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はやGWも後半に入り、皆様、いかがお過ごしでしょうか? 我が家は、娘たちが揃って旅行に出掛けてしまい、 カミサンもバイトの合間を縫って、数々のイベントを精力的にこなしていて、 残った犬とワタシは、留守居役と相成りました。 ・ たいしてすることもなく、放ったらかしのスクラップ・ブックを整理し始めたら、 (ここ2、3年にため込んだパンフや雑誌・新聞の切り抜きなんか) 忘れてたものが続々と現れて、ちょっと懐かしいやら、愉しいやら・・・。 でも、去年の分となると、今見ても痛いものが多くて、ちょっとシビレます。 そのまま埋めときゃよかったと思いつつ・・・つい、ハラハラと、ハラホロヒレハレ。 ちょうど1年前に新聞のコラムに載ってたこの小文は、 当時、女子的視点を面白がって、切り抜いたはずなのに、 今見ると、なんだか重たくて、別の意味でシビレてしまいました。 [おめかしの引力] 節電の世界で見えるもの 川上未映子 スーパーや薬局などに日用品の買い物にでかけても「節電」がくっきり目に見えて、それにも案外慣れてしまった。当初は「暗っ」とか反射的に思ったものだが、文字が見えぬわけでもなし、そもそも昼間から煌々とフルで電気をつけているのもどうかしてるといえばそうなんであって、これを機にこれくらいの明るさが常識になってくれればいいことずくめなんじゃないですか。 しかし微妙なのは百貨店のお化粧品売り場なんだよね。このあいだふらりと入ったらもちろん節電態勢でこれまでとの差を思えばかなりの薄暗さではあったのだ。 あの場所の素晴らしいところは「すわハレーションか」と思うほどに何もかもを光で照らして輝かせ、5割増しで美しく見える点、見せてくれる点なのであって、しかしその効果が著しく衰退しているのは根本的にけっこうつらいものがあるのだった。 ちらっと映りこんだいつもの顔が「あれ、なんか今日、透明感あるやないの」と、うかうか錯覚すればこそ「お客さま、お肌がとってもきれい!」というセールストークに殺意を感じずに済み「春色アイシャドー……どれどれ」みたいにして勧められるがままに財布のひもをゆるめる連鎖を起こすのであって、現在のライトアップ事情ではまったく逆のことが起きているのではないだろうか。 顔が灰色なんである。ほうれい線とかクマとか――だいたいクマって相場は目の下って決まってるのにでしゃばんな!というぐらいに顔全体に広がって、ゾンビまであと一歩って感じ。ちらっと鏡に映ろうものなら「ぎゃ」と声をあげて一刻も早くその場を立ち去りたくなるのだから、春色なんとかなんていうお化粧品買う気持ちにはなかなかなれないわけですよ!そして何がつらいって、節電下に映しだされたそれが、まぎれもない真実ってことなんだよ……! いつもいい夢みさせてくれてありがとうだった、電気よ。 あの頃、電気は使い放題ってゆー、もう夢の時代は終わったね、 と思ってたはずなのに、 いつの間にやら、また、いい夢を見始めているような、 「春色アイシャドー、つい買っちゃいました」みたいな・・・。 え~と、「どげんかせんといかん」って、いつの流行語でしたっけ。 ・ それにしても、この頃って、 「反省したいことがあると日記を書く」とゆー困った習慣になってしまいました。 つまんなくてゴメン。許して、皆様 カミサマ・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.05.04 10:31:28
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