函館通販生活

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  月刊Hanada09月号

  ■商品名：月刊HANADA 2017年 09月号 [雑誌]■レビュアー：hako-tu ※投稿時■レビュー内容いつもは本屋で立ち読みするHANADA。でも今月号は，小川栄太郎「加計問題”主犯”は石破茂」をすぐに読みたくて予約購入した。他にも，阿比留瑠比，百田尚樹と有本香の対談，気になっていた奥茂治氏のインタヴュー。読み応え十分だった。あまり好きではない（軽いから）長谷川幸洋氏の東京新聞（記者）批判も背景がよく理解できた。青山繁晴氏のコラムも良い。すぐに売り切れたものうなづける。定期購読しようかなと思案中。 もっと詳しく見る

  2017年08月11日

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  儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇（講談社＋α新書）ケント・ギルバート

  ■商品名：儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇 （講談社＋α新書） [ ケント・ギルバート ]■レビュアー：hako-tu ※投稿時■レビュー内容僭越だが良書である。まず文章が大変読みやすく面白い。著述家ケント・ギルバート氏の卓越した技量に感嘆した。本書は中国，韓国への悪口ではない。日本人がまだ気づいていないことに気づかせること，誤解していることを正すことに主眼が置かれている。押しつけがましくなく事実を中心に，中国や韓国に冷静に反論するためのバックグラウンド習得を指南してくれる。二つ大きな主題があった。前後するが，一つはWGIP（ウォーギルトインフォメーションプログラム）。戦後GHQが日本人に「悪いのは日本人」というマインドコントロールを施したが，その影響から今の日本人が抜け出せていないこと，を自覚すること。二つ目は，中国，韓国は儒教精神のうち仁義礼智信が欠け，忠孝，特に孝の精神が，儒教以前からも根強く浸透しており，いまだに支配的であること，その結果，公より私を重んじる，つまり私利私欲に走りやすい，という背景を知っておくこと。多くのジャーナリスト・著述家も同様のことを語っているが，多く読むことで心強くなる。ケントさんは日本の中で「日本人」が最も好きだという。嬉しい言葉だ。日本人の誠実さ真面目さ勤勉さで冷静に特亜三国と反日日本人に対処していこう，と勇気をもらえた。

  2017年08月09日

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• シン・ゴジラ（2016日）

  BDでシン・ゴジラを見た。評判が高すぎて敬遠していたが，実に良い映画だった。ちょっと実写版エヴァだけど。ストーリーにはいくつか合理性がありファンタジーもあり，ほんと，よくできた映画だった。最後も思わせぶり。劇場で観ておけば良かった。ただ丁度放映されたクレージー・ジャーニーで深海生物「ラブカ」が紹介されており，これがシン・ゴジラ第二形態のモデルとの説明に，エラとかお莫迦な目とかソックリで，にやけてしまった。

  2017年07月30日

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  ジョジョリオン（15）荒木飛呂彦

  今巻はすべて「ドロミテの青い珊瑚礁」シリーズです。まだ終わっていません。ドロミテの青い珊瑚礁，，，なんて素敵なタイトルでしょう。ゾクゾクします。今更ですが，特に今巻でコマ割りが一段と素晴らしくなっているように思います。やや大きめで迫力があります。絵（線）も一段階アップというか熟練の域に達していらっしゃいます。たいへん読み応えがありました。幸せです。

  2017年07月22日

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  七つの大罪（27）鈴木央

  ■商品名：七つの大罪（27） （講談社コミックス） [ 鈴木　央 ]■レビュアー：hako-tu ※投稿時■レビュー内容毎巻真実が明らかにされ，毎巻新しい謎が生まれます。複雑になるというより核心へ核心へと進んでいきますね。いやー，本当っにおもしろいですね。ただメンバーの能力アップについては，もう少し紆余曲折があるのかと想像していましたがあっさり直線的でしたね。まあこの後の戦闘に大大大期待です。十戒あと何人？ もっと詳しく見る

  2017年07月21日

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  HUNTER×HUNTER（34）冨樫義博

  ■商品名：HUNTER×HUNTER(34) （ジャンプコミックス） [ 冨樫 義博 ]■レビュアー：hako-tu ※投稿時■レビュー内容前回，再開された分を単行本化した巻。まずクロロとヒソカのドリームマッチ。これ，解説や考察などネットに沢山あるが，色々読んで，ある推論にようやくたどり着いた。全てが必然，だが瞬間の気まぐれが混じる。作者の富樫はやっぱり天才だ。現在連載中の継承戦も単行本でじっくり読まないと伏線がつかめない。マニアックで良い。 もっと詳しく見る

  2017年06月30日

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  ベルセルク（39）三浦建太郎

  ■商品名：ベルセルク 39 （ヤングアニマルコミックス） [ 三浦建太郎 ]■レビュアー：hako-tu ※投稿時■レビュー内容激しい戦闘のあと，穏やかな巻です。キャスカの内面への探索が始まり，きっと悲しいことが思い出されるのではないかと胸が痛みます。救いはあるのでしょうか？長い物語です。 もっと詳しく見る

  2017年06月24日

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  平成紀（青山繁晴）

  画像あり青山繁晴氏の小説「平成紀」を読んだ。小説の形をとっているが主人公の通信社記者楠陽は青山氏自身であり，時の政府要人も同名で登場する。昭和天皇崩御と新年号制定についてのドキュメントといってよい。氏のラジオやネットテレビでの言動からなんとなく概要は知っていたが，この小説で詳細，特にその時の記者青山氏の感情を良く知ることができた（と思う）。そして大変感銘を受けた。一読を強く奨める。幻冬舎が復刻してくれて読むことができた。出版社にも感謝する。

  2017年06月16日

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  楽園のカンヴァス（原田マハ）

  原田マハさんの作品を初めて読みました。もともと絵画鑑賞が好きで，とある印象派展覧会のガイドナレーションを原田さんがやっていて，セザンヌの晩年作品について解説しておられました。当初？と思いながら，その絵を見ていると，動けなくなりました，原田マハさんのおっしゃる通り，セザンヌの最高傑作。痛みと悲しみが伝わってきます。さて，本作は表紙にある，アンリ・ルソーの物語。フィクションなのですがツルーストーリーではないかと思います。感動して何度も読んでいます。主人公の女性もとてもかっこよく，物語はいくつも意外なエピソードにつつまれて進みます。おすすめです。

