つかさんからの25歳〜高倉さんの35歳
初耳学、後半もなんとか観れました。 ……『ホテルビーナス』の映像が出てきただけで幸せ過ぎて昇天しそうな(そして今の草彅くんから韓国語が聴けたことにトドメを刺された)重度バイリンガル・フェチの管理人ことはひとまず置いておいて。 あと、草彅くんがXでエゴサーチ(映画館での舞台挨拶中継の時、草彅くんの『エゴサ』のイントネーションがちょっとずれていて「普段使いしない言葉なんだ」、などとちょっぴり思いつつ)はしてもGoogleエゴサはしてないことを祈りつつ。(い、一応、末端サイトなので検索エンジンに滅多に引っかからないけれど)_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 草彅くんがつかさんに『大天才』という最大級の褒め言葉と援護射撃を貰ってから、転機の35歳まで。私はその二度の変化の時期をファンとして見届けてきました。(ちなみに私は当時、学科単位のために再演含めて『蒲田行進曲』を見に行けず、TVの短い映像と小説だけで涙を飲みました) この間の10年、真剣に一つ一つのドラマに向き合う姿勢は凄まじかったですし、バラエティでも一部「今演じてる役に取り憑かれてないか」とひやっとした時もあり。その真剣さ、台本真っ黒時代の本気度に「報われて欲しい」とめっちゃ応援していました。 ただ、「命削ってませんか?」「ご自愛してください、本当に」と思わなかったか、と言えば嘘。“木村くんと稲垣くんと香取くんが彼を囲んで「台本読み込み止めて寝ろ!」と説得した”という『TEAM』、“中居くんがクランクアップ直後に家に連れ帰って体重計乗せた後に焼肉を食べさせた”という『僕の生きる道』……。自分の事だけでも必死の筈のメンバーのみんなが、やばい時の彼をフォローしてくれるのが、どこまでありがたかったか。『一部の役者は精神を病む』 古今東西のそんなエピソードをいくつか聞いていたからこそ、「彼はまさか」とは思いつつも不安はありました。 うん……。私が草彅くんファンになったきっかけが『どっちの料理ショー』での『この人、食べ物を前にめっちゃ壊れてく』でしたが。側から見てドキドキしていた危うさの質が、『役者としての病み』にゆっくり変質してたことに気づかなかったのが、(むろん、それで何かができた訳でなくても)今でも悔しいです。 それが35歳を過ぎて、『必死』から『楽しい』に比重が大きく移りだして。そのワクワクが私にもうつりだして、役者としての草彅くんを応援する理由が少し変わった気がします。演じる事を楽しむ彼を見るのが、とびっきり楽しいんです。 つかさんが「アクセルの踏み出し方、底板の踏み抜き方」を教えてくださったとしたら、高倉さんが「ブレーキの適切な踏み方」を教えてくださった……そんな気がします。_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 今でも草彅くんが余裕に見えてすごく必死で、真剣なのだと感じます。 “テレビに少しでも出れたら、それを次の主演機会に繋げたい” “座長として映画の宣伝実働担当として、絶対に映画を成功させたい” その意志がしっかり伝わる。 昔よりも饒舌に、リップサービスもめっちゃ上手くなったから、あまり彼を知らない人は気づきにくいかもしれませんが。『あさイチ』も、昔と同じ必死の時のテンションだって私は感じます。 でもその真剣さ以上に、今の彼は「絶対に過ちを繰り返さない」ために誠実なんだと感じました。 「自分の機嫌を取る」「体力を温存する」「プラス思考を維持する」……全部、これからもこの世界で生きていくため。これまでのエネルギーが、そちらにスライドしてるんだと思います。 今だって、SMAP5人がそれぞれの立場で死にものぐるい。押しかかるプレッシャーなんて尋常じゃないはず。草彅くんもまた、「35歳で知った自分の心の限界」を自覚して、それを回避する為に必死で戦って「強くあろう」と足掻いてるんだと改めて感じました。_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 私は最近、やっと自分の事情に区切りが見えてきて(詳細は過去ブログ記事に譲る)、みんなを追えるように(と言っても、その間のドラマやバラエティの録画を観るのが追いつかない!)なりました。 で、追いかけてると時には「『Garbage in, Garbage out』にしたってキリがないよね、コタツ記事!?」「批判的吟味を心掛けて……って意識しなくっても他社記事から引用改変しただけの大ボラだって丸わかりじゃん!」とゴシップに噴く事も多いし、広報が引用するインタビュー以外は(同じ雑誌に記載されていても)見る必要無いなと実感もしちゃいますが。 今は悔いが無いように全力で追いたい。 今を大事に、応援したい。