仕事と難病
10年間同じ写真だった社員証(!)を更新することになりまして。こう「病気になる前の自分」が次々に上書き保存されていく事に少々センチメンタルな気分になっています。実はこの6年間、職場の人に病気について話す事を避けてきました。信用できる人事担当者数名くらいを除いて。「通院どうだったの?」と聞かれても「いやぁ、今日は患者さん多かったですよ」みたいに。なんか、イヤだったんです。心が弱ったときに病気の事を話したくなる自分が。その「カード」に寄り掛かっているようで。40代を間近に控え、同期が次々に管理職になり後輩が新規事業に羽ばたいていく。私は本当に飛べないんだろうか。病気を言い訳にうずくまっているだけなんじゃないだろうか。残り時間を知らされているのは、足枷なんかじゃない。それを強みに変える術は自分の中からしか生まれない。何かしたい、何かしたい!何かを為したい!!そんな風に意固地になっている時は、きっと疲れがたまっているんでしょうね。リラックス、リラックス。風にのって薫るキンモクセイを楽しみながら、美味しい紅茶でも飲もう。