  2017年06月02日

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  ジョジョリオン 14（荒木飛呂彦）

  ■商品名：ジョジョリオン 14 [ 荒木 飛呂彦 ]■レビュアー：hako-tu ※投稿時■レビュー内容ついに田最環との決着がつきます。このエピソードは物語の核心に迫っており展開も素晴らしいものでした。そして，さらに東方家の一員が増えます。非常に個性的でかっこいいですね。康穂ちゃんの次に好きになりそうな魅力満載の花都さんです。ところで，田最環の由来が「CAN」だとは驚きました。このロックグループルールはまだ続いていたのですね。嬉しい限りです。GLIM SPANKYのスタンド希望します。 もっと詳しく見る

  2016年12月31日

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  七つの大罪（24）鈴木央

  ■商品名：七つの大罪（24） [ 鈴木 央 ]■レビュアー：hako-tu ※投稿時■レビュー内容巻数をますごとに強くなっていくメリオダス。そして反則のマーリン。マーリンはさらに神話世界の秘密と繋がっていそうですね。みんな，どんどん強くなって，ほんと，どうなっていくのでしょうか。まだまだ謎が多く楽しみです。 もっと詳しく見る

  2016年12月30日

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  黄金のアデーレ　名画の帰還（2015米）

  黄金のアデーレ　名画の帰還（2015米）をレンタルBDでみた。ミケランジェロ・プロジェクト（2014米）というのも見た。どちらも大戦中にナチスに持ち去られた名画を取り戻す作品。黄金のアデーレは，オーストリアのモナリザといわれるクリムトの絢爛豪華な作品（黄金の女性，正式には「アデーレ・ブロッホ＝バウアーの肖像I」という）のモデルであるアデーレさんの姪マリア（ヘレン・ミレン）が，オーストリア政府を相手に米国で訴訟を起こし勝利する話。大戦中のナチスの侵攻，迎合するオーストリア政府に翻弄されるマリア達，米国への脱出。現在この名画はNYの美術館に保蔵されている。私は多分まだ見たことがないと思うが，機会があれば是非見てみたい。一枚一枚に歴史が刻まれているんだなあと改めて感銘を受けた。ミケランジェロ・プロジェクトは，大戦末期にナチスが名画を処分してしまうのではないかと危惧したジョージ・クルー二ー演じるハーバード大学付属美術館長がチームを結成し，この任務を遂行するストーリー。クルーニーは監督・脚本・制作でもある。実話に基づいているとのことだがかなり脚色があるように思う。展開が早くて情報量も多いのでちょっと美術品一つ一つに思い入れができなかった。着想は面白いと思った。

  2016年11月27日

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  アリス・イン・ワンダーランド／時間の旅（2016年米）

  レンタルBDで「アリス・イン・ワンダーランド／時間の旅」を見た。オリジナルストーリーだが，ルイス・キャロルの原作からヒントを得た設定やシーンもあって通好み。監督は前回と変わっているが世界観は全く同じ。ジョニーデップをはじめ（というか彼は今作ではほぼ主人公），前作からのキャラクターがほぼ全員登場し楽しいシリーズものになっている。時間の旅ということで過去の出来事がつまびらかにされ赤の女王様の性格の由来もわかる。暖かいエンディング。アリスの今後も明るくたくましい。 良質のエンターテインメント。

  2016年11月22日

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  Ｍｒ．ホームズ　名探偵最後の事件（2015年米）

  原作はミッチ・カリンの同名小説。田舎に隠遁し養蜂を楽しむ（？）高齢のホームズが自身最後の事件「グラス・アルモニカ事件」を思い出しながら事件簿をまとめている。サスペンスではないが，いくつかの謎が解き明かされてホームズの内面変化が描写されるドラマ。戦後すぐの日本への旅行（招待した日本人ウメザキを真田広之さんが演じている。不思議な設定の日本が描かれていてちょっと悲しい→原作は著者が日本居住歴がありきわめて等身大の日本描写とのこと），同居する家政婦の子供との交流，ミツバチの死の謎，などいくつかのエピソードを重ねつつ最後の事件の真相へとたどり着く。原作小説の方がもっと深みがあるようだが，映画は主演イアン・マッケラン演じる老ホームズのリアリティーに脱帽した。

  2016年11月21日

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  デッドプール（2016米）

  期待していたが，，，全く期待通りの面白さだった。バタバタと敵を倒す様子は痛快ですね。明るい不死身は面白いです。実はデッドプールというキャラクターについて詳しく知らずに見たのですが，正真正銘Ｘメンのキャラクターなのですね。しかも超人気キャラでアベンジャーズにも引っ張りだこ。第四の壁を破る能力もオリジナル由来。映画版でもウルバリンゼロで口をふさがれて刀を振り回す瞬間移動能力のあのキャラクターだったのですね。設定では，この映画の後，別人格に生まれ変わったとか，あれは別世界のデッドプールだとか言われているそうですが，とにかく，デッドプールを主人公にした本映画は最高でした。Ｘメン見習いの原子力少女，ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッドは超クールでチャーミングでした。

  2016年11月20日

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  ヘイル，シーザー！（2016米）

  コーエン兄弟の最新作。時代はハリウッド映画の初期全盛期で，ちょっと政治的な背景があるので暗いのですが，当時のリアリティーが映画的に良く描かれているように思いました。こういう設定はどうしても二重構造っぽく感じ，ジョージ・クルーニーをキャスティングしている段階で既に，シニカルで深い意味があるように思えてしまいます。もちろん良い意味で。つまりは個人的に好きなタイプのフィルムです。ネタバレになるかもしれませんが，誰も死にませんし血も出ません。それほど込み入った謎もありません。サスペンスではなくコミカルなシニカルなドラマです。

  2016年11月19日

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  ヘイトフルエイト（2016米）

  レンタルBDでタランティーノ監督作品のヘイトフルエイトを見た。よく考えるとタランティーノ作品は全部ＢＤかＤＶＤで購入することにしているのに，つい蔦屋でみつけて借りてきてしまった。ただ，３０分ほど長いワールド版というのが日本未発売で，完全版が出るまで待つか輸入しようと考えているので結果今はレンタルで良かったかも。大好きなテイストの映画で，今回は西部劇ということになるのかな？賞金首を護送しているハンターや新任保安官などが大雪の中馬車に乗り合わせ一軒の宿場に避難するのだが，すでに先客がいる。しかも顔なじみの主人はおらず，誰がウソをつき，誰が仲間なのかわからない展開の中，一晩をともにすることになる。最初は頭脳戦という形だったが，そのうち悲惨な闘争状態になり，なるほどという展開があって，また過激な戦闘になり，，，というQTらしい映画。面白かった。だが，その，完全版というのが見たい。

