カテゴリ:日記(覚え書き)
去年の今日、勢い余ってblog『玉藻』を始めました。
以前、歴史系のhpをやっていた頃は、「創作時代小説」と「院政期の公卿日記について」という、あまりにも浮世離れした二本の柱をひっさげて、鬼のように文章を書きまくっていたのですが。 何ヶ月も何ヶ月も、一日あたりのアクセスが30未満という日々が続き。 それでも、平気で文章を書き続けていたわけです。 お友達も増え、リンクも増え。 そしてハーボットのお知り合いが増え。 お絵描き仲間が増えて、だんだん始めの二本柱が揺らいできました。 キリ番リクエストで、短編の創作時代小説を何本も書くようになって、違う時代の史料を集めるのにやっきになった日々。 知らない時代のことは書けない!と思いつつも、お約束したことを果たさなければならないという責任感は膨らむばかり。 加えて、我がhpをマジの専門家の大学の教授がご覧になっている!!という衝撃の事実に、すっかり腰が引けて尻込みしっぱなしになって。 いままで平気で書きまくっていたコンテンツに、専門家の厳しい眼差しが降り注いでいるのではあるまいか、とびびりまくって、恐くなって。 ついにはお絵描きの方が楽しくなってきて、hpをマイナーバージョンして、だんだん熱が冷めてきたような。 そうこうする間に、お絵描きが溜まってきたこともあって、そのころあまり耳慣れていなかったblogという形式を使いお絵描きサイト「pg-color」を立ち上げました。 楽になりました。 もうあんなに緊張して、文章を書くのはシンドイからねって。 別blogの補助のつもりで始めた『玉藻』ですが、だんだん生来の「物書き根性」が疼いてきまして。 始めのうちはセーブしていたんですけどね。 だんだんだんだん、また文字書き気質が目を覚まして。 【女性と囲碁】というテーマを書き始めた頃だったでしょうか、楽天blogの半角10000文字以内という、制御がクリアできなくなるコラムもあったりして。 コメントの方も、どんどこどんどん長くなる。 たった一二行のコメントをいただいただけなのに、山ほどレスするpg。 何がpgをココまで駆り立てているのか?とまで自問自答してしまいます。 何かが書きたい!!と疼く気持ち。 漫才形式の「pとg。」に現れる、アホな会話の中に本当の自分が住んでいる。 こういうのが一番好きだから。 読まれるリズムが楽しいから。 だから、書くのかもしれないな、とblogを一年やって来て思い始めています。 昔、恩師とも思うラジオ局のプロデューサーさんから、その番組を卒業するとき、 「×ちゃん、書くことやめたらアカンよ」と囁かれました。 それが、どういう意味なのか、その頃はよくわかっていなかったけど。 もしかしたら、彼女はpgの本質を見抜いていらっしゃったのかも。 この一年、とにもかくにも365日分の記事を埋めました。 途中お休みしたときもあったけど、それは後で捨て記事をいれつつ(でも捨て記事の方が長文だったりして)、なんとかココまできました。 アクセスも始めは楽天アフィリの訪問者ばかりで、自分を含め50くらいでしたが、今ではアフィリはすっかり影をひそめて、別口からやってきてくださる方の方が多くなっています。 どこから来られているのかは、詳しくわからないけれど。 何がヒットして見に来てくださっているのかは、わからないけれど。 250~300近くの訪問者に、嬉しい悲鳴を上げる毎日です。 どこへ行くのでしょうか、これから『玉藻』は。 囲碁のことばかりを書き続けるような、力も技もないけれど。 和歌や歴史系のことを突き詰めて書く専門知識もないけれど。 それでも、こうしてキーボードに指を乗せていると、勝手にリズムをとって文字が打ち出されていく。 それは、遠い昔、真っ白な葉書を前にすると、勝手に水彩ボールペンが文字を書き埋めていた自分に戻ったような、そんな気分。 この一年、ありがとう。読んでくださった多くの皆さんにこの言葉を。 頼りなくって、心細いことばかり書き連ねる日もあったけど。 元気一杯にはじけられた日も、たくさんあったのは、皆さんに「読まれているんだ」という嬉しい気持ち。それに答えなきゃいけないと頑張ってきた、少しの努力と根性。 だから、それを忘れないように。 これからも、それを忘れないために。 そして、またblogは続いていくのですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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