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ショコタ et チヨコ の Blog de 303

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2007.02.04
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truchot

【 Bourgogne PASSETOUTGRAIN 2004 -Jacky Truchot- 】





 2本目になるトルショーさんのPASSETOUTGRAINは、勢いのある華やさに気品まで具わったような小ぶりで愛嬌たっぷりの1本目の印象とは、まるで違うものでした。こちらはというと、エレガントな立ち振る舞いなど、まったく関心がないという素振りでもって弾むようにおおらかに笑っている。さっきまで笑っていたかと思えば、急に唇を固く結び険しい表情で足元の辺りをじっと睨んだりもする。口に含んだ液体は奮えつつも停滞する。

今、この場所に立っていることの不思議に呑み込まれたのか。さっきまで奔放に駆け回っていた両の足が大地から生えた樹木の幹にでもなったような錯覚にとらわれた。

大地と繋がってしまったなどと本気で思っていたわけではないし、すぐにでも顔を上げて腕を振って、その向こうへ駆け出すことができるのに、不動であることの充溢を幹となった両足がさまざまな養分とともに大地から吸い上げるものだから、しばしその場から動けずにいたのかもしれない。


前回の1本目、グラスの中の全ての要素は香りを放つためだけにあるようで、口中の液体そのものはとても薄く、舌の表面にすっと広がり消えてしまう儚さ。香りに酔わされた1本でした。

今回楽しんだ2本目は、柔らかく舌にのっかって留まり、その奥底からじわじわと果実味を感じさせる液体。あっという間になくなってしまった1本目。3日に渡りじっくりと味わった2本目。

「最初に開けたボトルがこれだったら、2本目はしばらく開けようとは思わなかったね~♪」と、チヨコ。

確かに最初のボトルは、今開けるのを躊躇わせるような様子など微塵もないほど芳しく華やかで魅惑的だった。無論2本目も美味しかったことには変わりないのですけど…。

ごちそうさまでした♪




truchot 04










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Last updated  2008.04.16 13:45:43
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