  2016年11月18日

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  介子推（宮城谷昌光氏）

  ■商品名：介子推 [ 宮城谷昌光 ]■レビュアー：hako-tu ※投稿時■レビュー内容宮城谷昌光氏の「介子推」を読んだ。先に同氏の「重耳」を読み，そこに登場する八面六臂の活躍の介子推に興味を持ち本書を読むに至った。厚い単行本で氏の情熱が感じられる。介子推の子は死後尊称としてつけられたもので，作品中は介推として登場する。宮城谷氏は重耳の放浪を支えた忠臣，介推に史実（史記，十八史略など）には書かれていない棒術の達人という能力を与え見事な小説を完成されている。さらには神レベルの危機察知能力を付与し，刺客であるエン楚をことごとく退けさせる。痛快でワクワクする展開だ。しかしようやく重耳の帰還がかなったとき，天に導かれた運命の公を支えるのが臣の当然の勤めであるのに，自らの功績を主張する重臣に嫌気をさし（ざっくりしすぎだけど）介推は公のもとを去る。やがて介推の功績を知った重耳は介推が隠遁する山を介山として封邑とする。あるいは介推に恩賞を授けるため山を燻すが母と抱き立って死んでいる介推が発見された，とか言われている。寒食節という風習がここから生まれたらしい。伝説中の人物伝で最後はとても悲しく終わる。天に命を受け地に生かされている人という生き物の美しさに触れた小説だった。

  2016年11月17日

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  七つの大罪（23）

  ■商品名：七つの大罪（23） [ 鈴木 央 ]■レビュアー：hako-tu ※投稿時■レビュー内容過去の重要な秘密が次々に明らかにされていきますね。毎巻毎巻おどろきです。それにしても，エスカノールの強いこと。まあメリオダスも無敵ですけどね。3000年前の女性？の存在が見え隠れしますが，今後の展開（追憶）が楽しみです。ところで，，，＜ネタバレ＞前巻でメリオダスのリベンジカウンターを打ち消したのはエスタロッサの「慈愛」の戒禁なのでしょうか？物理攻撃だけを無効化するのかと思うのですが，リベンジカウンターは魔力だと思うので。ああそうかメリオダスが「怒り」の感情マックスだったので力が抜けたということかな？あといくつもの疑問というか「〜だよね」と確認したいことが星のようにあります。メリオダスはつまり3兄弟？ザラトラスがまだ消滅していないということは，まだメラスキュラが生きているということかな？先にバンに心臓を一つ潰され，今回五個盗まれたので，あれ？一個残ってない？と思っていたんだけど，やっぱり生きてるのかなあ？それともザラトラスの怨念が特殊？エリザベスはメリオダスの娘？不死の呪いって？あー，早く，物語の先が読みたい！

  2016年11月16日

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  レヴェナント蘇えりし者（2015アメリカ映画）

  レンタルBDで「レヴェナント蘇えりし者」を見た。随所に壮大なスケールの美しい，厳しい自然が見事に映像に結実しており，劇場で見逃したことが悔やまれた。当初，宣伝映像をみて，一度殺され埋められたデカプリオが，ゾンビ化したクマに掘り返されて咬まれてゾンビが伝染し，蘇って復讐する映画。と妄想していた。我ながら呆れかえる頓珍漢ぶりだ。以下，，，，ネタバレ。本作はSFでもファンタジーでもなくリアルなドラマである。時代はアメリカ大陸開拓時代初期。ネイティブアメリカンの目を盗み，時に戦いながら毛皮を求めて狩りをする非情なグラス（ディカプリオ）ら白人ハンター達。でも彼はネイティブとの間に一子をもうけ，その息子とともに部隊に参加している。その理由はなんとなく語られるがはっきりしない。ある時，グラス（デカプリオ）はグリズリーに襲われ瀕死の重傷を負う。功労者である彼を見捨てられないがこのままでは部隊の足手まといとなる。そこで隊長は志願者を募りグラスの守りをさせる。部族に追われる緊張の中，裏切りがあり，彼の息子が殺され，グラスも見捨てられる。しかし九死に一生を得たグラスは，なんども死線をくぐり抜け，生き抜き，ついに本部隊に再会し真実が明らかになる。しかし裏切り者はすでに逃亡していた。これを隊長とともに追い，ついに復讐を遂げる。ディカプリオの演技はちょっとこれ見よがしな演出でくどいなあと思ったが，彼は大好きな俳優なので，まじめにまじめに演技しているんだろうなあと思いながら見ていた。自然の中で寒い中で大変だったろう。でもどれだけ汚れてもリアリティーがない。回りの自然に負けているのだ。昔，オンシアター自由劇場の吉田日出子がテント公演している時，地面に咲いた花を見て，「ああ，自分の演技はこの花に勝てない」と絶望したそうだが，ディカプリオでさえも本映画ではフィクション臭が強くて感情移入できなかった。まあ，でも，これを突破しろというのは酷なので，今後，ぴったりはまった役が回ってくることを期待する。アカデミー賞は今まで3回くらいとっていても不思議じゃないので，今回の受賞はもちろん心から祝福しています。

  2016年10月01日

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  逆説の世界史（2）一神教のタブーと民族差別（井沢元彦）

  ■商品名：逆説の世界史（2） [ 井沢元彦 ]■レビュアー：hako-tu ※投稿時■レビュー内容逆説の世界史第2巻「一神教のタブーと民族差別」を読んだ。なかなかタブーに踏み込んだ内容で，序章で「一神教は地球人が創り出したと仮定することが大前提だが」と一定の言い訳をしている。このシリーズは英語圏でも発売されていると思うので配慮が必要だということらしい。私は日本人なので，その奥に何があるのかはよく分かる。　本巻は五章からなり，一章：ユダヤ教と旧約聖書，二章：キリスト教と新約聖書，三章：イスラム教徒とコーラン，四章：十字軍遠征，五章：オスマン帝国の崩壊，中東戦争，と展開される。　ざっと全体を俯瞰して流れを整理するには丁度良い内容だった。宗教のことは，池上彰さんの解説書などで勉強し一定の理解はしていたが，井沢氏は池上氏より深く，特に流れを上手に説明されるので背景がよくわかって理解しやすかった。　いつももう少し詳しくと思うが，そう思うなら解説書は山のようにあるので，まず，このくらいの内容で全体を掴むことは重要だと思う。氏の記述は浅からず深からず，私には相性が良い。　本巻では一章のユダヤ教，三章のイスラム教の解説が特に良かった。一章は一神教の発生とも関わるので詳しく，特に絶対神ヤハウェという名前についてよくわかった。三章は現代のISの問題とも関わるので慎重に書かれていた。各国各部族ごとに異なる宗派について解説が良かった。イスラムは部族というのと親和性が高いのかなという印象を持った。　五章ではキリスト教世界が近代化に成功した理由が述べられていて成程と思った。政教分離がキーワードなのだが，三大一神教の倫理観についての考察も興味深かった。特に予定説に基づき，「天国に行くことが決まっている私は正しいことをする」という倫理観を背景にキリスト教世界で金融業がモラル高く維持されたことが経済発展を促したというのは理解出来る。　最後に現代の中東情勢を導いたイギリスの罪が記載されている。以前から理解していたが改めて酷い国だと思う。

