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カテゴリ:日々の読書(ミステリー)
ジョン・ディクソン・カーがカーター・ディクソン名で発表した、「黒死荘の殺人」(東京創元社)。巻末の解説によれば、この名前で出したことには色々といきさつがあったようだが、要は出版社が勝手にやったことを、カーはしぶしぶ追認したということのようだ。著作権意識があまりなかったと思われる1930年代のことなので、こう言った事例は案外と良くあったのかもしれない。ちなみに、著作権の大きな枠組みのなかには、著作者人格権というものがあり、その中には氏名表示権というのがある。これは、自分が著作者であることを主張する権利で、譲り渡す事はできないため、今だったら出版差し止めなどと言うことにもなりかねないだろう。⇒続き お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 11, 2012 07:18:32 AM
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