[旅]の記事一覧 | 書之時　　華文字

バルセロナ

つかの間のバケーションを過ごしてきました。以前に行ったマドリッドが面白かったので、今回もスペインと相成りました。バルセロナ料理に期待で胸膨らませ、腹躍らせて？到着したその日、、、あれよりこちら、、、こちらよりあそこ、と、吟味しているうちに疲れてきた私達、、「ええぃ！こうなったらどこでも良いわい！」と、入ったレストランが、、、よりによってピザ屋、、、夫が注文して出てきたのが、、コロッケ、一個、、、、「夫よ！スペインに来てコロッケが食べたかったんかい！」私はタコのオリーブ炒め、、←これもちょっと想像したものと、、違う、、旅の一日目はこんなんでええの？まぁ、、ええでしょ、、タパス次の日からは、カタルーニャ料理舌鼓を打ち、サグラダ・ファミリアカサ・ミラカサ・バトリョガウディ建造物に目を瞠り、ミロ、ピカソ、ダリなどの美術館巡りに脳内ドーパミンを炸裂させては、オープンマーケットを楽しみ、ボサノバを愉しませてくれたお兄ちゃんや美しい声でオペラを披露してくれた歌姫歌婦人が心を和ましてくれバルセロナ中心街、ゴシック地区のパフォーマンス等も楽しみ、行くところ、出遭うところが全て興味シンシンな私達は、一日軽く10キロは歩き続け街中を堪能致しました。お陰で、足が棒のようになりましたゼイ！日常から少し場面を変えてみる、、そしてまた日常に戻る、、その効果をつくづく感じた今回のバケーションでした。よって、、本日の書、スペイン・・・・・アタイに、、イベリコ豚のハムを、、お土産に、、くれるはず、、だったでふ、、グスン、、へへへ、、全部、食べちゃった、、、

ご無沙汰、、、

SPLIT（クロアチア）に、行って来ました。ユネスコの世界遺産、ディオクレティアヌス宮殿があり、、、アドリア海を臨む、、、スプリトの歴史的建造物群の文化遺産を堪能してきました。歴史を感じ、その歴史の深さに、、私は、身をゆだねる、、と、いうことは無く！！ふらふらと、買い物袋を振り回して街を探索していました、、、で！大好きなオープンマーケットに突撃、、、「ほら、これは美味しいよ～」とばかりに、店頭にあるものをくれたり、と、この街で、触れ合う人たちは、渋い面持ちをされていましたが、皆、温かく親切でした。　元気で働く女性達。魚市場では、朝引き揚げられた新鮮なイワシが1キロ、約　280円、マグロが１キロ、約　1100円くらいで売られていました。街の中では、体重をはかる人や、大道芸人達がいて、探索に飽きる事はありません。中には、親子犬だけで、お小遣いを稼いでるおっさんも、、おりました、、最初の日から帰るまで、毎日、買い物袋を振り回していた私でしたが、髪飾りを一個買っただけで充分な、何だか懐かしいようなホンワカとした優しさが、いつまでも心に残る、SPLIT（クロアチア）でした。歴史的建造物の中から「ふと、」見上げると、、その空もまた、美しいもので、●十肩の痛みも忘れて、思わず、筆を持ちたい思いに駆られてしまいました、、、、また、ブログ復活です、、皆さん宜しくお願い致します。

ザグレブ話・人情編

旅行中、「セント・マーチンday」のパレードに出遭いました。ワイン初物を祝う日です。（フランスで言うところの、ボージョレーみたいなもの）このパレードを見物していると、隣のおっちゃんから自分のワインの飲みさしを「飲むか？」というしぐさで、私にすすめてくれました。おっちゃん、、、ありがと、、、クロアチアワインに乾杯！！近くで、栗を売っていました。今日の佳き日に、、浮かない顔です、、私「よく売れますか？」おばちゃん「さっぱり、、うれないよ、、昨日は、売れたけどね、、」というような意味か？そう言って、栗一個をくれました、、、おばちゃん、、栗、、あったかいよ、、ありがとね、、、ザグレブの中心街には大きな青空マーケットや、市場があります。見ているだけでも飽きません。野菜、果物など豊富でお安い値段で、手作り物は（蜂蜜、香料）なかなか、売れ行きが盛り上がらないようでした、、、そのうち、、売れますって、、、、魚売り場、、全部新鮮でした、、マグロのトロの部分は、放ったらかしでした、、、魚の処理の仕方、、私が「指導」してあげようかしらん、、、トンカチと出刃包丁で捌かれていたアンコウ。アンコウの内臓（肝も）は全てその場で捨てていました、、、、おばちゃん、、もったいないやん、、、屋内マーケットも広いです。手作り「酢漬け」売り場で、おばちゃんに「ほら、、たべてごらん、」とすすめられ、、いただきました、、、ちょっぴり酸っぱくて、、おばちゃんの温かさと苦労を、、感じたよ、、、絵の路上売りです。おっちゃん「この絵、、いいだろう」私　　　　「ううん、、こっちの方が好きやねん、、」おっちゃん「このタッチはシャープだろう」私　　　　「そうでっしゃろか、、」と、ここでじっくり、絵を吟味、、、ああでもない、こうでもない、と言いながら、おっちゃん「ほら！遠めに見たら、、こりゃぁ最高だよ！」私　　　　「あ！歪んでますやん、、こりゃぁ変ですよ！」おっちゃん「、、、、、明日も、、来てや、、他のも、置いておくし、、」私　　　　「置いとかんでもええし～～～ほな～バイバァ～～イ、ありがとぉ～」そうそう私には今回、お目当ての「絵」があったのです。では、、次回、街観光とお目当てのナイーブ絵画の話で完結です。華しゃん、、、ただ食い、、ばかりでふ、、