  2016年09月19日

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  超人ロック　ドラゴンズブラッド（3）

  ■商品名：超人ロック　ドラゴンズブラッド　3 [ 聖　悠紀 ]■レビュアー：hako-tu ※投稿時■レビュー内容今巻も面白かった。しかし，夢使いの戦いは虚実が入れ替わりややこしいですね。以下，かなり★ネタバレ★まずレモンが変化することはなんとなく予感できていたが，こういうタイプの変化って今まで描かれていなかった気がする。超人ロックは，あくまで近未来SFであって，ファンタジーではないのだ。遺伝子改変という近未来へ落とし込むのかな？逃げたフリージアがロックの家にたどり着いた訳が思い出せない。どういう関係だったっけ？私は落ち着きすぎたメイドがロックかと思っていました（ハズレ）。竜人は物理的に強いのかE耐性が強いのか。ファンタジー世界では万能に近いのですが，どこまで能力を披露するのか，あるいは壊れないかと心配です。竜人が作ったサイコポッド的なモノはサイコポッドってことでいいんですよね？ラフノールの鏡の原型？。あと例の彼はどうして裏切ったのだろう？次巻が4巻目なので，最終かな？

  2016年09月05日

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  国境の南，太陽の西（村上春樹）講談社文庫

  ■商品名：国境の南、太陽の西 [ 村上春樹 ]■レビュアー：hako-tu ※投稿時■レビュー内容村上春樹氏の長編短編を年代順に読んでいる。この長編は2年くらい前に読んだのだがレヴューを忘れていた。主人公は村上氏と同時代の男性で，40代半ば。いつもの主人公。少年時代に「ちょっと変わった」女性に出会う。その後何人かの女性とつきあい，結婚して「運よく」事業が成功し「結構いい生活」をおくっているが，件の女性が突如現れ，夢か現かわからない朦朧とした時間が過ぎ，やがて一歩手前で「よくできたワイフ」との生活へ「ぎこちなく」戻る。でも，もう以前の日常は存在しない。といったあらすじだ。莫迦にしているわけではない。こういう氏の小説がとても好きだ。ゆりかごに揺られて快楽を貪るような堕落感がいい。物語の奥底には幾つかの秘密が隠されているのだと想像するが，今の自分には其処を掘る気分はない。「国境」では，最近多い非現実的な世界は展開されない。あってもおかしくないがめったに起きない現実が描かれていく。登場人物は，この世代の男性の理想通りで，これもまたいいね（繰り返すが莫迦にしているわけではない）。主人公を自分におきかえて，自分の人生に登場した「島本さん」や「イズミ」を思い出しながら精神の時空旅行を愉しんだ。

  2016年09月04日

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  パン屋再襲撃（村上春樹）文春文庫

  ■商品名：パン屋再襲撃新装版 [ 村上春樹 ]■レビュアー：hako-tu ※投稿時■レビュー内容村上春樹氏の短編長編を時代順に読んでいる。（読んだのはずいぶん前）パン屋再襲撃＞とてもドラマ的で何度読んでも面白い。文章が凝縮されている。象の消滅＞一番好きかも。さみしい感じが好き。ファミリー・アフェア＞大人的な振る舞いをする，氏の作品によく出てくるタイプの男性が実はとても好き。ねじまき鳥と火曜日の女たち＞のちの長編の原案となった作品とのこと。長編を読みたくなった。関係性を知りたい。他にも，二編収録。

  2016年09月04日

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  辻井伸行 自作＆クラシックコンサート（函館，8/31）

  8月31日函館市芸術ホールで開催された，辻井伸行さんのコンサートへ行ってきた。前回チケットが取れなかったので，今回は財団の会員になって先行でチケットをゲットした。二部構成で一部は自作曲。トークが炸裂し6月のKitaraとはずいぶん印象が違った。自作曲は柔らかでなめらかでやさしい曲が会場を包む。パンフに書いてあることだが自分の声で曲の解説をしっかりされていた。熱意と人間性が伝わってきた。休憩後の二部は，繊細なドビュッシーからはじまり，流れるようなラヴェルへと続く。ショパンから激情の演奏となり，バラード第１番が迫力があり印象に残った。最後は，楽しみにしていた英雄ポロネーズ，これも強いタッチで胸を打った。アンコールはなんと3曲。1）ショパンのノクターン第8番（多分，，，7番かも？）2）風がはこんできたもの（自作）3）リスト　ラ・カンパネラリストもタッチのメリハリがきいていて印象的な曲に仕上げていた。辻井さんはベートーベンの交響曲などは優しく優しく表現されるが，ショパンは激しく熱く弾かれ，今回で辻井さんの演者としての解釈や表現がとても好きになりました。会場満席でした。函館には定期的に来てくれると思うので，また是非行きたいです。

  2016年09月03日

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  Next One (GLIM SPANKY)

  ■商品名：Next One (初回限定盤 CD＋DVD) [ GLIM SPANKY ]■レビュアー：hako-tu ※投稿時■レビュー内容大好きなGLIMSPANKYのセカンド（フル）アルバム。初回特典で4・16恵比寿リキッドルームでのライブが収録されたDVDがついてくる。このライブは北海道から行ったのでDVDになって超嬉しい。自分の手が写っていてWうれしー。　　どのジャムも粒ぞろいだが，GLIM好きな私は，3 闇に目を凝らせば，7 NIGHT LAN DOT，が特に好き。4 grand port，8 いざメキシコへ，は軽快な旋律で新たな境地にいたったと思うで。レミさんの声はもちろんすごいが，歌詞も曲も，何と言っても全体を覆う世界観がとにかく大好きだ。　10月の札幌でのNext Oneツアー楽しみにしています。

  2016年08月30日

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  ジョジョリオン（13巻）

  ■商品名：ジョジョリオン（volume　13） [ 荒木飛呂彦 ]■レビュアー：hako-tu ※投稿時■レビュー内容物語が過去とつながり佳境に入っていく巻です。何度も読み返しました。難解な部分もあるのですが，ようやくすっきりつながりました。もちろん細かい設定など？？？という部分もありますが，それにしても面白いです。これだけのキャラクターがこんなにつながっていたなんて，「イケてます」。田最環，こんな重要人物だとは。そして鳩さん，怖い，強い。ネタバレ＞＞＞仗世文が等価交換で身体を吉良に差し出したのに，吉良の死体の方が発見され，スタンドが融合したのは何故？あと海底の携帯はなぜカレラのとこに？謎が多い。まあ，その理由をかんがえるのが楽しいんだけど。

