タンコロのマスコン
タンコロ祭りが開催されている江ノ島電鉄の極楽寺電車庫は、たくさんの人であふれていました。普段、こうしたイベントにはほとんど足を運ぶことがないため、へえ~、ほお~、と新鮮な驚きです。しかし、いざタンコロを撮ろうとしても、次々と記念撮影をする人が入ってきて、車輌だけを切り取ることはできません。ま、イベントだから、と割り切って撮影していきました。タンコロは車内も開放されていましたので、少しだけ中に入ってみました。木製の床のワックスの匂いが、小学校の床を思い出し、懐かしく感じました。あのころは、夏休みとか冬休みの間にワックス掛けが行われることが多かったなあ。休み明けの学校と、あのワックスの匂いは密接に結びついています。運転席ではマスコンが朝の光を浴びて、鈍く輝いていました。「このマスコンが動かされることは、まずないんだろうなあ。でも、このタンコロが走っているところを一度見てみたいな」などと思いながらシャッターを切りました。