「私は卵の側に立つ」

今回の作品は男性がなかなかにお目に触れることも珍しいのではなかろうぞと思えるマンガ『ぎゃる侍』とそのメインヒロイン・霧島蘭の紹介をしたいな～と。
なんと10代向けギャル雑誌『ポップティーン』（Popteen）でギャル文化全盛時代に連載されていたマンガなんだってさ～結果的に大当たりでそこいらの男性向け・18禁なんかより個人的にははるかにエロかったわ(ニヤニヤ)
モデル体型好きの私としてはこれくらいのスレンダータマラネと思ったし、男性向けに多い巨乳じゃないしね。
いろいろとツボ突き最高でしたワナワナ。
1巻は蘭が無双しまくりでただひたすらに強くかっこよくDQNやキモ男をバッタバタと倒すクールシーンのオンパレードで2巻は蘭がいかに"武士道"に誇りを持っているかを蘭の壮絶な過去を振り返ることで説明する展開ね。
かっこよく強い蘭に憧れついてくる後輩女子が出てきたりだとか女子が憧れるカリスマな雰囲気もいいですね。
3巻以降から突如として大ピンチ展開になるわけですがそこでいい味を出すための伏線を事前にペタペタ貼っていてピンチやリョナは特に無いけど後への布石としてこの1、2巻も大事な流れなんじゃなかろうかとは思いましたかね。

<3巻該当>
VS愛美戦
初ピンチは意外にも何てことのない普通のクラスメートの女友達、愛美。愛美は志穂と親友になりたくて且つ藤井先輩に恋愛感情を持つわけですね。でもって現実の志穂の親友にして藤井先輩の好きな女の子は蘭なのね。はいはい要するに動機はシンプルにして純粋に"嫉妬"なのですね。
蘭に陰湿にして悪意に満ちた嫌がらせをあの手この手で仕掛けます。あくまでMOB雑魚でさっさと片付けて次の敵キャラに移行するための噛ませかと思いきや、戦闘能力は０だけど精神的ダメージを与えるテクには長けまくってるキャラというイメージで意外にもなかなかに侮れん。
たとえて言うなら蘭はストレートなら相当剛速球でも弾き返せるけど、揺さぶりの激しい変化球使いの愛美にしどろもどろでバットにボールすら当てられず、挙げ句の果てには打撃フォーム(武士道)すらも崩されていくイメージ。


藤井先輩は蘭を恋愛対象として見ていないと思い込まされる
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ネットを使用した情報操作でネガキャンされ学校中の生徒から白い目で見られ嫌われ者に
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やがてわざとぶつかられて「やっだー！きったなーい！！」「どーしよーヤバイよ！ビョーキうつっちゃう・・・」とか罵られたり、みんなに無視されたりとあの蘭がまさかのイジメられっ娘ポジに定着
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その流れから藤井先輩と愛美が親密になってるかのような印象操作
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さらにわざとみんなの前で愛美にキレるように仕向けられ、愛美が泣く演技したことで皆の同情を誘い蘭は更なる孤立へ
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ついには親友の志穂にまで誤解され「まあいまのは蘭が...(悪いよ)ね」とたしなめられ距離感ができる
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トイレに入ってる最中に「テメーの汚いカラダ洗い流してやるよ！！」とか言われてバケツで水ぶっかけられる
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蘭の誹謗中傷が大量に書き込まれた愛美自作のホムペをわざと見せられる
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水浸しの姿を藤井先輩に見られるように工作され走ってその場を立ち去る。弱り切った表情で(センパイにこんな姿見られちゃった・・・)
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トドメとばかり「うわ～いじめられてんじゃないの？」「かわいそう～きゃはは」とか罵られながらゴミ箱に捨てられた自分の靴を辛そうな表情で見つめる
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上履きのまま帰宅する蘭は精神的に余裕がなく怯えきったような表情でネット上の自分の誹謗中傷をノイローゼ気味に眺める。1、2巻の自信に満ちた面影はまるで無くgood！！！

心を完全に壊される寸前で窮地の蘭でしたが藤井先輩に励まされて一時的に辛うじて元気を取り戻す。(恋のパワーは強しですねｗ)しかしそれが同時に愛美の攻撃性をさらに触発。
ミストラルの運営する復讐代行サイトへ蘭を刃物で襲撃するよう依頼。隙を突かれた蘭は背中をバットで殴られて一撃で失神。攻めて無双してるときは強いけどダメージ受けると基本華奢なギャルなのでけっこう脆くて打たれ弱いギャップいいですね。退院して体の回復後も相変わらず続くイジメと、志穂との誤解によるさらなる関係悪化まで愛美に仕込まれついには校庭で1人泣く姿タマランでした(耐えて耐えて一度少し元気になった後再度落とされて耐えきれず感がもう)

<4巻該当>
相変わらず学校では総スカン蘭バッシングイジメ続行中。
かたや愛美は(うわっ蘭ちゃん、ヒサンー～～～かわいそ～みなさん！もっとイジメちゃってくださぁーい💛)ってな具合で絶好調。まさか巻数またいでまで愛美ごときにひたすら嬲られ続ける蘭の姿を見れるとはもうね。

愛美を駒として上手く取り込んだミストラルは「霧島蘭処刑バトル」なる企画を開催。蘭を退学に追い込めば賞金100万円っていう賞金首にされるわけね。ただでさえ蘭をイジメの対象にしていた生徒たちはこの企画にノリノリ。
夜中に学校に招待された蘭は決着をつけるために乗り込む。
生徒たちは全員顔がわからないように仮装して参加。
Sの女王のコスプレをした女生徒に鞭攻撃で嬲られたり、さすがの蘭も圧倒的な数に苦戦。さらに体を倒された状況から足を棒で思いっきり痛打される。「こんなくだらねえことしやがって・・・許せねえ」と1、2巻のように決めセリフ言ったので無双来るかと思いきや哀れ直後に網で囚われて足のダメージも重なりに危機一髪。絶体絶命の状況で腕の立つ女生徒・剣持直に一目置かれ救出してもらいピンチを脱する。
ただただ剣持直のかっこよさが際立つ感じとヤラレてただけの蘭のみっともない感じの対比がエガッタね^^
武士道(笑)みたいなさ。。。///(後編に続く)