  2016年08月29日

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  七つの大罪（22）

  ■商品名：七つの大罪（22） [ 鈴木 央 ]■レビュアー：hako-tu ※投稿時■レビュー内容物語が急転直下します。巻数を重ねるごとに，驚きが増していく作品です。毎巻，謎が解明されますが，新しい謎も増えていきます。今巻ではメリオダスの超絶的な強さと，出自が分かります。そうかな？と思っていた通りでしたが，もとの十戒が何をしていたのか？，魔神王とは？あの人も生きていた？どうやって？とか，言い出せば，ゴウセルはどうなった？エスカノールは回復した？マーリンは？とか，いくらでも気になりますね。次… もっと詳しく見る

  2016年08月28日

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  日本のいちばん長い日（半藤一利）

  ■商品名：日本のいちばん長い日 [ 半藤一利 ]■レビュアー：hako-tu ※投稿時■レビュー内容昭和20年8月14日正午から15日正午の玉音放送までの歴史的に重要な一日を，一時間ごと一章として書かれた半藤一利氏のドキュメンタリーである。本作は昭和40年に（大人の事情で）大宅壮一氏の著述として刊行され，平成7年に半藤氏が改訂を加えて決定版として刊行した。　最近映画にもなり多くの国民の興味を引くことになったが，私は，高校生の頃，このような事件があったことを知っていた。ただし，それは玉音放送を阻止しようとする一部陸軍の事変という認識で，本作で示されたような大規模なクーデター計画とは知らなかった。　ドキュメンタリーであり，当時の関係者の日記等を参考に，矛盾は矛盾として，丁寧に記録を紡いでいくように本作は書かれている。ある種のサスペンスを読んでいるような気分にもさせる。　特定の人物を愚かと感じたり時代と考えたり人によって感性は異なると思うが，日本人なら読んでおくべきドキュメントであると思う。

  2016年08月15日

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  「民意」の嘘（櫻井よしこ，花田紀凱）産経セレクト

  ■商品名：「民意」の嘘 [ 櫻井よしこ ]■レビュアー：hako-tu ※投稿時■レビュー内容「正義」の嘘，に続けて読みました。櫻井よしこさん，花田紀凱さんを中心とした対談集です。４章の佐藤正久さんとの「自衛官のリスク」が利用された，が一番感銘を受けました。現場の実情を知っている佐藤さんならではの発言で問題がよくわかりました。1，2，5，6章はメディアの問題を扱っています。大衆を煽動するメディアのこと想像通りでした。3章の「東大憲法学」の変節も，詳しく具体的で為になりました。今後も本シリーズの続巻をお願いします。

  2016年08月06日

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  超人ロック　ラフラール　4巻

  ■商品名：超人ロック　ラフラール　4巻 [ 聖　悠紀 ]■レビュアー：hako-tu ※投稿時■レビュー内容ラフラールの最終巻。しんみりとしてしまった。素直に感動した。ロックの心情はなんとなく想像通りだったが，つらい役目だよね。さて，個人的に，もうロックとのおつきあいに一区切りつけようと，しばらく前に，手元の在庫を全て処分したのだが，この巻があまりに感動したので，やはり読み続けようと心変わりした。まずはドラゴンブラッドだな。そして新作。相手は3000年以上生きているんだし，こちらも息を長くして悠然とつ… もっと詳しく見る

  2016年08月01日

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  HUNTER X HUNTER（33巻）厄災

  6月8日発売のHUNTER X HUNTER（33巻）厄災　の簡単なレヴュー。■商品名：HUNTER×HUNTER（33） [ 冨樫義博 ]■レビュアー：hako-tu ※投稿時■レビュー内容このコミックスが読めるというだけで幸せです。ガス生命体アイについて憶測が流れていましたが，あっさり扉絵で断言されていて驚きました（それともギャグかな？）。あとネテロ会長と一緒に暗黒大陸へ行ったオードブルさんって誰？ドン＝フリークスも気になります。もちろん他にも色々気になりますが，まずは王権継承戦でしょうかね。→ああ，残念ながらまた休載ですね。34巻もずっと先ですね。待つしかないか。 もっと詳しく見る

  2016年07月18日

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  ベルセルク（38巻）

  ■商品名：ベルセルク（38） [ 三浦建太郎 ]■レビュアー：hako-tu ※投稿時■レビュー内容久しぶりすぎて前作までの流れが思い出せなかったが，ちょうどGAYOで映画3部作が無料放送されていて，リッケルトを思い出すことができた。あの時から，長い戦いを経てきたガッツとキャスカと仲間たち。不思議な戦いが多すぎて展開がわからなくなっていたけど，本巻からグリフィスとの本質的な対峙へと舵が切られた様な気がします。それに頼もしい味方が増えそうな予感に少し救いがある様な気がしてきました。できれば最後ま… もっと詳しく見る

  2016年07月17日

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  七つの大罪（21巻）

  ■商品名：七つの大罪（21） [ 鈴木央 ]■レビュアー：hako-tu ※投稿時■レビュー内容毎巻楽しみにしています。トーナメントでは，気になる新顔の登場はまだ先のようですが，エスカノールとゴウセルのバトルは大注目です。この発動の仕方，ゴウセルじゃないけど本当に驚きです。何でもありか！以下ネタバレ？＞＞＞でも凄いパワーですね。十戒を倒した訳ではなさそうですが（巻末を見ると，ですが），急展開ですね。次巻楽しみです。初代妖精王といい，ドロール君といい，どのような歴史があって今に至っている… もっと詳しく見る

  2016年06月18日

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  ジョジョリオン（12）荒木飛呂彦

  ■商品名：ジョジョリオン（12） [ 荒木飛呂彦 ]■レビュアー：hako-tu ※投稿時■レビュー内容これまでの小さなストーリーがいよいよ核心に向かって収束し始める12巻です。定助のルーツについて相当に詳しく描かれています。前巻で想像していたののさらに上で意表をつきました（というより想像の範疇を遥かに超えていました）。面白い。表紙もぐっと渋くクールです。＜ネタバレ＞それにしても「吉良吉影」かっこ良すぎです。空条（！）仗世文もヤワな風貌に反して歴代ジョジョに匹敵する高邁な精神の持ち主で頭も良さそうです。彼のヘアースタイルはあの人なんですね。そしてホリーさんの病気。いろいろなオマージュがキラ星のごとく散りばめられ本当に好奇心が喚起されます。豊かなコミックスですね。主人公二人や東方家に，過去何があったのか，そして，これからどうなるのか，ますます楽しみです。

