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★銀次郎の合格ブログ

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2015年11月06日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
第47回 社会保険労務士試験
合格率2.58%の衝撃

    本日、第47回社会保険労務士試験の合格発表が行われました。合格基準点は、
    選択式21点以上、択一式45点以上、救済は、労一・社一・健保・厚年各2点。    
    合格者数は平成に入って最も少ない1,051人、合格率は史上最低の 2・58%

    合格率2.58%の衝撃いったい、何が起こったのでしょうか。

    合格基準には「上記合格基準は試験の難易度に差が生じたことから、昨年度
    試験の合格基準を補正したものである」という説明がいつものように付され
    ているので、「新合格基準」を導入したわけではなさそうです。では、なぜ?

    11月4日のエントリーには、今年の「司法書士試験」の最終結果を載せました。
    理由はひとつ。昨年の「社労士法改正」の影響で、今年の合格率が司法
    書士試験並の低合格率になった場合を想定し、比較するためです。

    社会保険労務士への簡裁訴訟代理権付与等については、日弁連から以前に以下
    のような意見書が出されています。
    ------------------------------------
    全国社会保険労務士会は,素養,実績の足らざるところは,憲法・民法・
    民事訴訟法等の試験科目追加や研修で補うとする。これらの科目を試験
    科目に加えるといっても,どの程度の習得度を合格基準に設定するかは
    明らかではない。簡裁訴訟代理権を念頭に置くならば,司法試験に準ず
    る程度,少なくとも司法書士試験と同程度の習得度が必要になろう。
    ------------------------------------

    つまり、簡裁訴訟代理権獲得を目指すのならば、社労士試験の合格基準は、少な
    くとも「司法書士試験」と同程度の水準にする必要があるということでしょう。

    今年の司法書士試験の合格率は3.95%、一方、社労士試験は2.58%

    今回の記録的な低合格率の背景には、昨年の「社労士法改正」で、補佐人制度が
    全ての社労士を対象としていることから、その職務を充実したものとするため、
    社労士試験の内容の見直しを検討するよう、附帯決議が付されたことに
    よるものでもあるでしょう。

    いずれにせよ、今年の社労士試験の結果をみる限り、試験問題の難度を上げ、合格
    者数、合格率も「司法書士試験」並に絞りこむことによって、簡裁訴訟代理権獲得
    に向けて、本気で動き出したと捉えることもできます。

    試験実施機関が「激変緩和措置」を設けず、いきなり合格率を9.3%から2.6%へ
    下げ、合格者数を1,000人程度まで絞り込んだことは、試験制度の根幹を揺るがし
    かねない事態でもあります。来年以降も、司法書士試験並の合格率を維持するので
    あれば、100人中、3番以内に入らないと受からないわけです。もう、別世界です。





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最終更新日  2015年11月06日 23時48分02秒


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