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カテゴリ:日々の読書(ミステリー)
「女子大生会計士の事件簿」シリーズ第2弾。天衣無縫で天真爛漫なかわいい現役女子大生会計士の藤原萌美が、新米会計士補の柿本一麻を従えて、監査先で出会った会計に関する事件を見事解決するという会計ミステリーである。
「女子大生会計士の事件簿 DX.2」(山田真哉 :角川書店) 今回萌美たちが、出くわした事件は<競艇場から生まれた>事件など7つ。この事件では、萌ちゃん、一麻に監査の実務を教えようとして、偽造領収書をつくってみたり、横領の証拠をつかもうとして競艇にハマったり、かなりハチャメチャだが、領収書の真偽の見分け方を教えてくれる。そして、<「綺麗だね」と僕が言った!?>事件では、売価還元法を使って、見せかけの利益を出すトリックが示され、<遅れてきたクリスマス>事件では、棚卸への立ち会いの心得といったようなことが示されるなど、我々素人にも分かりやすく会計の面白さを伝えており、会計をこれから勉強しようとする人にとっては一番初めに読む本として最適であろう。 <十二月の祝祭>事件では、萌ちゃんが会計士を目指した理由が明らかになる。マイペースそのものと言った萌ちゃんだが、この話にはしんみりとした気分にさせられる。 ○面白かったらポチっと1票! ○「女子大生会計士の事件簿 DX.1」の記事はこちら 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら 風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら ○関連記事 ・「B/Sの前にまずP/Lを - 書評 - 世界一受けたいお金の授業」:404 Blog Not Found お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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