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カテゴリ:連載モノ
2012年12月15日発行分のメルマガ
「九州男児的北京」より誕生2!!後編。 中国で帝王切開をするかどうかの決断を迫られた・・ 中国の医療、担当の先生に対する信頼関係も 何もない状態・・・ どうしたらいい・・ どうするべき・・・ 今更ながら自分の出産に対する認識の甘さ、 そこからくる「中国で出産する」という意味が 分かっていなかった自分に腹が立つ・・・ 妻は、入院するまでは帝王切開なんて考えられな かったけど、今、この状況になった事と、実際に 手術する人達を見た事によって帝王切開でも いいかなって気になっている、と言いました。 が、その時点でTAKAには決められませんでした。 そこでTAKAは一旦妻の実家に戻り、 ネットや国際電話で情報収集する事にしました。 なんせ病院やし、更に軍関係の病院って事で、 ネットの環境なんか皆無です。 中国移動や中国聯通のWi-Fiすら、入りません。 自分自身に「出産に関する知識」が全くない・・ こんな状況の場合は日本ではどうなのか? 日本の出産に関する常識は? この状況は普通に起こる事なのか? 出産経験者達は当時どうだったのか・・・? 幸い病院から妻の実家までは徒歩で10分足らず。 TAKAは走って帰り、ソッコー調べ始めたんですが、 中国からは日本のサイトがことごとくブロックされて いるので、繋がるだけでもすげぇ時間がかかる・・ ネットで調べながらLINEやSKYPEで日本の元看護士や 出産経験者の知り合いに意見を聞いたんやが、 何せ相手はこんな状況とは思ってない・・・ 「いよいよ生まれるね」とか「裏話だけど日本のある先生は」 とか「日本も最近は帝王切開が増えてきたよ」とか 「そんなん今どーでもイイ!!」的な情報ばっか・・・ でも、こっちから聞いといて、そんな事も言えんので イライラしつつも「あ、そうなんやありがとう」なんて 答えて他をあたる・・・ そうこうしてるウチに妻から義母からガンガン電話が かかってきて「どうするの?」「決まった?」・・・・ うるさいんじゃボケっ!! と、心の中で思いつつ妻には 「そんなに早く結論は出せん。もうちょい待っとけ。」 と答える。TAKAの性格をよく心得ている妻は 「ああ、もうダイブ怒ってんなこのオッサン。 ちょっと距離を置いておこう」みたいなリアクション。 義母はガンガンくる。マスオさん状態のTAKAは 「すいませ~ん。もう少し待って下さ~い」と歯茎から 血が出るくらい怒りを抑える為に噛み締めて答える・・ 最終的に出産経験者でもあり、自分が何かの判断を する時に最も信頼している自分の母親に電話をしました。 TAKAと母親は性格、容姿共にかなり似てるんです。 誰もがTAKAを見て、母親を見ると 「ハイハイ、親子ね。ソックリ。」と100%納得するほど。 矛盾するようやが、考え方が良く似ているので 常に対立するし、母はTAKAに厳しいんです。 だからこそ最も信頼しています。 TAKAの母親は元々「中国出産」に反対していました。 でも、最終的には「あんた達が自分たちで考えて 出した結論やし、‘産む人’がリラックス出来る環境 が1番大切だろうから・・」って事で渋々中国出産に 納得した、という経緯がありました。 電話して今の状況を話すと・・・ 「だけん言ったろーが!私は反対したのにアンタが 中国で産むって言ったんやろ!いまさらXXXX!!」 と、きた。まぁ予想通り。 そんな事分かっとんじゃ! どーにもならんから相談しとるんじゃ!! 「今、この時点でそんな事言うたっちゃ、どうにもならんやろ!」 と、国際電話で親子ゲンカ・・・ マジで皆が切羽詰っとって、テンパっとう状態やった・・・ 結局、母親のアドバイス的には状況から考えて猶予は無い。 後は当事者達の納得やから、しっかり担当医師と話をして、 疑問に思うことは全て聞いてみて、その人に命を 任せられるかどうかの判断をするしかない、って事でした。 うん。まぁソレしかない。 母親のアドバイスも受け、ある程度、腹を決めたTAKA。 妻に電話しました。 TAKAの母親の意見を伝えたところ、丁度TAKAが帰った後、 担当医師チームがやってきて「一刻を争う」という話を された事、その時色々話した事、TAKAサイドさえOKすれば 妻サイド的には手術の順番・コミ具合もあるからスグに 手術の申請をしたいとの事でした。 何度も妻に意思を確認しましたが、彼女の意思は固い。 ものスゴク本音で残酷な事を言うと、妻さえ元気なら子供は また作れる・・どうしても「どっちかを取れ」と言われれば、 TAKA的には迷わず‘妻’なのですが・・・ 結局、妻の強い意向で手術をする事になりました。 その時、時間はお昼の12時くらいでした。 当初の話では、今日の手術スケジュールに入れるかどうかは 分からない、手術は明日になる可能性が高い、との事でした。 TAKAはそのまま妻の実家に残り、今度は「帝王切開」に 関する情報収集を始めました。 手術にかかる時間、考えられる後遺症、術後の回復や 全体的な流れ、注意すべき事・・・・ あぁ、知らない事だらけ・・・ 仕事に行っている義父にも電話し、帝王切開に決定した事 などを報告し、意思の疎通を図っておきました。 30分もしない内に妻から電話が・・・ 「15時くらいから手術が出来そう。 そんなに慌てなくていいから用意して15時前に来てね」 とのこと。 正直「はぁ?!」と思ったが、今は妻を不安にさせない事が 最優先。いつもと変わらぬ様 「分かった。用意が出来たらスグいく」と伝えました。 そこから10分くらいでまた電話・・・ うるせーなぁ・・・・ 用事は一回で済ませろバカ。 くらいに思いながら電話に出ると妻の声。 「今から手術になったから。もう手術室に入る。 緊急だったんで、サインはお母さんがしたから・・」 と言うと話の途中で電話が切れた。 はぁ?!慌てて掛けなおしても「電波が繋がらない・・」的な アナウンスで繋がらない・・・・ ヤバイ!! 続く ● 中国情報知りたくない? ●楽天最新売れ筋ギフト http://a.r10.to/hJd1kd ★おせち&年越し特集2012→2013★ ダイエット/スキンケア/コスメ&ネイル/バストアップ/ラブパワー・フェロモン/セクシャル・エチケットケア/育毛発毛ヘアケア/除毛・脱毛・抑毛/ゲルマニウム/ヘルスケア ・・・ 応援!いきいきライフ ● 中国情報をチェック → 中国排行榜 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 11, 2013 02:26:10 PM
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