ザグレブ話・その１

丘の上より眺めた、ザグレブの中心街。気温は9度。今回のクロアチア（ザグレブ行き）には、夫の仕事ではありましたが、私も一緒に招待を受け、同行となったものです。オランダから約二時間弱でザグレブ到着。迎えの人が来てくれており、そのまま「文部科学スポーツ省」省庁に向う事になりました。夫はその事を知っていたのか知らなかったのか、、、まぁ、、今更、問い詰めても仕方がない、、ともかくそれを聞いた私は、車の中で髪のセットとお化粧を、、（困った、、、そんなに代わり映えが、、しない、、、）で、到着。もう、、皆様お揃いでした、、、、大臣が自ら出迎えてくださり、穏やかな方でした。プリモラッツァ大臣。そして、話し合いは無事終了。早速、街へと繰り出したのですが、、面白い光景に出遭いました。これは、人込みの中でも、動かずに飼い主を待つ、という「犬の訓練」の場面でした。誰か、、夫に、この訓練をしてくれないものかなぁ～～～何度か来た事のあるザグレブですが、今回は6年ぶりという事もあり、以前に比べると、街中に溢れる活気というものを感じました。次回は、そんな街の様子などを書いてみたいと思います。華しゃん、、、アタイに、、「待て、、」の訓練は、、、不必要でふ、、　　　人生は見失わないが、←ほんまか！、、夫をすぐに見失う私に、鉄槌のクリックを、、、

ドン・キホーテ

ドン・キホーテ・デ・ラマンチャとサンチョ・パンサ。スペイン広場　　Plaza de Espanaトレド駅・駅構内旅日記、3連載。本日にて完結です。（長々と、、すみませんです、、）旅、第三の目的、ドン・キホーテに会いたい、、、かつて昔、、私達がオランダ移住を決めた時、ある先輩から「ドン・キホーテみたいな事を言って！」と言われました。今も心に響く言葉です、、、ドンちゃんに、会えました、、、ドン・キホーテ。騎士道物語を読み過ぎて妄想に陥入り、みずからを伝説の騎士と思い込み、痩せこけた馬のロシナンテにまたがり、従者サンチョ・パンサを引きつれ遍歴の旅に出かける物語である。妄想の男、、夫か、、、じゃぁ！サンチョは、、私かぃ！！サンチョ・パンサ「パンサ」は「太鼓腹」の意。もとはドン・キホーテの近所に住んでいた農夫だったが、「将来島を手に入れたあかつきには統治を任せる」というドン・キホーテの約束に釣られ、彼の従士として旅に同行する。性格はいたって平和的・呑気な正直者で人に騙されやすい。奇行を繰り返すドン・キホーテに何度も忠告をするが、大抵は聞き入れられず、主人とともにひどい災難に見舞われる場合がほとんどである。　　　（Wikipediaより）ピッタシカンカンではないですか！！先輩！ご明察でした、、、感慨深く、、今は亡きその先輩を偲びドン・キホーテとサンチョを眺めていました。トレドの街さ！旅の目的、これにて完了。この日結婚うん十ウン年記念と言う事で、トレドで指輪を買ってもらうことになりました。夫「気に入ったもの、どれでもいいですよ。金に糸目はつけませんから」と、、おおぉぉ！！太っ腹！　旅がアナタを変えたのかしらん、、はぐれた事、許しちゃう、、、物欲しそうに、、貴金属を眺めている私、、、で、店内に入って売り子のお姉さんと一緒に探しました。値段など、気にしない買い物なんて、、、おぉっほほほ！値札など付いていない指輪を、、手にするなんて、、、おぉ～～っほほほ！最高でしたわ！！いろいろ見て、特に売り子さんが「これがいいわ！」と奨めてくれ、私も料理をするたびに、はずしたりしなくてもいい指輪がほしかったので、←料理しないくせに、、、そのシンプルなデザインに決めました。レジに行って、さぁ会計です。「８ユーロですよ、、」とニコニコ顔のお姉さん、、、へ？　？今！なんて！？　「８ユーロですよ」、、　1300円、、ちゃらら～ん、８ユーロ！、、８ユーロ！、、８ユーロ！、８ユーロ！、８ユーロ！、わ、、わ、私って、、、ガクッ、、＿○ーＬ、、、、、アランフェス協奏曲が頭のなかを、巡りました、、、どこまでも、安上がりな、、私、、お姉さん、、私って、、そんなにビンボー丸出しでしたか、、、（スペイン語が話せるのなら、、そうお尋ねしたいところでした、、、）私って、、味噌もくそも、見分けのつかない日々を、過ごしているのね、、、、、夫のクレジットカードを使う事もなく、、ポケットで泳いでいた小銭を、、出しました、、一緒にながい時間付き合ってくれたお姉ちゃんに、2ユーロのチップもつけて、、、夫、、ニコニコしとりました、、「いいのを買ったね、よく似合っているよ、、、」って、、こんな、女に、、誰がした～帰り道々、、木々に覆われた穏やかな小道があり、、夫が、ふと、、「手を繋いで歩こうか、、」と振向いて言いました。一瞬の間がありましたが、二人で声を揃えて言いました、、「暑いから、やめとこ」　息ピッタリな私達、、、目的も達成し、、、己を知る、、良い、、旅となりました。三話、お付き合い有難うございました。　ちゃららぁ～～ん、、、、華しゃん、、トレドの指輪、アタイの耳に、どうでふか、、