  2016年03月21日

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  七つの大罪（19）鈴木央

  ■商品名：七つの大罪（19） [ 鈴木央 ]■レビュアー：hako-tu ※投稿時■レビュー内容キャラクターの闘級がどんどんインフレーションして，もはや人間の出るまくはない？と思ったら，やはり能力がはまると魔人に対しても有効という，何とも面白い展開になってきました。今巻でいよいよあの人が登場します。驚きでした。その驚異的な強さに。そしてラストシーン，ウソでしょ！どないなりますねん，，，次巻からは大バトルトーナメントの様相ですね。楽しみです。＜ネタバレ＞まずバン。能力を奪ってガランと対等って凄いですね。さらに心臓を盗んで一蹴。しかし到底魔人には及ばない。そして謎の酒場へ。この人か，とすぐ察しましたが，それにしてもエスカノールの驚異的な強さ。魔力を取り戻した団長の遥か上を行く闘級って，何？さらに魔力が太陽？凄すぎです。夜に見つかったら瞬殺ですけどね。それからバロールの魔眼の由来となっているバロールことドロール君。この人に巨人族は勝てるのか？そしてオオトリはゴウセル。あんたって人は何と言うかマジですか。バイゼルにはクセのある人（種族）がまだまだ集まりそうなので次巻以降戦いが楽しみです。

  2016年03月20日

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  荒木飛呂彦の漫画術（集英社新書）

  ■商品名：荒木飛呂彦の漫画術 [ 荒木飛呂彦 ]■レビュアー：hako-tu ※投稿時■レビュー内容荒木飛呂彦さんが書いた漫画の書き方本です。漫画に大切な4つのこと，キャラクター，ストーリー，世界観，テーマ，についての説明から始まり，人物や背景の描き方など，氏の具体的な例を挙げながら細かく解説しておられます。私は漫画を書かないのであまり役に立たなかったのですが（すみません），氏の昔のコミックスを読みながら，どう考えて書いていたのかよく分かって面白かったです。氏の書き下ろしの表紙カバーが素敵です。 もっと詳しく見る

  2016年03月19日

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  池上彰の世界情勢2016（池上彰）

  昨年12月末に刊行された池上彰の世界情勢2016を読んだ。活字も大きく非常にわかりやすい文章ですぐに読めたのだが，巻末を見ると毎日小学生新聞のコラムを改編とある。道理でさくさく読めるはずだ。改編とあるからきっと大人向けに内容を盛り込んだのではないかと思うが，次からよく見て購入しようと思った。しかしながら氏の説明はわかりやすいので読んでいて楽しかった。テロ，中国，米露，ヨーロッパ，格差，日本の課題についてコンパクトにまとめられていて，大人の頭の整理と記憶の定着に良かった。小学生というより中高生が読むとちょうど良いのではないかと思う。ちなみに楽天ブックスはじめネットショップではしばらく在庫切れだったので，久しぶりに書店で購入した。書店も品切れに近かった。

  2016年01月14日

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  ジョジョリオン（11巻）

  ■商品名：ジョジョリオン（volume　11） [ 荒木飛呂彦 ]■レビュアー：hako-tu ※投稿時荒木飛呂彦氏のジョジョリオン11巻を読んだ。今巻では，ついに，ついに，定助の正体が明らかにされ，はじめました。まだまだ謎が多いのですが，こういうことかな？と想像できるくらいにストーリーが進み面白くなってきました。康穂ちゃんのファンだったので，新登場のカレラには心配ですが，膨らみますね物語が。今までの長年のキャラクターの積み重ねがあってなせる技ですよね。脱帽です。

  2016年01月10日

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  逆説の日本史 21巻（幕末年代史編４）井沢元彦氏

  【楽天ブックスならいつでも送料無料】逆説の日本史（21（幕末年代史編　4）） [ 井沢元彦 ]　井沢元彦氏の「逆説の日本史 21巻（幕末年代史編４）」を読んだ（昨年10月刊行，4月に読み終えた）。今巻は1865年から1868年までの４章構成で，幕府と薩長維新軍の詳細な動向が解説されている。　なかでも徳川慶喜が最も恐れていたことが「朝敵の汚名を重ねること」という考察は大変面白かった。慶喜の行動を単に保全のためと考えるより合点がいく。　最後に明治改元に先立って崇徳院の鎮魂が行われたという話が書かれていたが，初めて知って大変驚いた。１８６４年の蛤御門の変で「御所への発砲」が起こったのは長州が悪いのではなく，崇徳院没後七百年目の「タタリ」であって，これを鎮魂した（京都の白峯神社に帰還いただいた）から明治維新が成功した，のだそうだ。　詳しく引用すると，崇徳院の命日に当たる８月２６日に讃岐の御陵の前で勅使が宣命を読み上げ，翌日に明治帝が即位。ついで崇徳院の神霊を輿にのせ海路を経て９月６日に京へ到着。天皇が京で崇徳院の神霊に参拝したのち，９月８日に明治へ改元，と実に崇徳院に気を遣っている。崇徳院への対応は歴代の天皇の最重要な申送り事項だったらしい。　この国の，天皇家の霊的な役割や覚悟には（もちろん好意的な意味で）改めて敬服する。ちなみに没後八百年は１９６４年で，昭和天皇は勅使を式年祭に派遣し無事東京オリンピックが開催された。次は２０６４年だとのこと。　井沢氏は，怨霊についての考察，正確には梅原猛の考察を基にした優れた解釈・解説を持ち味として，この逆説シリーズを始められたと記憶しているが，明治が見えてきた21巻目において，再び怨霊信仰について深く語られ，この国の一貫した宗教性への考察に感銘した。　明治以降の逆説の日本史がますます楽しみだ。氏は逆説の世界史にも着手しておられるが，こちらもそろそろ２巻目が読みたいです。　

  2015年05月02日

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  機動戦士ガンダムTHE ORIGIN 24 特別編 [ 安彦良和 ]

