カテゴリ:DNA型鑑定
袴田事件第2次再審請求を審理している静岡地裁は今日、先月10日に選任した2人の鑑定人を裁判所に呼び、弁護団・検察官・袴田秀子さん同席のもと、午前10時40分から袴田巖さん本人のDNA鑑定に関する鑑定人尋問を行いました。
尋問終了後、静岡県庁記者クラブで会見した弁護団によると、鑑定事項は次のように決定しました。 1.袴田さんの血液型、核DNA型、ミトコンドリアDNA型を検査する。 2.それらの検査結果が、「5点の衣類」の白半袖シャツの右肩部分に付着している血液に関してすでに判明している型と一致するかどうかを判定する。 3.その他関連事項。 また、鑑定用試料(口腔内粘膜細胞など)の採取については次のことが決まりました。 1.2人の鑑定人が東京拘置所に赴き、拘置所の医務官に補助してもらいながら、袴田さんから任意で試料を提供してもらう。 2.試料採取の実施日時は3月7日(水)16時、3月14日(水)14時、3月19日(月)14時のうちのいずれかとする。 3.任意での試料採取ができなかった場合は、4月4日(水)もしくは5日(木)に強制的な手段で試料採取を行う。 会見に臨む西嶋弁護団長と秀子さん そして、鑑定結果の提出期限を試料採取日の1か月後までとすることも決まり、早ければ4月7日、遅くとも5月5日までには鑑定結果が判明することになりました。裁判所が拘置所の都合を聞いた後、来週初めまでには試料採取の実施日が最終的に決定する見込みです。 弁護団の西嶋団長は会見で「今回の鑑定で袴田さんの無実が明らかになると確信する」と述べ、秀子さんも「確実に再審開始に近づいていると思う」と述べました。袴田さんにも待望の春が訪れようとしています。Free Hakamada Now ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012/03/02 11:06:34 PM
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