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カテゴリ:映画(外国映画)
女の性と猟奇的殺人を描いた、メグ・ライアン主演のサスペンス映画「イン・ザ・カット」。2003年のアメリカ映画だ。
メグ・ライアン演じるフラニ―は大学の講師。スラングなどの言葉を集めるのが趣味のようだ。彼女の住居の近くで猟奇的な殺人が発生する。その事件の調査で、警官のマロイが、フラニ―の家を訪れたのだが、二人はやがて、男女の関係になる。ところが、腹違いの妹であるポーリーンが、同様の猟奇的な手口で殺害されてしまう。フラニ―は、マロイに疑惑を向けるのだが。 中心に描かれているのは、どろっとした「女の性」だろう。もちろん、その相手として男も出てくるのだが、それはわき役だ。この映画のもう一つの柱になっている猟奇殺人も、そのどろっとしたところを盛り上げるために使われているように思える。事件の犯人は、犯人としてはお約束のような人物だったが、とくにそのような猟奇的事件を起こした背景のような者もの描かれていないし、犯人と分かったら意外とあっけなく舞台から退場している。出てくる人間が、みんなどことなく不健康そうなので、これが映画のムードをよく盛り上げていると思う。 主題曲として使われている、けだるいような感じで歌われる「ケセラセラ」が何ともいい感じだ。 (ツッコミどころ) ・フラニ―が何者かに襲われて、逃げるときに車に撥ねられてもピンピンしていたが、不死身か?武道の心得はなさそうだが。 ・マロイが、フラニ―に水面に浮かぶゴミ袋を、自分の拳銃で撃たせていたが、いいのか?マロイの勤めている警察は弾の管理はしていないのだろうか。もっとも、これが伏線で、後々、フラニ―は助かるのだが。 (監督) ・ ジェーン・カンピオン (出演) ・メグ・ライアン(フラニ―) ・マーク・ラファロ(マロイ) ほか ○ランキング今何位? ○姉妹ブログ ・「文理両道」 ・「本の宇宙(そら)」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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