食の旅・神戸訪問3.
パンを抱えて、ゆっくりと元町をホテル方向に戻るすがら、目は洋品店のバッグを検索。神戸でバッグを購入できたらいいなと。去年発病してしまった「オペラ座の怪人」狂・ファントムマニアで大津・京都まで足を運ぶために18きっぷを購入、それで今回の旅が実現したためか、神戸でもファントム役者の瞳の色、ジェリー・ブルーがやたらと目に入ります。それでも、自分の理性と夫の意見は冷静に「その水色はどうかな?」。いつも持っているのはSAZABYのダークブルーのデニムバッグ。すぐに荷物が多くなる上に、どこにでも置いてしまう癖があるので持ち手も底も丈夫に濃い目の色で作られた愛用のものよりも優れたものを探すのはかなりの難関。淡いブルーのバッグはラフな持ち主にはいまひとつかもしれません。【2006年 春夏新作 プラダデニムトートバック】二軒ほどチェックしたカバン専門店をスルーして、ようやく宿へ。我が家の宿選びの条件は「露天風呂があること」なのですが、今回は「食の街神戸を愉しむ旅」と決めてあるので、いつも利用するサイトで、最も便利でリーズナブルで、クチコミ情報でも好評なホテルを選択。お部屋は二人用としては限りなくミニマムでしたが、新しくて綺麗。ティファールケトルがあったのも嬉しく、すぐにお茶を淹れてくつろぎました。午後五時になったので、その日の夕食の予約電話をします。こちらもいつも利用するサイトでいくつか目星をつけてあったお店のひとつ。☆1黒毛和牛のランクにA4、A5というものがあるらしいのですが、そのかなり美味しいお肉を食べさせてくれるのだそうです。雨のそぼ降る中、ルーフつきの道を選びつつ歩いて10分ほどで到着。ソフトなジャズの流れる、とても雰囲気のよいところ。若い店主さんは感じよく、カウンター席のみの店内にはまだ早い時間ながら、すでにお客さんが一組。お料理の前に夫はいつも自宅でも飲んでいるもの、私はカシスオレンジのカクテル、それと和牛のお造りを注文。職場の皆さまと食事に行っても、車通勤のためいつもウーロン茶を頼んでいる夫は心配なく外で飲めるのが嬉しいようです。コースは サラダ(提携している八百屋さんのお野菜)ほほ肉のグリル(一頭から取れるのは1,2キロ)ブリスケ(霜降りのついた肩バラ)、ももステーキ(お刺身もOKの赤身)、ロースステーキ(A5のロース)自家製ソースのやきそばゆずソルベ少しずつ、いろいろな種類のお肉を愉める趣向。すべてタイミングよく調理され、美味しくいただきました。外に出ると、まだ雨が降っています。南京町は午後八時ごろ、お店が閉まると聞き、まだ間があると思って帰り道に選びましたが、すでにかなりのお店が閉店状態。飲茶などを店頭販売しているお店が、いくつか人待ち顔に開いていました。南京町広場の豚まん屋さんは、完売したのかお店の清掃中でしたので、すぐ隣のお店のものを購入。「まだ食べられるのかしら?」と自分たちの胃袋をいぶかしがりながらも、「次は中華チマキかな☆」冷たい雨なので、大きな蒸篭がさらに湯気をたてて誘うのです☆店頭の女性、雨中の客を喜んで唐揚げ串のおまけまで下さいました。それも収まってしまう不思議な体。南京町広場の屋根つき椅子に座っていただきます。「食の旅」とはいえ、なんとまあ。人の欲とは限りなきものでございます☆続きは明日に。☆1 神戸ぐりる工房さん「欧州鉄道の旅」 楽天トラベル