コンサドーレ戦　－　2位なんだけど、宿題は持ち越し。

2012年05月26日

コンサドーレ戦　－　2位なんだけど、宿題は持ち越し。

　上位に食い込むためには、取りこぼしは許されない状況で、アウェイでしっかり勝点3を取って、中断前に2位なんだから、文句を言うことはおかしいのかもしれない。(今頃ススキノで羽を伸ばしているのだろうか

）

　しかし、今日も失点してしまった。どうしても、サイドにDFがつりだされた場合の反対サイドの守備が弱い。二人がボールを取りに行ったときに、ボールを奪うことができればいいが、そこを交わされると、サイドからのクロスが一気に脅威になる。サイドからのクロスはだいたいどのチームにも有効なのだが、サンフにはさらに有効な攻め手に思えてしまう。

　でこぼこのグランドで強風の中ということで、慎重な立ち上がりだったサンフレッチェだが、先制点は、中盤で寿人の守備から連動して奪ったボールを青山、高萩とつないで、最後は寿人がゴール左に決めた。

　ファーストディフェンスは、センターサークル付近の寿人だったのに、ボールを青山が奪ってからは、反転して最前線まで一気に駆け上がってのゴールだからすばらしい。これで、今シーズン10得点(13試合で）、9年連続2ケタ得点はJリーグ新記録。次は、サンフレッチェで100得点。そして、本当に得点王を狙ってもらおう。

　前半は、札幌が攻撃を組み立てられなかったが、2点リードもされて開き直ったこともあって、攻撃をする姿勢が出てきたことと、縦パスへの対応がすこしよくなっていた。縦パスが攻撃の合図にあるサンフにとって、ここでボールを失うと一気にカウンターにさらされる。この状況でサイドから攻撃で失点したことで、さらに相手側に勢いがでてきた。

　こういうときに、どうしても一発で打開するチャレンジパスを選択して、相手ボールになってカウンターを食らうのは気を付けないといけない。攻撃時に守備のことを絶えず考えていないと危ない局面を迎えてしまう。水本からカズへのパスミスから攻撃に持ち込まれたシーンは危なかった。正直、コンサで助かったと思う。

　山岸のケガでソッコに左サイドが変わったが、あまり機能しなかった。柏戦はいい感じで守備ができていたと思ったが、どうしても攻撃がスムーズでない。もともと左サイドの選手ではないのでしかたないのだが、せっかくボールをもっても、クロスのタイミングがずれている。ゴール前の選手と息が合わないので、あきらめてボールを右足で持って、中に入っていっても相手にケアされているので、中央の選手とのボール交換で、ボールを失うシーンが何度かあった。

　今日、2点目を決めた山岸がケガで離脱となるとちょっとサイドが心配になってきた。清水では守備に不安があるのだが、ソッコでは、どうしても詰まってしまう。ここは中断期間とナビスコを使って連携を構築してほしいけど、韓国U-23代表に呼ばれていたような・・・。航平に期待しよう。

　それから、浩司が今季初ゴール。FKを左足で決めた。相手の壁がずれて、その隙間にたまたま入ったゴールだったが、かつての福岡戦を思わせるFKで、これからよくなっていってほしい。

　あと気になったのは、ボールを出した後、移動してパスを貰う動きが少ない。青山や高萩はよくできているのだが、DF陣にその動きが少ないのでパスが詰まってしまうときがあった。疲れがあるのかもしれないが、そこは修正しよう。

　次は、6/6、9のナビスコだが、決勝進出を考えるよりも6/16のセレッソ戦を考えた布陣にしてほしい。ナビスコよりもACLに期待したいので、大崎、清水、石川を積極的に使っていってほしい。カズもやっぱり休ませたいよね。

　最後に、やっぱり、前俊と高柳がそろった相手と戦ってみたかった。今度のホームでは前俊は間に合うだろうが、高柳は無理そうなのが残念でならない。しかし、札幌は、けが人が多いね。高木とか膝にテーピングをしてプレーをしているのをみるとちょっとかわいそうになってくる。