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October 15, 2012
カテゴリ：メルマガバックナンバー
2012.5.5発行のメルマガ九州男児的北京より
先月、ツマの友人（もちろん中国人）が旅行で初来日し、 我が家へ１週間弱泊まっていきました。 ツマとは‘高校の同級生’という間柄で、「個人旅行」として、 中国の旅行会社を通じて１人でやってきました。 今月の末には、また別の友人が来日し、 我が家に泊まっていくそうです。 時代が変わりましたなぁ・・・ 中国国内で個人海外旅行が解禁されたのが数年前。 当初厳しかった条件も徐々に緩和されると共に、日本政府の 対中国人ビザ発給基準も随分甘くなりました。 日本としては、中国人の観光客を増やして、日本にお金を 落としていってもらいたいってのが本音なので、規制を緩和し、 ビザを取りやすくしたワケです。 それでも中国側が個人海外旅行を解禁した当初は、 「旅行先での逃亡防止」などの目的で、多額の保証金・ 担保金を預けるといったように条件が厳しく、１部の富裕層のみ 「個人海外旅行」が楽しめる、というものでした。 今では「普通の人」とは言いませんが、「１部の」ではなく 「大部分の富裕層」が「個人海外旅行」を楽しむことが 出来るようになりました。 まだ「担保金」等が撤廃になったワケではないので、 誰もが「個人海外旅行が出来る」ワケではありません。 でも、「これくらいでいいんじゃないかな」という気がします。 あまりに「誰でも個人海外旅行が出来る」ようになると、 犯罪や逃亡が増えます。 簡単に出国出来るようになると海外での「犯罪・逃亡」自体を 目的にした輩が必ず現れますし、犯罪しに海外に行く為の ‘旅費’を親戚等からかき集め、犯罪行為で「旅費として集めた金」 以上の‘稼ぎ’を得て、親戚等に還元しようとまでするからです。 観光客を受け入れる側としては、欲しいのは「観光客が落とすお金」 であって、犯罪等「負の部分」は一切いらない。 であればハッキリ言い切ってしまえば、 「金にならないばかりか、秩序を乱す貧乏層」は来なくていい。 だから今くらいの規制で丁度いいのではないかと・・・ ちなみに観光庁より「昨年日本へ観光旅行に訪れた外国人」 のデータが発表されてマス。 ↓ 日本へ観光旅行に訪れた外国人を数字でみる http://plaza.rakuten.co.jp/guihaotaka/diary/201205040000/ さて、そんなこんなでツマの友人が東京へ観光にきて TAKAの家に泊まりたい、とのこと。 TAKAの許可を求めるツマ。 まぁ特に断る理由は無いし、うちのツマもずっと日本にいる （仕事柄ツマは出張などは無い。TAKAは出張でよく中国に行っている） のでタマには地元の友達と遊びたいだろう・・・ということで OKしました。 TAKAはまだこの時点ではその友人とは会ったことがありませんでした。 実は去年の9月、ツマの実家に一緒に里帰りした際、北京を経由しました。 単純に「久しぶりに北京が見たかった」というのもありますが、 もう１つの理由はこの友人が北京に住んでいて「泊まってもいい」 と言ってくれたからでした。 ツマの話によると、友人はまだ１年経たないくらい前に離婚 （夫の浮気が原因だそうです）したにもかかわらず、北京の 一等地に分譲マンションを買い、証券会社で半分フリーランスの ような立場で仕事をしている背の高い女性、ということでした。 部屋の写真も見せてもらいましたが、マンションの一室なのに 部屋の中に階段があって２階に分かれている。 ホテルみたいにキレイな部屋で各階にトイレとガラス張りの シャワー室がある・・・・ イヤ、高級そうやけど、シャワーがガラス張りはちょっと・・・ 地元はツマと同じなのに北京の高級住宅地に家を買う・・・なぜ？ すげぇ収入のイイ仕事なのだろうか・・・？ そういう人達は会社が終わった後、どんなとこに 遊びに行くのだろう・・・・ ・・・・・色んな意味で興味津々でした。 が、北京に着く２日前に「急遽出張になった、ゴメン」とドタキャン。 すぐにネットで北京市内のホテルを手配出来たので事なきを 得ましたが、下手をすれば条件の悪いホテルに高い金を払って 泊まらなければならない可能性もありました・・・ TAKAの友人ではない為、すべての「やりとり・仕切り」をツマに 任せていたのが失敗でした。 個人の性格の差はモチロンありますが、日本人の基準からすると 中国人の立てる計画は「とりあえずやってみよう」的ないい加減 ・てきとーなものが多いのです・・・ こういった「日中間の違い」に関しては常に注意をし、 話し合ってきていたのですが、油断しました・・・ つーことで去年はこんな具合で会えなかった為、 実際に会うのは今回が初めて・・・・ でも、今回も前回同様ツマの仕切りで、ツマが友人から 聞いた・話し合った内容をTAKAに伝えるという方式でしたので、 直前でドタキャンもしくは大幅変更等になる可能性は 否定出来ません。 色々とキッチリ準備した後に「ドタキャン・変更」されると 余計に頭にきます。 頭にきてカリカリきたところで、中国人はその辺あまり 気にしません。妙なところ寛容なので、カリカリきている こっちの方が「変なヤツ扱い」されたりします。 そんなんでお互い、というか全体の雰囲気が悪くなるのも 馬鹿馬鹿しいですしね。 そういう時の対処法はただ１つ。出来るだけ、頼まれない限りは 首をつっこまず、余計な事はせず成り行きを見守りのみ。 これならどうせ何もしてないんだから腹も立ちません。 でも、やっぱり途中、どうしてもTAKAが動かなければならない 事がありました。その時は、ツマにその友人から 「購入した飛行機のチケットの内容」 （旅行会社から送られてきたメールをそのまま転送）等の 資料をこっちに送らせ、受け取った資料に基づき、日にちや フライトスケジュールなどを成田空港や航空会社のサイトで 自分で確認、「間違いが無いか」の「ウラドリ」をした後、 手配に動いたのでした。 中国人の場合、「勢いで話す」「感情で話す」「自己主張のみ」 ってことが多いので、言われたことを鵜呑みにして信じて いると、その情報自体が勘違いなどから間違っている事が 多いのです。 それから「思いつき」で行動することが多いので、こっちに 情報を流した後、「思いつき」で勝手に変更したりして、 その「変更事項」をこっちに伝えるのを忘れている、 ということも多いのです。 別にバカにしてるワケじゃありませんよ。 そういう気質の人が多く、知らないとこっちが被害を 被りますから自己防衛をするだけです。 さて、その結果、日本到着日をツマが１日間違って TAKAに伝えていた、というミスはありましたが、 事前に発覚し、事なきを得ました。 ツマには当然ガッツリ説教しましたケドね。 そんなこんなでオオカタ全てがスムーズに進み、 ドタキャンもなく無事に友人が初来日を済ませました。 ツマが成田まで迎えに行き、TAKAは自宅で初めて顔を 合わせたのですが・・・・・ で、でかい・・・・ つづく
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October 16, 2012 06:49:34 PM
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