バンコク ミレニアムヒルトンミレニアムヒルトンはチャオプラヤ川に一番新しく登場したとうたわれる、円盤型の屋上が印象的なホテル。で、す、が・・・このビルはTHE PENINSULA BANGKOKに泊まりはじめて7年間、窓から見るたびにずっと気になっていた廃墟(?)だったの。実はソフィテルホテルになる予定だったシロモノが、急に工事を取りやめて放置されていたのは有名な話。 いつまでたっても壊されないし、たまに洗濯物が窓からなびいているのを見ると路上生活者がうきうきと住んでいたのも伺えた。 それが2006年夏のTHE PENINSULA BANGKOKの窓からみたところ・・・「あ!なんか工事してる!いよいよ取り壊し?」・・・違った!オープンのための工事だって。噂では工事中に床が抜けて、どうしようもなくなって、ソフィテルの時は取り壊すにもお金がかかるのでそのままになっていたとか。じゃあ、ヒルトンはどうやって工事をしたの?って思うとちょっとぞっとするけど、HISで格安料金を出していたので1泊だけステイすることに。 エントランスに車でつけて、吹き抜けの素晴らしいロビーを横目にフロントへ。まずここでがっかり。素晴らしく早い英語で色々説明してくれるんだけど「はい、コレ鍵です」・・・ってここ、ビジホかよ!?あんたたちミレニアムヒルトンでしょーー!? 五つ星になってくると、チェックインで担当してくれたゲストリレーションの人が客室まで案内してくれるのがごく普通。いや、四つ星、その下でもやってくれるところはやってくれる。まさかミレニアムヒルトンでやらないとはびっくり。しかもエレベーターの場所も教えてくれねーし。 とぼとぼとエレベーターを探す。普通このあたりでも「何階ですか?」ってホテルのスタッフがボタン押して開けてくれるんだけど。なんかずさんだなあ。 荷物を運んでくれたスタッフもメナムリバーサイドみたいにきちんと室内の説明してくれないんだけど。なんなわけ(怒)?メナムにまけるのか?ミレニアムヒルトン!? 色々あってこの日は夜イン。部屋の窓には素晴らしい夜景。これはいいね。 でもお部屋・・・ちょっと狭めですなあ・・・。壁の水上マーケットの写真やら細かいインテリアはそこそこいいんだけど、ぱっと見は普通ーーー。おまけにこのクラスでウエルカムフルーツがおいていないし。お?ベッドの上に何かある・・・チョコレートが一粒。うーん、しょぼい。きっととろけるほどうまいに違いないと口に放り込むと・・・大嫌いなミントチョコ。大ヒットです(号泣)! ああ、なんで部屋が狭く感じるかわかった!バスルームが部屋の割りには大きすぎるのね。バスルームのアメニティーは完璧。そこは五つ星っすね。そのせいで寛ぎのベッドルームは38平米、という部屋の割にその広さよりははるかに狭く感じるけどねー。 本当は最上階のバーに行ってみようと思ったんだけど・・・まあ、部屋の夜景も綺麗だし、ビール死ぬほど持ってるから部屋で飲もうっと♪狭いながらもふかふかのソファーは気持ちがよいし、アジアンテイスト好きなあたしはこの手の小さいクッションが大量においてある雰囲気に弱いのだ。 なんかすぐ眠ってしまったらしく、気がついたら朝だった(照)。 さてはて朝ごはんです。色々なネットを見てここのレストランには期待してるの!絶対素敵なんだから!・・・受付には誰もスタッフがいなかった。なぜかインド人のお客ばかり。おまけにあたしが並んでるところに割り込もうとしたインド人おやぢがいたため、あたしはものすんごい目でにらんでやった。ふっ、つばかめ。おやぢはすごすご後ろの列に並んだ。ってか、なんで並ばなきゃいけないのー?やっとスタッフ登場。この朝食レストラン、恐ろしく広い割に従業員が少ないの。タイでは珍しいかも。 なんとかテラスに案内されて、座る。テラス担当のスタッフがたった2人。なかなかコーヒーも持ってきてくれないし、忘れちゃうし。でもでも、川沿いのホテルのレストランの雰囲気で、一番いいのはここかも!テラスにもかかわらずこんなに素敵なソファーを配して、人工池なんかもあるんだもの♪朝食の種類もとても多いし、長所だってあるんだから。本当に素敵。 朝ごはんもおいしくて丁寧に作られているし、朝からローストポークを切りわけてくれるなど、こった演出、美味しい食材がずらり ・・・しかし配置バランスが悪すぎるなあ。パンはどこ?フルーツはどこ?ジュースはそこ?って大皿やパンの場所が脈絡なく飛んでいるので、めぐるのが大変だわー。 プールは「THE BEACH」っていう名前なの!砂が敷き詰められた空間や、水の中にチェアーが置いてある素晴らしいデザイン。チャオプラヤ川を見下ろして寛げるのは最高! 見て見て!素敵でしょ!? ただし、泳ぐ場所が狭く、うーんってかんじ。寛ぐだけってかんじかな。泳いでみたけど常に日陰だからちべたすぎる。 このホテルのいいところ 1.プールのデザインが斬新。景色も素晴らしい 2.客室からのリバービューと町の景色が美しい。サパンタクシン側だと名だたるホテルの夜景と朝日、反対側だとワットアルンなどの寺院と下町の光景が見える 3.朝食レストランがすごく素敵。ソファーやテーブル、パラソルは高級感があって座り心地も良く、人工池が配されて良し。 4.朝食の種類が多い 朝からローストポークを切りわけてくれるなど、美味しい食材がずらり 5.ロビーや館内がモダン。さすが新しいだけに、かっこよくクールなデザイン 6.ベルボーイが優秀。タクシーを呼ぶのもスムーズ 7.リバーシティーが目の前。送迎船を使えばお土産忘れてもばっちり このホテルのちょいとおしいところ 1.ミレニアムヒルトンの癖にゲストリレーションが部屋まで案内しない。ビジホか!? 2.朝食の配列が悪い。何がどこにあるのか整然としていない。横に大きく広いので、フルーツやジュース、水を探すのにかなり歩く 3.朝食レストランのリレーションが悪い。受付で部屋番号を告げようにもスタッフが接客中。 4.部屋が狭い。ドアから入っての通路、バスルームのスペースのせいか、居住区が狭くなっている。ソファーも無理に詰め込んでるかんじ。 5.ミレニアムヒルトンなのにウエルカムフルーツがない。あったのはチョコレートが一粒。これがあたしの大きらいなミントチョコ。 6.お洒落な割にはがロビーがざわざわ。客層のせい?団体ツアーが多いと見た。ペニンシュラはあんなにがやがやしないから不思議 7.全体的にスタッフがだめ。そつなくこなす人もいるけど、手際が悪い。そしてフレンドリーでも親切でもない。印象に残らないサービスが特徴 8.送迎船がへぼい。 ...すみません...あたしは1回だけで満足。もう泊まらない。でもいいところもあったからお気に入りとして紹介しとくね。 値段は川沿い5つ星の中では一番安いし(一部屋12000~13000円程度)、安くて夜景が綺麗で高級感があるところに泊まりたい人にはおすすめなので。 |