韓国演歌はいいなー!
「韓国語学習のために歌を覚えよう」という内容で日記を書いたついでに歌について一言。当然ご存知と思いますが、韓国にも「演歌」(トゥロート)があります。あまり詳しくはないのですが、以前にNHKで、日本の演歌のルーツは韓国の「トゥロート」であるという放送を見たことがあります。かの有名な古賀政男先生が韓国の訪問した際、韓国の「トゥロート」と出会い、そして日本に広めたとか。でも大正10年から日本の演歌が始まったという方もいらっしゃるので、真実かどうかは分かりかねます。韓国の「演歌」(トゥロート)のルーツは、「パンソリ」であるといわれています。パンソリとは、18世紀初頭に全羅道を中心に発達した、歌い手と太鼓の叩き手ひとりずつがペアになって共演する語り節の伝統音楽、いわば語りのオペラです。 パンソリには、食べ物と同じ様に、甘味・苦味・酸味・辛味・渋味の5種類の基本的な味(五味)があるとされ、五味をきちんと駆使できる事が基本とされています。 また、パンソリの音色は大きく3つに分けられ、西便制、中便制、東便制があります。 それぞれ女性的、中性的、男性的な音色とされています。 パンソリでは韓国人の独特の精神の世界である「恨」(ハン)はもっとも大切な感情とされます。 パンソリにおける恨とは、第三者に対する「うらみ」だけではなく、自分自身が果たせなかった無念感や自責の念としての恨もあります。 実は韓国の映画で初めて感動したのが「西便制」という映画でした。それと私の大好きは演歌歌手「ヒョンチョル」さんについて一言。 ◆おそらく韓国演歌界最大の大御所のひとり。多分ヒョン・チョルこそは真に偉大な男性演歌歌手と言える唯一の人。日本で言えば、北島三郎と五木ひろしと森伸一を合わせたような人。と表現すればよいでしょうか。以前韓国の人に日本で有名になった「ナフナ氏」と「ヒョン・チョル氏」とどちらが上かと聞いたら、比較にもならないと怒られてしまった程、「ヒョン・チョル」は韓国演歌界では絶対的な存在だそうです。