アランフェス宮殿

アランフェス宮殿。アランフェスは、スペイン王家の保養地として利用されました。今回の第二目的、アランフェスに行きたかったのは、グラナダにあるアルハンブラ宮殿と、アランフェス宮殿の違いを知りたかったのと、アランフェス協奏曲に惹かれて、、、、と言うのがその理由です。駅前広場を出た道。で、夫とは、一度しか、はぐれず、、、無事、、アランフェスに到着です、、バンザイ！宮殿の回廊宮内にある「アラブの間」は、アルハンブラ宮殿の「二姉妹の間」を真似て装飾が施されています。宮殿の側を流れるタホ川名曲「アランフェス協奏曲」そのメロディーのモチーフとなったイメージが、アランフェスの美しい離宮と庭園です。アランフェスからマドリッド・アトーチャ駅近く迄こんな風景が続いています、、、荒涼たる大地です、、、、夫と私の、、心模様か、、　　では、、お時間、都合のつく方は、その名曲にクリック！どうぞ。アルハンブラの想い出を、アルハンブラ宮殿の映像で、アランフェス協奏曲は、盲目の作曲家、ホアキン・ロドリーゴが、スペイン内戦の最中内戦に傷ついた人々の心を癒そうとして生まれたメロディーです。まさに曲にあった、期待を裏切らない素晴らしい空間でした。

ゲルニカ

マドリッド中心街・Gran Via通り。スペインからポルトガルに行く予定が、、、と言う事で、（どういう事や？！）ショートな旅でした、、、地下鉄に乗ってホテルに向おうとしたら、夫と、、はぐれてしまいました、、、まぁ、、いいでしょう、、行き先は、分かっているのですから、、、で、めでたくGran Via通り沿いにあるホテルで、夫と合流。早速、一番観たかった、パブロ・ピカソ『ゲルニア』が所蔵されている、国立ソフィア王妃芸術センターに向いました。そのセンターがある、アトーチャ駅に降りた私。一つ隣の車両に乗り込んでいた夫、、、降りて来ません、、、まぁまぁ、、いいでしょう、、、行き先は、同じなのですから、、、しかし、国立ソフィア王妃芸術センター前で、待てど暮らせど、、夫は来ません、、私、片手に回数券のみで、１セントの持ち合わせもなく、仕方がないので広場にいる鳩と、遊んでおりました、、、ほいっと、何気に上を見上げると、、ガラス張りのエレベーターに夫の姿が、、、夫も気付いたようで、ニコニコして、、やって来ました、、一つ先の駅で降りて、反対の入り口から入場したようで、随分歩いたそうな、、、私、、気を取り直して、、、←（怒りのマグマ、、、沸騰気配、、）待望の『ゲルニカ』と対面！！！深い感銘を、、、受けました、、、、『ゲルニカ』完成までの経緯も写真に何枚も収められ展示されておりました。私がこんなにゲルニカに惹かれるのは、一つは白、黒、グレー、のモノトーン調で作成されている事と、もう一つの理由として、ピカソは当時、パリに在住していたのですが、祖国スペイン内戦（ゲルニカがドイツ空軍の無差別爆撃によって破壊、爆撃は当時のスペインの独裁者フランコの要請）に、「（こんな時代に）他人に無関心でいられようか。」と抗議し、創り生み出された作品だと言う事だからです。現実を反映しない芸術など、どれほどの価値があるというのでしょうか。『ゲルニカ』、、、なかなか、その場を、立ち去る事が出来ませんでした、、、次回は、アランフェス宮殿編へと続きます、、、、乞うご期待、、してね！華しゃん、、、アタイの事、お忘れでは、、ないでふか、、？