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愚すん

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2013.04.14
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昔から、重箱の隅ってゆーか、

もっと大事なことがいくらもあるだろうと思いつつ、

何故か気になってしまう、あるモノのあるブブンがあります。


 ○ 本や印刷物とかの字体

 ○ 映画の色

 ○ 名前の音(オン)


こんなことが気になるって、そーとーマイノリティだろうと思ってたんですが、

近頃は、カリグラフィーの雑誌が売り出されたり、

北野武監督の初期作品が「キタノブルー」と評されたり、

字体ファンだったり、映画の色調が気になる人は、けっこーいるみたいです。

でも、これまで、名前の音(オン)がらみの話は、あんまりお目にかかりませんでした。





ところが、ところが、世の中って広いっすねえ~。

なんと!音韻が脳に与える効果や影響を研究しているとゆー人がいるのです。

その研究者、黒川伊保子さんの著書「怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか」を読んでみたら、

名前に言及したところがあって、いや~、これがメチャクチャ面白いのです。



私の名は「いほこ」だが、この名前の音をイメージ分析すると、「人懐っこく、のほほんとしていて、乾いた感じ」になる。昔、農村にいた、留守中の隣家に上がりこんで、お茶なんかいれちゃって寛いで待ってるおばあちゃんみたいに、ほっこりしたカジュアルさだ。

簡単に解説すると、先頭が母音Iのことばには、いきなり相手の中に飛び込むベクトルが働く。「今、行くね」と言われたら、実体の前に、ことばが飛び込んでくる。「えちご」は「いちご」よりも何となく遠く感じられるはずである。
続くHoの拍が温かさと包容力を与え、最後のKoの拍には、賢さ、可愛らしさがある
そのほか、音素ごとのイメージ(Hの解放感・温かさ、Kの乾いた感じ)とか、接尾母音の影響とか、いろいろ足しこんで計算し、総論として「ほっこりしたカジュアルさ」が出てくるわけである。

似たような名でもシホコなら、切ない感じが匂い立つ。たった一音SHを足すだけで、しっとりとして、華奢になる。なんだか、手をかけてあげなきゃいけないような感じがある。シホコさんは、イホコさんより絶対に得しているような気がする。

一方、Mを足してミホコとなると、女らしさも増すが現実感もぐんと増す。結婚までは甘く可憐に見えたのに、気が付けばサイフの紐をがっちりと握って、家庭にしっかりと君臨している・・・そんな「女の王道」を行くイメージになる。

CHを足してチホコにすると、華があって、なおかつ、ちゃっかりしっかりした感じ。「ちほちゃん」は、にこにこしてあちらこちらに可愛がられながら、あっというまにトップに上り詰めちゃうタイプ。トップに上がれば、トップにふさわしい華もある。実業家向きの名前なのである。

Rを足してリホコなら、一気に知性派になって、先生と呼ばれる職業が似合う。「監察医・黒川理保子の事件ファイル」なんてドラマ、いかにもクール・ビューティの女医さんが出てきそうではないか。

それにしても、それぞれイホコの先頭に、子音をほんの一音足しただけなのだ。名前の音というのは、こんなにもイメージに影響があるのである。






まあ、この本は、批判する人もいるようですが、

名前の音フェチのワタシには、バイブルの発見であります。

この師を知ったキッカケは、

"壇蜜"とゆー名前の秘密を分析した、この新聞コメントでした。


壇蜜、たしかに男心をそそる語感ですね。
舌を厚く使ってはじく「ダン」は迫力・弾力・ボリューム感をほうふつとさせる。
一方、唇をふっくらとがらせて鼻腔を鳴らす「ミ」は甘くカワイイ感じ。
最後の「ツ」は音響は小さいのに口元に強い摩擦を感じさせる刺激音です。

ダもミツも、唾液がたまりぎみになる。
これが、ぬれた感じ、つややかさのイメージをもたらす。
「迫力+甘い刺激+ぬれてつやめく感じ」を脳に届ける語感だから、
あの現物をその名で呼んだらドキドキしないわけがない。非常に秀逸なネーミングですね。



なんか、この文って、"あの現物"のテイストとちょっと似てますね。

てゆーか、こっちのコメントの方が色っぽいかも・・・(笑)













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Last updated  2013.04.14 23:29:48
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