日曜劇場「JIN-仁」 最終話 感想
注:原作との比較ネタバレあり 先日ついに最終回を迎えたJIN。あの結末を皆はどう思ったのだろう?特に原作ファンは? ~北部九州(福岡)の視聴率の推移~第1話・・20.7% 第2話・・18.2% 第3話・・18.8% 第4話・・20.0%第5話・・18.4% 第6話・・15.9% 第7話・・16.9% 第8話・・ベスト20圏外第9話・・ベスト20圏外 第10話・・17.8% 最終話・・・・・?最終話の視聴率は、明日木曜の新聞紙面で確認できるが、ドキドキだ。明らかに、関東関西その他地方局と比べ、北部九州の視聴率が低いことがハッキリしている為、20%超えたかどうかさえ不安。(裏のマルモとほとんど視聴率が変わらないなんて・・) 原作とは全く違う結末となったJIN。咲との幸せだけを願って観ていた自分としては、もっと原作に寄れなかったのかと残念でならない。こういう結末もアリだと思うし、歴史の修正力、修復力と言った観点から、パラレルワールドでしか解決できない同時系列における同一人物の歴史的存在などま、SF的法則に則って考えればそうなるのだろうが・・・歴史に引き裂かれる二人の想い・・・まさに言葉通りの確かに物悲しい余韻を強く心に残す結末・・脚本は素晴らしかったと思う。 しかし自分は、咲と仁の二人の哀しい別れより、共に歩む道を望んだ。ハッピーエンドで何が悪い?原作のハッピーな“二人の仁”!ハッピーな咲!で何がいけない?ま、ドラマの仁にも野風の子孫とのこの先のハッピーを予感させるものはあるのだが。 原作の結末を簡単に。 原作では物語の始まりとなった病院のあの時点に戻った仁が再び6年前の自分と共に階段から転落、抗生物質を持って無事江戸時代に戻る。ここで、JINの江戸時代の物語は終わる。その後は6年前の時点に戻った現代の仁の物語になる。階段から落ちてOPを受け、目が覚めたという自分。これまでの事は長い夢?仁友堂も咲も全て存在しないのか?と叫ぶ仁に“南方先生、ここが仁友堂ですよ”と・・・そう、ココは咲とその夫となった“橘仁”が創立者だったのだ。その子孫は存在しないが(いればややこしくなるがなww)咲が助かったことに喜ぶ仁。自分は少しは歴史を変えた?ま、原作ではパラレルワールドの説明はない。TVのそれって興ざめじゃない?時空が違っても・・・程度の説明でいいと思うのだ。この仁も良性腫瘍は除去されたが、心には龍馬の存在が。龍馬の魂は仁の体を船として存在し今も仁の心に呼び掛ける。“これからも共にある”と。そして、海外からやって来た野風の子孫である女性との出会い・・・ ドラマでは、自分の記憶もいずれ歴史の狭間に消えて行く・・という諦めにも似た寂しさ。どうしようもない孤独感。ただ救いは“記憶は消えても俺らはここに居るという龍馬の魂の声”ドラマのように顔も名前もわからなくなった(ただ好きだったという記憶だけ)人を思って結婚もせず一人一生を過ごした咲と、その残された年老いた写真を見るのと、原作のように年老いてからも二人手を取って歩んで来た道を振り返れるのと・・当然、温かさが溢れる原作推奨!良し悪しじゃなく好みの問題だと思うが、自分は是非、原作に寄って欲しかった!咲さんだけが女の幸せを掴めずに仕事一筋で老後を迎えるなんて・・観たくなかった。残酷すぎる。好きだった気持ちしか記憶に残ってないなんて、それさえも薄れゆくなんて。歴史の修正力は容赦しないってオチ?は要らん。ドラマスタッフ、もう一つのめでたしめでたしバージョンも製作すべし!! 記憶は歴史の狭間に消えゆく・・・ 共に手を取り合って・・・ どっちがいい? 最後に一言 ドラマ版仁先生、“橘未来さん”と上手くいくよう祈ってる!スタッフ皆さま、素敵なドラマをありがとう。 ← もちろんドラマも ○○先生の書き出しで始まる手紙のとこから涙涙涙でしたよ この記事のトラックバック送信URLです。http://trb.ameba.jp/servlet/TBInterface/hamuteikoku/10938242166/bac26ef5送信先は【電脳ハムスターの異次元ルーム】(ミラーサイト)で、TBはこちらに反映されますTBはお手数ですが上記にお願い致しますm(_ _)m