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カテゴリ:国内政治
ニュースの出所については、実名は出せないことをお断りした上で、ある程度の経緯をお伝えいたします。
この問題では既に年明けから各団体、市民グループの議員会館での陳情活動が活発化しています。議員事務所、秘書の間でも、この問題が党を割るほどの政局となるのか否か、神経過敏となっています。 細田発言は、ある団体が自民党議員に陳情や要望書を出した際、森派中堅の議員と新人議員83会のメンバーから得られた、複数の情報です。 なお、小泉首相の件についてはこういうことです。 当初、首相は、いつものペースで「男女平等でいいんじゃない」「昔は女帝もいたのだから」という感じて有識者会議を始めました。 皇位継承の対象者が不足していることについては、保守派、皇室擁護派の危機感もあったことから、何らかの手立てを講じなければいけないことは明らかであり、容易に保守層の賛同が得られるとたかをくくっていました。 ご承知のように従来保守的な活動をしてきた古代史の研究者の中には、「女系の天皇もいた(認められていた)」と解釈する人がおり、そうした意見が先行したため、有識者会議の論議の露払いの役割を果たしてしまいました。 有識者会議の答申が出る頃から、一般に「男系と女系」の違いについての認識も進み、また自民党の有力支持団体であり、総理の靖国参拝について一貫して参拝を擁護してきた神社界(もちろん一番は八月十五日の参拝です。)が慎重審議、改悪反対の声を挙げるようになりました。 更に有識者会議が「旧宮家の皇族復帰」や旧皇族を対象とした「養子制度」「廃絶宮家継承」などの導入を、理由らしい理由もつけずに捨て去ったことも、極めて作為的で胡散臭さの漂うものであり、批判要因となりました。 昨年末からは三笠宮寛仁親王殿下のご発言もあり、また昨今では殿下お一人ではなく、三笠宮家の総意として反対しているとのご発言も明らかになっています。 小泉総理は、皇室に関わる問題を郵政政局のように、野次や怒号の中で自民党を強行突破したり、あるいは国会を解散を繰り返すなどの覚悟も自信も持ち合わせておらず、「全会一致」となる形で、何らかの皇室典範改正をしたいと考えているのが本心であろうと考えます。 もちろん本人に膝詰め談判したわけではありませんので、これはあくまで私の推測です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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