  【楽天ブックスならいつでも送料無料】機動戦士ガンダムTHE　ORIGIN（24（特別編）） [ 安彦良和 ]　機動戦士ガンダムTHE ORIGINを読んだ（2月発売のを3月末に読んだ）。特別編で４つの短編からなる。この作品集は非常に意義深い作品群でファン必読である。　１作目「その前夜」は，1stガンダム第１話の前夜から始まる物語で，ザク突入前のサイド７の平穏な日常とジオン側の緊張が，その後登場する多数のキャラクターを登場させて描かれている。カツレツキッカの関係も成る程だ。ジーンがどうして功を焦ったのかが分かった。　２作目「キャスバル0057」はシャアの誕生が描かれている。父であるジオン・ズム・ダイクンと母アストライアも登場します。まさか学生運動からあの戦争へと発展していったとは！驚きの構想力ですね。そして気高いデギンや精悍なギレン，ラウル，格好いいです。特に胸打たれたのが，幼い，けなげなクラウレ，こんな子供の時から修羅場をくぐっていたとは，そしてシャアやアルテイシアとこんなに深く繋がっていたとは，感動ものです。　３作目「アルテイシア0083」は一年戦争後の話です。ちょっとコミカルです。ジルとミリーがアルテイシアが管理するアストライア財団のもとで保護されているという話が出てきます。元になっている1stガンダムのエピソードは思い出が深く，暖かい結末に少しほっとした気持ちになりました。　４作目「アムロ0082」も一年戦争後の話です。これもちょっとコミカルでアムロがハヤトの誘いで出雲大社に遊びにくるという設定です。フラウもカツレツキッカも登場します。ゼータの前の話ですかね。アムロの変化が描かれます。　４作ともとても重要な場面が多く，ガンダムを理解するには必読です。久しぶりに興奮しました。

  2015年05月01日

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  ルーブル美術館展など

  ３月の末に「ワシントンナショナルギャラリー展」（三菱一号館美術館）を見に行った。こじんまりした個室に作品が数点というサロンのような展示法でとても居心地が良かった。帰りに「ピカソと20世紀美術（東京ステーションギャラリー）を観た。翌日，国立新美術館へ行き「ルーブル美術館展」と「マグリット展」を観た。とても充実した一日だった。

  2015年04月01日

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  ジョジョリオン 9

  【楽天ブックスならいつでも送料無料】ジョジョリオン 9 [ 荒木飛呂彦 ]　ジョジョリオン 9巻を読んだ。東方家の長男，常敏とカブトムシ対決をする理由がイマイチよく分かっていなかったが，今巻で納得した。クワガタそのものに特別なスタンド能力を付与している訳ではなく，あるものを操作しているスタンドというのがかっこいい。　このタイプは万能で敵にまわすと厄介だ。スタンドの姿はなんとも不気味だ。彼のひねくれた性格を反映しているのかな。　ジョジョはいわゆるディオ的な存在かもと想像しているが（そういう設定はいっさい出てこないので全くの私的意見），まだまだ謎が続きますね。常敏が「少し，心当たりがある」といった台詞が気になります。　広瀬康穂ちゃんは自分のスタンドとついにご対面となりますが，女性のスタンドだったのですね（性別があるかどうかは？ですがセクシー）。頼もしいスタンドですがこちらは芯の強い彼女の性格が良く出ていると思いました。旅行を妄想しているうちに身に付いた能力なのか，好きな人を守りたくて発動したのか。　それにしてもマップ検索から発展してその地点へ行けるようになるとは，このスタンドはかつて吉良を追いつめたのと同じバージョンアップタイプの超強力スタンドなのかもしれない。　で，最後の少年（少女？）は誰？？？　今後が楽しみです。

  2015年03月01日

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  超人ロック刻の子供達（3）

  【楽天ブックスならいつでも送料無料】超人ロック刻の子供達（3） [ 聖悠紀 ]　超人ロック刻の子供達（3巻）を読んだ。最終巻だ。屍衣のクロエというプロの傭兵（？）が魅力的なのだが，最終的に彼女を全員でサポートするかたちで物語が終わり後味が良かった。　最後にほとんどが大人に戻るがあまりのギャップに？？？。子供のときの方が魅力的だ。どう考えても「子供警察」にインスパイアされたと思うが，普遍的で面白いテーマだと思う。　いくつかの事象，つまり能力や武器の性能については詳細な説明がないので，多分この話はファンにしか解読できないと思う。新規なファンがつかないのでは？と心配になるが，我々オールドファンにとっては程よい謎解きができてちょうどよい難度だ。

  2015年02月25日

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  超人ロックラフラール（01）

  【楽天ブックスならいつでも送料無料】超人ロックラフラール（01） [ 聖悠紀 ]　超人ロックラフラール　1巻　を読んだ。新しいシリーズで，少年画報社から刊行されている。　懐かしい惑星，ラフノールのその後を描いた作品で，ラフノール住人の末裔をラフラールというらしい。ロックは冒頭で出てくるがもしかしたら映像なのかも？その後は回想シーンと肖像画だけという，いつものお決まりパターン。水戸黄門かい！　

  2015年02月24日

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  LIVE FOR THE NEXT　Superfly & レキシ（2014年11月28日）

  （昨年11月28日にZepp Sapporoで行われた　LIVE FOR THE NEXT　Superfly & レキシ　の感想。過去のactivityのブログ投稿もこの記事でようやく最後となる）。　Zepp Sapporoで独立系FM5社JFLの協賛によるLIVE FOR THE NEXTツアーが行われた。Superflyがメインで，5会場ごとに違うアーティストがカップリングする。　「レキシ」が誰なのか全く知らないまま当日を迎えた。丁度札幌で仕事があり終了後急いで駆けつけたが，整理券番号は800番台。しかし入場してみると中央の前から1/3位に位置取りできた。北海道の人って遠慮がちなのだろうか？いつ来ても不思議だ。　まず「レキシ」さん。てっきりレゲエかラップと思っていたら，コミックバンド？しゃべりが面白く，しかし楽曲が素晴らしい。レキシって歴史のこと？稲穂持っている人もいるしファンも多い。あとで調べると今日本で最もチケットがとれないって，この日の混雑は「レキシ」のせい？　この日のセットリストは下記の通り。　きらきら武士　狩りから稲作へ　大奥 ～ラビリンス～　年貢 for you　salt & stone　名曲ぞろいだ。すっかりファンになってしまった。狩りから稲作へってインパクト大。じょうもんどき　やよいどき　どっちがすき？歌詞が凄すぎる。このあと，アルバム4枚全部聴いて，すっかり虜になりました。いやー札幌に来て良かった。　次はメインのSuperfly。「出たくない」というくらい，「レキシ」ワールド炸裂。しかし，この雰囲気の中，ヴォーカリストの火が点いたのか，この日のライブは力強かった。いい意味で肩の力が抜けていて力強いので印象に残った。セットリストは下記の通り。　Alright!!　Wildflower　輝く月のように　Bi-Li-Li Emotion　Dancing On The Fire　タマシイレボリューション　愛をからだに吹き込んで　愛をこめて花束を　You You　Enc. マニフェスト　「愛をからだに吹き込んで」は，歌手としての可能性を広げるために他の人の楽曲（作詞： いしわたり淳治，作曲：Tomoya.S・越智志帆）に挑戦したと言っていた（作曲は半分彼女だが）。変わっていて志帆さんには書けない歌詞かもしれないが，それを新境地というのは違うと思う。彼女から出てきたものを昇華して行ってほしい。　You Youはこのライブのテーマ曲で書き下ろし。この日初めて聴いた。やわらかく温かい曲。　Encは大好きな「マニフェスト」。楽しく終われました。でもこの日の成功はレキシさんあってでしょうね。

