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こんばんは。 警察庁が打ち出した「自転車の車道左側走行の徹底」方針は、自転車利用者、警察関係者、そして道路を管理する自治体に、波紋を投げかけています。 東京都は、自転車の走行空間の整備について、車道上では自動車の停車や荷下ろし需要があるという理由で、引き続き歩道上に整備していく方針であると、新聞は伝えています。 http://mainichi.jp/select/jiken/ginrinnosikaku/news/20120105dde041040010000c.html?inb=yt 一方、警視庁は、車道上での自転車走行空間と走る方向をピクトグラムで明示する「自転車ナビマーク」の設置を始めました。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120206-00000013-mai-soci 自転車の絡む道路交通の安全確保に関して、今までのように歩道を自転車が我が物顔に走る状況が続くのか、道路交通法の原則どおりに、車道左側通行が浸透していくのか、予断を許さない状況です。 自転車は、歩道上よりも車道上を走るほうがはるかに安全だということは、以前のブログでも触れさせていただきました。にも拘らず、自転車の車道走行が浸透しない理由は、以下のことが考えられます。 (1)歩道上に自転車走行空間を整備してしまった道路が多いこと。 (2)乗りやすいが重くて遅い「ママチャリ」が、国内の自転車のほとんどを占めていること。 (3)車道上を同じ「車両」としてシェアしあう、互いに存在を注意しつつ譲り合うという姿勢が、自転車自動車双方に欠けていること。 (1)については、都道など都内の主要道路がそれにあたります。(2)も、日本特有の状況として悩ましいところです。ママチャリの安定性が、二人乗りや傘差し運転などの危険行為を誘発している点も見逃せません。(3)は、自転車車道走行は危険とする理由のひとつとされていますが、自転車自動車お互いが同じ空間にいることが当たり前と認識されるようになれば、例えば不意のドア開けによる巻き込まれも、ほとんどなくなるはずです。 自転車が守るべきルール(マナーではない)を知る機会は、決して多くはありません。自転車走行のルールをまとめたものに、警察庁の「自転車安全利用五則」があります。また、(財)日本サイクリング協会がまとめた「JCAサイクリスト誓言」があります。 http://www.npa.go.jp/koutsuu/kikaku/bicycle/pdf/bicycle_leaflet.pdf https://www.j-cycling.org/member/update/image/JCA_seigen_shokoumodoshi_High.pdf 内容はほとんど共通していますが、「誓言」のほうが、より簡潔にまとめられています。 1 右側通行はしない 2 歩行者を最優先 3 夜間・暗所ではライトを必ず点灯 ぜひ守っていただき、安全な自転車運転をしていただきたいと思います。
前照灯の点灯は当たり前。ヘルメットは子供だけでなく大人もかぶって。
反射板だけではなく尾灯もあると視認性アップ。
停止線で止まるのはクルマと同じ。信号無視は絶対ダメ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012/02/10 12:24:36 AM
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