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いつも、この時期のお楽しみは、ノブヒコさん。 週刊文春に連載されている小林信彦さんのエッセイ「本音を申せば」が、 毎年、この時期に単行本化されるのです。 今回で14冊目となる本のタイトルは、「非常事態の中の愉しみ」。 去年からの状況を思えば、これっきゃなかろうとゆー刺激的なタイトル! そして、どーゆーわけか、いや、こーゆー時世だからか、 中身は、いつにも増して面白いのです。 勿体ない気がして、毎日、チビチビ読んでます。 表紙絵は、イーストウッドとウディ・アレン (その昔、二人で西部劇を撮ろうとしたことがあったとか・・・ホンマでっか!) ・ 更に、お楽しみには、オマケがありまして・・・ それは、この本に載っている、まだ未見の映画を見ること。 今回は、邦画の小品が数多く紹介されていて、 そのうちの3本は、未見どころかタイトルも初耳でした。 今年80歳を迎える小林さん、どんだけ映画見てるんだろう・・・。 1.「風の中の子供」(1937年) 原作:坪田譲治、監督:清水宏 2.「ばかもの」(2010年) 原作:絲山秋子、監督:金子修介、主演:内田有紀、成宮寛貴 3.「ナナとカオル」(2011年) 原作:甘詰留太、脚本・監督:清水厚、主演:栩原楽人、永瀬麻帆 で、まあ、当然といえば当然なんですが、 どれも、すっごく面白うございました。 1は、やんちゃな幼い兄弟のひと夏を描いた作品で、いわば"緑陰映画"ですね。 2は、10年かかってお互いを知るとゆー、苦い味わいのラブ・ストーリー。 できれば、もう一度、映画館で見たいと思いました。 そして、なんとも可笑しかったのが、3.「ナナとカオル」。 高校生を主人公にした、可愛らしい青春ドラマなんですが、 テーマがSMとゆーのがミソ。 幼馴染で優等生のナナと、彼女のボンテージ姿を妄想する劣等生のカオル。 ある日、ナナは、ふとしたはずみでボンテージ衣装を身につけてしまい、 鍵が外せず、カオルを頼ることに。 外すための条件として恐々と命令を出すカオル、それに従うナナ。 それが二人の秘密の息抜きとなり、やがて二人はその行為にのめり込んでいく・・・。 ・ この映画の勝因は、"秘密の息抜き"によってナナの成績がアップするとか、 青春ドラマのフォーマットに、うまく乗せたことだと思います。 でも、あの「花と蛇」すら見たことがない、SMど素人ですから、 きっと面白かったんでしょうね。 あ~、クセになったらどうしよう・・・(笑)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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