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時空の流離人(さすらいびと) (風と雲の郷本館)

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September 10, 2007
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カテゴリ:映画(日本映画)


 やっと、録画していた「男たちの大和」を観た。テレビ朝日系の日曜洋画劇場で、40周年記念として、今年の4月8日(日)に放映されたものだ。2005年の東映映画である。

 平成17年4月、鹿児島県枕崎漁港で、大和の乗組員だった内田二兵曹の娘・真貴子が、大和が沈没した地点まで連れて行って欲しいと漁師たちに頼む。漁師の一人で、大和の生き残りであった神尾は、真貴子を船に乗せて、大和の沈没地点に向かう。そして舞台は、戦争時の大和へと移る。

 私は、戦争は嫌いだが、大和にはなぜか心引かれる。軍艦に美しさという概念があれば、大和は、間違いなく美しい船であろう。しかし、それだけでない。大和は、桁外れの性能を持ちながら、時代の流れから取り残されて、その性能を活かすことなく滅んだ、悲劇の船である。当時は、もう巨大戦艦の時代ではなく、既に飛行機の時代であった。群がるアメリカ軍の飛行機に、なすすべもなく沈んでいった大和。その滅びの美学といったものが、何か心に訴えるものがあるのであろう。

 だが、大和は、本当に、時代遅れの無用の長物にすぎなかったのか。そんなことはない。大和で培われた技術は、敗戦後の日本の発展のため大きな貢献をすることになるのだ。今の日本を見たら、海底に眠る大和はどう思うだろうか。

 神尾は、年少兵として、15歳で志願し、大和の乗組員となった。多くの年少兵たちも同じような年頃であった。今ならまだ高校生の年頃である。東シナ海に沈んだ大和。乗組員約3000人のうち生存者は1割にも満たなかった。多くの若い命をただ散らすことしかなかった、当時の指導者の無策振りには腹立たしい思いがする。

 無名の多くの男たちが、大和で共に過ごし、大和と共に戦った。この作品は、そんな男たちの物語である。


(原作)
・辺見じゅん

(監督)
・佐藤純彌

(出演)
・反町隆史(森脇庄八:海軍二等主計兵曹)
・中村獅童(内田守:海軍二等兵曹)
・松山ケンイチ(神尾克己:海軍特別年少兵)
・仲代達矢(神尾克己:明日香丸船長)
・鈴木京香(内田真貴子) ほか


★「男たちの大和」公式HPはこちら

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Last updated  March 23, 2008 10:37:13 AM
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