいだけに奥が深い釣りである。 この釣りも嵌りそうな予感。今回、釣果は多くはなかったが、100杯や200杯も釣れる時よりも、釣りを勉強するという意味では良い釣況であったと思う。次回もマルイカかな・・・?<釣果>