  2015年02月22日

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  中島みゆき「夜会vol.18 橋の下のアルカディア」（赤坂ACTシアター）2014年11月23日

  （昨年11月23日赤坂ACTシアターで開催された中島みゆき「夜会vol.18 橋の下のアルカディア」の感想）　赤坂ACTシアターで行われた中島みゆき「夜会 vol. 18 橋の下のアルカディア」を観に行ってきた。当日，羽田から京急と地下鉄で赤坂駅に15時頃着いた。有り余るほど時間があり，アカサカサカスをウロウロしていた。ずいぶんと小洒落た「街」を作ったのだと感心するも，思った以上に小さいエリアに少々戸惑った。　さて，中島みゆきさんの「夜会」。初めてだ。想像とはちょっと違っていたけれど，こういうものなのか，と一度は観ておいて良かったと思う。席は左側だったが前から10列目で，みゆきさんの表情もよく見えた。ずいぶん凝ったセットでお金がかかっていそうだった。というかセットにお金をかけすぎていて何だか引いた。全体としてクラシックコンサートを聴いているような雰囲気。　肝心の内容は，橋にまつわる遠い過去から現在の物語。宿命の魂が同じことを何度も何度も繰り返し，という物語。一幕と二幕に分れていて間に休憩が20分入る。みゆきさんの小芝居がかわいらしかった。セットリストは下記の通り。〜一幕〜なぜか橋の下水晶球謎な女問題集いらない町失せ物探し恋なんていつでもできるいちど会ったらどうかしら大きな忘れ物猫なで声プリーズ川の音が聞こえる一族昔々あるところに捨て子選びすあまの約束男の仕事身体の中を流れる涙男の仕事みのむし（鬼の捨て子）私と一緒に猫籠人柱人間になりたい〜二幕〜問題集身体の中を流れる涙どうしてそんなに愛がほしいの雨天順延ペルシャ袋のネズミシャッター街恋なんていつでもできる雨天順延二雙の舟水晶球一族呑んだくれのラヴレター一夜草毎時200ミリいらない町呑んだくれのラヴレター猫にだけ見えるもの国捨てIndia Goose私と一緒にIndia Gooseなぜか橋の下

  2015年02月21日

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  西本智実×ロイヤルチェンバーオーケストラ（函館市民会館）2014年11月18日

  （昨年11月18日函館市民会館で開催された西本智実×ロイヤルチェンバーオーケストラの感想）　函館市民会館大ホールで開催された「西本智実×ロイヤルチェンバーオーケストラ」を聴きに行った。指揮者に惹かれて，だ。運良く，というか発売と同時に購入したので前から5列以内の席だった。大ホールで，こんなに舞台まで近いのは初めてかも。　演目は下記の通り。　チャイコフスキー　弦楽セレナード　ハ長調　作品48　モーツァルト　ヴァイオリン協奏曲第4番　ニ長調「シュトラスブルガー」K.218　モーツァルト　交響曲第40番　ト短調　K.550　西村さんはカッコいい黒のコートで手で指揮しておられた。語りかけるように表情もよく見えたが，もっと悲壮な交響曲の方が雰囲気にあっていたように思った。本日の演目はどれも穏やかで優しくシャープな手振りに気持ちが合わない。　最初の弦楽セレナードは平均的な出来映え（に思った）。調和という意味では優れているが，どうしても印象に残らない。そこがまさにロイヤルチェンバーたる所以なのかもしれないが。　ヴァイオリン協奏曲は奥村愛さんをソリストに迎えてだったが，うーん，普通。　最後の40番は非常に調和がとれていてなかなか良かった。これだけ全体が融和した40番は初めて聴いたかもしれない。ちょっと感動した。

  2015年02月20日

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  MANNISH BOYS 2014 TOUR (2014.10.23 サッポロファクトリーホール）

  （昨年10月23日，サッポロファクトリーホールで開催されたMANNISH BOYS 2014 TOURの感想）　サッポロファクトリーホールのMANNISH BOYS 2014 TOURに行ってきた。オールスタンディングで整理券番号は700番くらい。何故か中央の比較的前めの場所で見ることができた。女性が多く身長低めの私でも十分ステージが見えて良かった。　骨っぽいというかおっさんぽいというか同年代なので音が非常に馴染みやすい。心地よかった。中村達也のドラムは強くてカッコいいね。こんなドラムが叩けたらいいなあと思いながらきいていました。斎藤和義もいつものように下ネタに脱線しすぎることもなく（止められて）音楽に専念していて良かったです。　セットリストは下記の通り（ちょっと違うかもしれない）1.本を捨てるなら雨降りの日に2.GS7503.Go!Go!Cherry Boy!4.いとしのジェニー5.ボンクラゲ6.カーニヴァル7.天使とサボテン8.The time has come9.Oh Amy10.DIRTY BUNNY11.LOVE&LOVE12.I am Dandy13.CRAZY NURSE14.Mach Venus15.週末のファンファーレ16.MANNISH BOYSのテーマ-----アンコール-----17.Dark is easy18.SWEET LITTLE MOON CHILD19.ざまみふぁそらしど

  2015年02月19日

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  特別展「軍師勘兵衛」（2014年9月21日）

  （昨年9月21日に福岡市博物館で観た特別展「軍師勘兵衛」の感想）　福岡市博物館で開催中の特別展「軍師勘兵衛」を観に行った。この日が最終日。大変立派な建物で前庭も素晴らしい。私の父が姫路出身で官兵衛には思い入れも強いが，黒田長政を初代藩主とする九州「福岡」にも当然ながら如水の足跡が多く残されている。　お椀のような赤合子（白檀塗合子形兜），信長から下賜された国宝「圧切長谷部」が印象深い。そこに歴史上の人物が触れたかと思うと心が熱くなる。光姫に提出した家臣の誓紙（音声ガイドが中谷美紀さんだった）は大変力強く思いの深さが伝わる。書には精神がダイレクトに反映されるので感慨深いです。そして，母里太兵衛が福島正則から呑みとった名槍「日本号」，龍文様の刀身も螺鈿細工の束も非常に美しく素晴らしかったです。　その後常設展の金印を見ました。ピカピカなのですね。学芸員に聞いたのですが特に磨いたりしていないとのことでした。　翌日は太宰府天満宮に行き，ご祈祷をお願いしたあと，宝物殿と菅公博物館を見ました。九州国立博物館が定休日で残念でした。外観だけ見に行きましたが圧巻ですね。国立新美並みの凄さでした。次回是非行きたいと思いました。

  2015年02月18日

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