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カテゴリ:連載モノ
‘フェムトさん’の発行されているビッグヒットメルマガ
「HAPPY STEP ~波瀾万丈人生物語~」 の番外編「~実は私も波瀾万丈~vol.22」が発行され、 アチキの連載最終回、第7回目が掲載されました。 フェムトさん 非常非常感謝!! 長い間、ホントありがとうございました。 またよろしくお願いいたします!! フェムトさんの楽天HP では、今回掲載された文をご紹介します。 ちなみにこの文はまだ北京にいる頃で メルマガ発行初期時代のものです。 ------------------------------------------------- 第1回のバックナンバー 第2回のバックナンバー 第3回のバックナンバー 第4回のバックナンバー 第5回のバックナンバー 第6回のバックナンバー 【フェムトさんによるダイジェスト】 中国の雑誌の「友達募集コーナー」で知り合ったジョージ。(東洋人) 「留学時代日本人の世話になったから、日本人に恩返ししたい。」と、 寿司をごちそうしてくれることに。 けれど、約束の時刻を3時間も過ぎた頃に待ち合わせ場所に現れ、 食事を済ませたかどうかを尋ねる・・。 今日はジョージが奢りに来るから会うという話じゃなかったの? その後の会話も、何もかもが嘘くさいジョージ・・。 嘘くささが飽和状態になった頃、 「北京人に多いホラ吹き野郎に間違いない!」という結論に達した。 ------------------------------------------ 『ジョージ と 僕 ~北京で出会った愉快な仲間~』 その7 コイツが福岡に留学していたのは本当だろう。だが、話はすべて オオゲサになっていて、大方、好きな女を追っかけて海外に出てみたが、 フラレタてしまい、元々やる気や才能があって始めたワケでもない 留学生活なので、たいした努力もせず、同国人とツルミまくった結果、 同国人ネットワーク内で2年半の「寿司屋でのバイト付き留学」を 済ませて帰ってきただけなのだろう。 その後ジョージは、日本にいる日本人の友達に手紙を 書きたいからTAKAに日本語訳をして欲しいと言いだした。 「日本に2年半も留学してたんだから自分で書けるでしょ?」 と イジワルを言うと、「俺はしゃべれるけど、文章語は 得意じゃないんだ」とかますジョージ。 えっ?? あれで日本語しゃべれてると思ってんの? しかも、中国語じゃあるまいし 日本語は「しゃべり言葉」と 「書き言葉」に中国語程の違いはない。ヤツは明らかに 「中国語」の感覚でしゃべっていて日本語を理解していない・・。 まぁ2年半も「博多」に居て「博多弁」すら分らんヤツやからな・・ 帰りの車の中では、ジョージの「北京人ブシ」が始まり 完全に本性を現した。 その趣旨はこうだ・・・ 中国語を勉強するには「普通語」を勉強しなければならない。 その為には北京人と交わらないとダメだ。北京人以外の人間は 例え学校の先生でも「キレイな普通語」なんか話せやしない。 地方人がしゃべる中国語は下品で中国語とは言えない。 北京人は気前が良くて、背が高い。南の人間はせこくてチビ。 特に上海人なんか最悪。北京人は五万円持っていたら、 その日の内に五万円使って友達と飲み食いする。明日のことなど 考えない。 どうだ? 気前がいいだろう? 俺は国際的な人間だから自分の女に対しての要求も高い。 その辺の貧乏人の女じゃ納得できない。俺自身、中国語、日本語、 英語の3カ国語がしゃべれるんだ。女も最低英語くらいは しゃべれないとダメだな。そうするとやっぱ北京に留学している 外国人がベストだな。 日本もなかなか発展した国ではあるが、ほとんどが中国のマネだな。 などなど・・・。 最後は、自分が「金持ち」であることと「未婚」であることを強調し、 「日本人か韓国人の女を紹介しろ。俺も今日寿司を食べさせてやって ‘先行投資’はしたんだからお前も恩返しをしろ」と言ってきた。 ・・やっぱりね。 住所を教えんかったのは正解やったか・・。 うんざりした。 その日の内にジョージに見切りをつけた。 最初に「期待していた」だけにショックも大きかった。 その後、何度もジョージから「女を紹介しろ!」との 催促の電話があったが、すでに見切りをつけていたので 「忙しい」と断り続けた。 最終的にジョージは、「何がそんなに忙しいんだ!」とキレてきた。 「来週試験があって、その試験に受かったら3ヶ月後に2次試験が あって、それに受かると2ヶ月後に3次試験がある。それに受かれば 帰国する」とアドリブでハッタリかましてやった。 その後は極力電話に出ない生活を続けた。 2,3ヶ月経つとジョージからの連絡はなくなった。 電話に出ない生活はなんとなく惨めだったし、ジョージ以外の 友人達からは迷惑がられて「電話に出ろ!」と怒られた。 それもしょうがない。期待しすぎてバカを見たってこった。 「十何億も人間がおりゃぁいろんなヤツがおる」 また一つ勉強になったTAKAであった。 (おわり) ---------------------------------------------------- <総括> 長い、長~い文になってしまいましたが、楽しんでいただけたでしょうか? 留学・仕事・恋愛などで関わってきた中国という国。 一人の外国人からすれば、やっぱり「不思議の国」でした。 人口・民族の多さ、主義・習慣・制度の違い・・などなど。 体験してきた「驚き」や「違い」、そして中国語を含め自分が培って きたものをあくまで「エンターテーメント」として「九州男児的北京」 というメルマガでお伝えしてゆきたいと思っています。 堅苦しくならず、また軽すぎず・・・。 ・・ちょっと軽いかなぁ・・・? とにかく読者の皆さんに「わはは」と笑っていただきながら、 「ふ~~ん」と唸っていただけるようなメルマガでありたいと思っています。 這就是縁分、大家都加入我的行列呀!! メルマガ≪九州男児的北京≫とは? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 31, 2004 03:50:04 AM
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