|
|
|
2008/04/05
カテゴリ：猟 その他
形見の猟用刀 これは１０年前に先輩ハンタ－が亡くなり、その後そのご家族から じいちゃん と 父さん が使っていた物だが使って欲しいと言われ、 驚いたが、有り難く大事に使わせてもらいますと戴いた。
このじいちゃんと言う人は
我が町には昔、羆嵐（くまあらし）と言われる猛吹雪が吹き荒れた事があります。 １９１５年１２月（大正４年）奥地へ開拓に入った人たちが、冬眠の穴入りが遅れた羆 に襲われ、７名が殺され食われ、３名が重傷を負わされるという大惨事が起こった所で あります。 大正４年１２月１４日その巨羆は撃ち止められ（その場所には「打止橋」と言う名の橋が今 もある）その日の午後から２日間、北海道北西部海岸一帯に、風速５０ｍとも言われる 大暴風雪が吹き荒れた事もあり・・・・・・
この時はまだ子供で、撃ち止められたクマを棒で打ちながら、大きくなったらみんなの仇 を取ってやると思ったそうです。
その後に鉄砲を持ってからは羆一筋、猟を止めるまでに１０２頭の羆を仕留め、 犠牲になった人たちの慰霊碑を自費で建てられたクマ撃ち名人です。
その息子さんも羆撃ちに掛けては超一流で、私もこのお二人に付いて羆撃ちを教わった ものです。
色々と語り尽くせないほどの事を教わりましたが、 これからは、機会を見つけて紹介して行こうと思います。
親子二代で使い込まれた猟用刀を戴いた私は猟師冥利に尽きますね。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
[猟 その他] カテゴリの最新記事
|
