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カテゴリ:茶道具
初夏の頃、茶の新芽が取れると、茶師は洞穴などに保存して、 秋の頃に茶壷に詰めて茶人のもとへ届けた。 十月の炉開きにて、茶人は口切の茶事を行った。 現在、茶壷に茶を入れて保存したり、運んだりすることは あまりない(だろう)。 とはいえ、秋になると茶壷を茶師や茶屋に好みの茶を 詰めてもらっている方もいる。 茶壷には濃茶をいくつかの袋に入れて、その周囲に 薄茶の茶葉を詰める。 十一月初旬に茶壷の口を切るが、この茶事は「口切り」と いって、茶の正月ともいえる。 今年も気づけば、口切りの時期になっていることだろう。 毎年、そんな感慨にふけっている方も多いのでは。 2007年9月22日(土) 茶壷 風太(幻風庵主)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 22, 2007 09:47:32 AM
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